全国通訳案内士、旅程管理主任者。
ドイツ語・英語のガイド国家資格と英検1級・独検1級を所有。

バイオリン&教育ママ人生の思い出と生涯学習による終活日記。

お能、長唄三味線、バイオリン、ピアノ、河川水路・史跡巡り、ウォーキング、ハイキングなどを楽しみたい♪

2012年06月15日

テクニカル・ビジットの巻

今週は工作機械メーカーのツアーに就いています。

工場もショールームも緑豊かな立地にあり、
自然環境に配慮した設備には、毎度、感動させられます。

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機械を購入して工場を営んでいるお客様のための招待旅行です。

お客様の国籍は、ポーランド、チェコ、中国。
加えて、ヨーロッパ現地法人の社員と現地のディーラーが一緒に来日しています。

会社訪問では、会社紹介、代表的モデルの紹介、ショールーム見学、
デモ実演、実際の工場見学、会食などが予定として組まれています。

ascpresen


















見学の途中には、心安らぐ空間が随所に用意されていて、
その気配りのきいた設計コンセプトには感動するほかありません。

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パティオ

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ショールームの一角で。
人間では扱いにくい大型の材料を加工するロボットです。

robot


















ツアーの合間に行う観光案内はもちろんのこと、
接待も重要な仕事のひとつであり、昼と夜の会食には毎日同席します。

こちらは2日目のディナー。
前日に引き続き、この日も創作料理のコース料理でした。
きりがないので、特に感動したものの中から一部だけ写真を載せます。

和牛(ローストビーフ)にぎり。
これがスゴイ。とろける感じ。言葉で表せません。

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冷製の人参スープ。

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オーストラリア産の牛ひれステーキ。
これがまた柔らかくて最高!

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宿泊は、この工作機械メーカーの敷地内にある独自の宿泊施設です。
いつも、広くてゆったりとした、眺望に恵まれたツインの部屋をいただきます☆

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中でも、ライティングデスクは感動そのものです!
ホテル住まいで、かかる広いデスクに恵まれるのは、稀なことなのです。

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夜は宿泊施設の中にある広いカラオケバーで、深夜まで過ごしました。
私は歌えないので、一曲だけにとどめ、もっぱら聞く側に回りました。

国内外から毎日のように代理店や顧客の見学、商談、研修、宿泊があるので、
カラオケには世界中の歌が揃っています。
でも、やっぱり一番人気があって、たくさん歌われたのはビートルズかな?


翌朝は、緑のお庭が見える明るい席で、バイキング朝食。
相変わらず、和食中心で選んでしまいます。

ツアーはまだ続きます。

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2012年04月25日

久しぶりに仕事の1日でした(成田出迎えと都内観光)

今日は久しぶりの仕事でした。
お客様約100名、大型バス3台口。

具体的には、早朝の成田出迎えと、午後の都内半日観光。
そして短時間のツアーデスク勤務です。

午後の都内観光、私のバスは総勢32名。
マンダリンにお泊まりの一組のご夫婦を途中でピックアップするという
「寄り道」があったので、時間内に無事にすべての旅程をこなせるのかどうか、
バスのドライバーさんと二人して心配しましたが、幸いすべて順調に運びました。

明治神宮には今、大鳥居をくぐった後の参道の両側に
明治の歴史絵巻のパネルが立ててあるので、説明のきっかけのヒントが満載です。

今日は、(お客様がヨーロッパ人ではありますが、それでも敢えて)、
日本がたどった不平等条約改正までの長い道のりについてもお話しました。

そしてまた私の得意?とする、産業革命完成と明治憲法制定までの
幾たの努力についても!


