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2011年08月17日

『和文英訳の修業』

「受験英語は役に立たない」という声をときどき耳にします。
そんなこと、絶対にありません!!

受験英語の基礎があればこそ、国際社会で対等に渡り合える英語を身につけられる
のです。そうでなければ一生ブロークン! 正式な場で相手にされないでしょう。

仕事で役立つ英語とは、買物英語ではありません。
仕事の種類にもよりますが、論文が書ける、ビジネスレターが書ける、
交渉が出来る、討論が出来る、発表が出来る、・・・・・ そういうことです。

その基礎は受験英語で学べます。
受験英語を受験のためだけで終わらせず、一歩進んで将来にも通用する方法で
勉強するのはいかがでしょうか?

和文英訳の修業新・基本英文700選
















昔、私が使った本に、佐々木高政先生の『和文英訳の修業』があります。

今、同書の奥付を見ると、初版は昭和27年で、今なお売られているのですから、
知る人ぞ知る英作文学習のための名著、バイブルといった存在ですね。

この本との出会いのエピソードを少々・・・。
同時通訳者、種田輝豊氏という方がいました。
同氏が『二十カ国語ペラペラ』(絶版)の中で、上記の本を絶賛していました。

北海道の地の果てで育ち、一度も日本を出ることなく英語を修得した後、
20カ国語を身に付けた同氏の英語勉強法はこうでした。

『和文英訳の修業』の文章を完璧にする。
その完璧さとは、日本語を見たら瞬時に英語が口をついて出てくるレベルです。

ゆっくり考えて、やっと出てくるのではダメ〜!!

そうすると、縦横無尽な英作文力と、高度な会話の構文力が身につくらしい。

本当かいな? 衝撃を受けた私はさっそく真似してみました。
もとより暗記が大の苦手、大嫌いなので、いちばん楽な音読法でやりました。

騙されたと思って3分の1もやるうちに、英文がすらすら出てくるようになり、
同時に、英語を話すための骨格も出来上がっていました。

英文科卒でもないのに、2ヶ月の短期決戦で英検1級に一発で合格できたのも、
この本で培ったゆるぎない英作文の基礎があったからです。

ただし少々古めかしく、くそ真面目な本です。
でも、確固たる英作文力を磨くのに、古いも新しいもないでしょう。
大事なことの根幹は、今も昔もさほど変わっていないはずです。

地味なのが苦手な人には、駿台文庫の『新・基本英文700選』などもお薦めです。
私の子供が使った本ですが、やはり、瞬時に言えるまで音読するのが良いです。

ただし、収録された文章は書名の通り700と、ガクンと減ります。
でも、まあ、700も覚えれば、大学入試には足りるのでしょうが ・・・。
その先まで見越して末永く使うなら、『和文英訳の修業』がベストでしょう。

いずれの本を使うにせよ、骨格さえ出来たなら、あとは、多読と音読の併用で、
単語とイディオムを増やせば英語力はひとりでについてくるはずです。

な〜んちゃって、えらそうなことを書いている本人は、
すっかり英語から離れています。模試で問題を解くときに英文に触れるだけ!

出来ることなら、『和文英訳の修業』を何十年ぶりにやりたいのですが、

今は数学を何とかすることで精一杯なので〜


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Posted by MIKO at Comments(8)

2010年02月18日

東大英語4と5を他言語で解く

これは、今年受験の方にはちょっと間に合わないお話です。
来年か再来年受験予定の方には、もしかしたら役立つかもしれません。

東大の赤本を一度でも見た人なら気がついたかもしれませんが、
英語の大問の4番と5番は、他の外国語に振り替えて解くことができます。

今のところ、中国語、韓国朝鮮語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、
ロシア語による選択問題が与えられています。

お手元に赤本があれば、英語のすぐ後ろを見てみてください。

これは、日本中で東大だけが行っているきわめて特殊な試験方法です。
旧制高校時代の名残だそうですが、確かなことは知りません。

この試験方法の何が特殊かと言うと、それは他の言語で受験する旨を
出願時に申請しなければならない、多くの大学でも行われている方法とは別に、
事前の申請なしで、受験会場で問題を見てから選択できるという点です。

但し、4番と5番だけです!! 早とちりしませんように!
1番、2番、3番(リスニング)は、すべて英語です。

要点をまとめます。
1. 出願時での申込みは不要
2. 大問の1、2 、3 は、英語で解くこと
3. 大問の4、5 のみ、問題を開いてから、英語と他の外国語を見比べて
  解きやすい方 (点の取りやすい方) を解いてもよい
4. 他の外国語は、分量が英語と比べて圧倒的に少ない
5. 他の外国語は、難易度が英語と比べて低い
6. 高校時代に第二外国語を少しかじった人には朗報
7. 時間が節約できるので、その分、1番と2番に時間をかけられる

参考までに、2004年度のロシア語の問題をアップします。

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部分和訳と、ロシア語作文。
大問の4と5で、赤本1ページ、これですべてです。

ちなみに、英語の4と5は、赤本6~7ページ分です。

この差って、何なんでしょう?!
これは、
「高校時代には、英語だけでなく一つくらいは第二外国語を勉強する
余裕を持ちなさい。そうした人にはボーナスをあげますよ。」という
東大からのメッセージのようです。

興味のある方は、選択問題の傾向や難易度をご自身でお確かめください。

ドイツ語に限って言えば、接続法Ⅱが出題された年もあるものの、
8~10年前に比べると年々易しくなってきています。レベルは独検3級と2級の間
くらいでしょうか。一見すごく簡単に見えますが、ちょっとしたミスを犯し易い問題も
混じっているので、油断は出来ませんが。

うちの子供は、浪人の9月と10月の2ヶ月間、まったくの初心者として、
ABCからドイツ語をやり、本番直前に問題演習をして、4と5をドイツ語で解きました。

得点開示の結果、英語の1、2、3番と合わせて、84/120、ちょうど7割でした。

赤本には選択問題の解答が載っていないので、母自ら採点し、演習問題も
手作りしました。

結局は東大に落ちたのに、今さら言うのも何ですが、二次で7割も取れれば、
外国語に関しては十分合格点です。

試験の最中に、大問3番のリスニングで中断されるという独特の試験のために、
1番と2番、そして4番と5番の時間配分や、解く順序で悩んでいる受験生は
多いと思います。

大意要約は丁寧にやって完璧を期したいし、パラグラフ整序に焦りは禁物。
英作文も独特の条件英作文で何が出てくるかわからない。
そして、あの聞き取りにくいリスニングと、4番、5番の長文。

東大の英語は問題自体はそれほど難しくないのですが、分量が多いので
時間配分がきわめて重要なポイントです。

そこで、4番と5番を他の言語に振り替えて時間を稼ぐこの方法は、
一考の価値があるのではないでしょうか。  
Posted by MIKO at Comments(8)