夜、ホテルに戻ると、バスを降りるお客様から口ぐちに、
「こんなにも詳しく日本のことを色々話してくださって、本当にありがとう!」と
感謝されました。

こちらこそ、日本に立ち寄ってくださってありがとうございます!!
そして、心のこもったお言葉と心付に、心から感謝します!!

tip

















そうそう! あとひとつ嬉しかったこと!
私のバスに乗っていたあるご夫婦が、

「去年の6月に、北海道であなたのお世話になったような・・・」
と、声をかけてくださったのです。

道理で、どこかで見かけた顔のご主人だと思いました。
そうです、昨年の6月に、小樽、札幌をご案内したお客様です。

このことで思い出したのが、今年の3月のこと。
この3月にも、私のバスに乗られたあるご夫婦が、去年の3月の震災の直後に、
神戸の六甲・灘ツアーで私に会ったと声をかけてくださったのです。

このように、ちゃんと覚えていて、しかも声をかけてくださるのは
本当にうれしいことです☆


さて、私の昨日からの悩みは、今晩の夕食をどうするかという点でした。
ホテルの夕食は、たとえガイド添乗員割引を利用したとしても高くて払えないし、
ホテルの周辺は寂しくて何もないので・・・。

そのとき、我ながら名案を思いつきました!!
銀座でのフリータイムを利用して、デパ地下にお弁当を買いに走るというものです。
これは、仲間にも提案して喜ばれました。

というわけで、銀座三越の地下で714円の黒大豆ご飯弁当を買ってきたので、
自分のお部屋でゆっくりと美味しくいただきました(^.^) 

beanbento

















食後は、持ってきたパソコンをネットに接続して、にわか移動オフィスです。
コーヒーも入れました。

movingoffice


















ところで、部屋に備え付けのLANは有料です。
今どきねえ! 安いビジネスホテルだって高速LAN無料が当たり前なのに、
こんな高級ホテル(しかもビジネス客の利用が多い)が未だに有料だなんて!

幸い私はモバイル接続を利用しているので困らないのですが。

あと、いつも不思議に思うのですが、何で湯のみしか置いてないのしょう?
今どき、ちょっと気のきいたビジネスホテル(例えば、リッチモンドとか)なら、
マグカップも置いてあるし、コーヒーが置いてあることだってあるのに。

これからは紙コップを持参するに限りますね。
だって、小さな湯のみではドリップコーヒーが溢れてしまうので。


この短かい仕事も明日でまた終わりです。
というのも、この団体さんは日本は成田に1泊しただけで、
本当の目的地はグアムだからです。

明日は、100個以上のスーツケースを、朝一で4トントラックに積み込んで、
全員のチェックアウト状況を確認したら、空港に行って、ポーターさんに荷物を
引き継ぐだけです。ごく短時間に集中的にバタバタするものの、楽な日です。


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2012年04月06日

今日はお花見の仕事(千鳥ヶ淵〜靖国神社〜新宿御苑)

昨日の夕方にいきなり決まった都内半日観光の仕事で
今日はお花見をしてきました☆

予めの旅程も何もないので、桜が見たいとのご希望に合わせて、
お会いしてから、即興でテーラーメイド。

皇居から、千鳥ヶ淵へ。
子供さんたちがボートに乗りたがったのですが、混んでたので諦めました。
この景色、ライトアップされたら、さぞかし幻想的でしょうね〜

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北の丸公園から千鳥ヶ淵にかけて、
金曜日の昼間なのに、大混雑でした。

週末はもっとすごいことになるでしょう。
入学式は武道館という大学もありますしね。

chidori1246_2
























千鳥ヶ淵の次は、道路を隔てて、靖国神社へ。
靖国神社も桜の名所として有名ですからね。

子供が小さい頃には、毎年3月27日、武道館でバイオリンを弾いた後、
おばあちゃんと3人で連れだって靖国神社に花見に行くのが習わしでした。

今日のお客様も、境内に並んだ露店商の光景に大喜びして、
五平餅、たこ焼き、焼きそば、枝豆、焼きとうもろこし等、次々に買っていました。

「地面に敷かれた沢山の青いシートは、仕事や学校がひけた後の、
サラリーマンや学生たちのお花見の場所になるのですよ〜、
私も昔は朝早くから広島の平和公園で場所取りを頑張ったのですよ!」と話すと、

この日本独特の習慣をめずらしく思ったのか、たいそう感心していました。

そうなんです、私もインバウンド旅行業界が輝かかりし頃には、
3週間ほどかけて日本を周遊する団体ツアーを、年に何本も抱えていたので、
桜の季節に当たったときには、朝から花見の場所取りを頑張っていたのです。

ガイドや添乗員には、こうゆう仕事もあるんです。
って、自分の裁量で勝手に組織した、サービスのイベントですが(^.^)

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さて、お次は、新宿御苑。
ああ、ここも、ため息が出るほどでした〜

奥様が、"What a breathtaking view!" と、さかんに叫んでいました。

ネイティブではないけれど、英語が大変に上手なお母様です。
お嬢さんたちも、英語、スペイン語、オランダ語ができます。

とっても人なつっこい、良い子たちでした。
「さくら〜、さくら〜」と日本語で歌い始めたのには、びっくりしました!

日本語の数の数え方を知りたがっていたので、教えてあげると、
母娘3人で、さかんに練習していました(笑)

gyoen1246_3



















それにしても、大変にめずらしいお客様です。
何がめずらしいって、だって、つい5日前にいきなり、

「そうだ! 日本に行こう!」 って思い立って、

3日前に機上の人となり、昨日の朝、成田に着いたというのだから!

もっともお父さんとお母さんは、愛知万博のときに名古屋に来たそうです。
だから、日本は二度目ですね。

で、今回は、お嬢さんたちに是非この素晴らしい国を見せたいと思い立って、
イースター休暇を利用して、いきなりやってきたというわけです。


桜の枝と枝の間から垣間見る青空と白い雲切れが絵になっていました。

gyoen1246_2



















ふつうは旅程管理業務主任者として旅程を遵守するのですが、
今日のお客様は特に何も決まっていないフレキシブルな方々だったので、
当初4時間で雇われたはずが、だんだん延びて1日になってしまいました。

新宿御苑の後は、JR新宿駅で、京都行きの切符の予約を手伝ってあげて、
その後、都庁展望台に上がりました。

もちろん、報酬は1日分いただきました(^^♪
その上、瀬里奈モンシェルトントンの鉄板焼きディナーにご招待されて、
一万円以上もするフルコースをご馳走になりました。

歩き回ったこの日の歩数は、20,000歩を軽く超えていました!

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2012年03月24日

通訳じゃないし(涙)、立ちっ放しや「ウン●おしっ●」騒動のガイド現場

某省の某国からの賓客数名と一緒に1週間かけて被災地を回るという
英語通訳の仕事を、ひょっとしたら今日から始めていたかもしれない・・・

けれども、このオファーは断りました。
魅力的な収入と、貴重な人生経験を考えると引き受けたい話ですが、
自信がありません。

そもそも私は通訳ではなく、あくまでも旅行専門の観光通訳ガイドだし、
その上、主として使う言語は、ドイツ語であって、英語ではない。

このような国家がらみの視察には、関係省庁の官僚が必ず同行する。
官僚は当然英語が達者だろうから、比較された日にゃたまったものじゃない。

さらに、言われて即、準備期間も与えられずに本番突入はリスク過ぎる。
通訳の仕事ならば、そのテーマ(今回は被災地復興)、に関して十分な知識を
事前に仕入れ、必要なボキャブラリーリストを作る必要があるしなあ。

お金に困っているこの時期に降ってわいてきた有り難いオファーだけれど、
準備もできないまま突入して失敗したら、某省とエージェントに迷惑がかかる。
そして、クレームが出れば、以後、いっさい仕事が来なくなる。

せっかくこれまで長年にわたって築いた本領のガイドの仕事さえ危うくなる。
そんなリスクを冒してまで、安請け合いすべきではない。
通訳ならばその道のプロがいるはず。何も私ごときが行く必要はない。

以上の理由から、断った次第です。
断ってすっきりしたので、昨日は、これもまた突然のオファーであった
都内観光1日の仕事に行ってきました。

これはガイドですから断る理由はありません。
もっとも、元来ドイツ語圏が主で、英語圏の観光客を相手にする機会は少ないので、
4ヶ月ぶりに話す英語というわけで、それなりに緊張しました。

しかも大勢のガイドが一斉に就業するクルーズ(豪華客船)の仕事で、
ガイドの良し悪し、当たり外れ、といったクレームが付きものの現場なので、
その 「外れ」に自分がなりたくはないという気負いが働きます。

現に、先週終わったドイツのクルーズでは、クレームで中途退場させられた
ガイドがいました。気の毒ですが仕方のないことです。容赦のない世界です。

まあ、そんな気負いで出かけた昨日。
朝、5時過ぎに家を出て、集合地の横浜港大桟橋に6時台に着きました。
スタンバイ、打合せ開始は7時30分ですが、人身事故などの交通事情を考慮して、
十分に早い到着を心がけるのは、プロとして当然のことです。

この日は大型バス7台口で運行。
私が担当する1号車のバスは、既に7時過ぎに岸壁に着いていました。
さっそく、最前列左側の席をガイド用に確保し、

Reserved for Guide

と書いたA4の札と、自分のカバン一式を置きました。
さらには、乗客に配るペットボトルの段ボールを2箱置いてあります。

にもかかわらず、です!
40名弱のお客様が乗った後、車内に入ると、
私の席が、ある老夫婦に奪われていました!!

私のカバンはどこに?と見ると、
勝手に老夫婦の前の高台(冷蔵庫)の上に移動されていました。

おいおい、そんなところに無造作に載せて、落ちたらどうしてくれるんだよ!
命の次に大切な、仕事用のツールと個人情報満載のパソコンが入っているんだよ!
と、思わず言いたくなりますが、お客様に文句は言えません。

Reserved for Guide

の札も無視するお客様など、客とはいえ、とんでもなく傲慢なことで、
そういう人に限って、チップをくれないものです。(事実くれなかったよ!)

で、この日は、自分の座る席がなく、8時15分から17時半まで、
一瞬すら座ることがなく、たえずお客様の方を向いて立ちっ放し!
したがって、黙っている時間もないくらいに、話し続けました。

ペリーの黒船、尊王攘夷、佐幕開港、維新、鉄道開通など、
横浜港を出発してから話し続け、東京に入ると、遡って江戸幕府の幕開け、
参勤交代、入り鉄砲に出女、禁教といわゆる「鎖国」、そして戦後について、
さらには車内からの質問に応えて、現代の賃金格差や失業問題、etc.

浜離宮ではお伝い橋が工事中で渡れず、歩くルートを変更。
東京タワーでは、展望台見学後の集合で40名近い人数の把握にひと苦労。

エレベーター3基に分かれて4階に下り、乗り換えて2階に移動するという、
つまりは、東京タワーが途中階の施設で客にお金を使わせたいという魂胆と、
さらには、入場した1階とは違う、2階に観光バスの駐車場があるという、
ニ重にガイド・添乗員泣かせの、東京タワー事情です。

今後、スカイツリーが団体観光コースに入った暁にはどうなるのか?
十分に下見をして、お客様の誘導計画を立てることが必要になりますが、
今のところ、その下見も予約抽選制ということで、容易ではありません。

個人ベースでは下見も困難でしょうから、旅行会社などで率先して、
旅行業者用の「見学会」を是非とも企画してもらいたいものです。

まあ、とにかく私の乗った1号車は、おかげさまで好評のうちに終了し、
そこそこチップももらえたし、まずは満足して帰宅したわけですが、

同じコースを担当した2号車は、とても気の毒なことになりました。
これは、ガイドの当たり外れではなく、乗ったお客様による当たり外れです。

車内で「ウン●」をもらしてしまったお客様がいて、・・・・・
その始末のために、他のお客様を巻き添えにして、行程が滅茶苦茶になり、
プリンスホテルの美味しいバイキング・ランチにも間に合わず、
ツアー終了時間が大幅に遅れ、担当ガイドとドライバーは泣かされました。

この顛末を聞いて、大昔、まだ私の子供が生まれる前に、
3週間近い日本一周ツアーのとき、度々「おしっ●」で失敗する老女性客がいて、
他のお客様に嫌がられ、その対応に苦慮したことを思い出しました。

先進国では高齢化に伴い、このような団体ツアーに参加される方の年齢層が
ますます高くなっています。

70、80代のお客様を数十人連れて、神社などの砂利道を歩くのは日常茶飯事。
ましてや昨日は、冷たい雨に打たれて・・・。

どんなにゆっくり歩いても、それでも「早い」とのクレームになり得ます。
限られた時間の中で、超ゆっくり歩き、やるべき日程をこなさなければなりません。

というのも、私達は「旅程管理業務を行う主任者」であり、
旅行会社が作った「旅程」の管理が、何にも増して重要であるからです。

たった1日の、お膝元の観光とは言え、このような1日を終えた後には、
帰宅の途中駅で、ひとり梅チューハイで、無事であった1日を祝い、
眠い目で帰宅すると、一応パソコンの仕事のメールチェックだけ行い、
後は知らん!と、バタンキュー。

もしも、某省の某国の被災地復興視察通訳1週間を引き受けていたら、
今日から月末まで仕事だったはず。荷作りと、可能な限りの資料の準備で、
おそらく昨夜は徹夜して、そのまま今朝出発したはずです。

断って良かったと、つくづく仕事のない今日という日を喜んでいます。

と同時に、引き受けていれば、2ヶ月分の住宅ローンがゆうに払えただろうにと、
そんなこともちらっと思ったりして、・・・・・ タイミングの悪すぎたオファーが
恨めしくもなります。

まあ、欲を出して、今後いっさいの仕事を失うよりは、
ここを我慢して、今後もぼちぼち適度に仕事にありつける方が賢明です。

子供からは、「自分で仕事の機会をせばめてしまったね。」と言われたし、
常日頃も、「お母さんは心配するけれど、終わってみれば仕事はすべて成功。」
と言われていますが、フリーの仕事の現場に待ち受けている厳しさの一部始終を
子供は知る由もないのです。

いえ、どんな仕事であっても、お金をいただくというのは大変なことです。
子供がそれを身をもって経験するのは、もうちょっと先のことでしょう。
アルバイトで多少の経験はしていても、これで生きていかねばならぬという
切羽詰まった者の厳しさがわかるには、まだだいぶ時間がかかることでしょう。


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2012年01月06日

昨日の仕事(箱根)

昨日は早くに家を出たおかげで8時半には強羅に着いてしまいました。
仕事開始の1時間前に着いてしまったわけですが、とても気分が良いです。
辺りを歩き回って時間をつぶした後、強羅花壇にお客様を迎えに行きました。

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今回のお客様は、スイスに住むオランダ人&ドイツ人の家族。
15歳の少年(一人っ子)と、お母さん、お父さんです。

お父さんは昨年(3.11後)に2度、仕事で来日されたそうです。
そうやって仕事でいらして日本の安全を確認した結果、安心して大切なご家族を
連れてきてくださったのですから、嬉しいではないですか!

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恩賜公園の展望台より、芦ノ湖と富士山
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朝が早かったのと、久しぶりのガイドで張り切り過ぎたために、疲れました。
急行で帰るつもりでしたが、衝動的にロマンスカーに乗ってしまいました!
快適、速い、乗って正解! 特急券代は堂々と旅行会社に請求するつもりです。

家に帰れば帰ったで、会社に見積り依頼が2件も入っていました。
そこであちこちメールを送って疲れたので、箱根での詳細は割愛します。

ただ、私の案内が高く評価され、身に余るほどのTIPとお礼の言葉をいただき、
3人と力強く握手し、アドレスを交換してお別れしたことだけ記しておきます。

どんなに少ない人数でも、どんなに短いお仕事でも、
ご縁を大切にし、お客様の笑顔を心に刻んで長く記憶に留めたいと思います。

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2011年12月10日

12月10日は皆既月食(羽田でも観望会!)

12月8日(木)、送迎の手伝いで羽田国際線ターミナルに行ってきました。
オープンして1年2ヶ月も経つのに、国際線に行くのは初めてです。

そこで、早目に行ってターミナルの下見をしました。
今回は出迎えなのでゆとりがありますが、空港送りがいきなり初めての場所だと
添乗員としては大変不安になるので、この機会に下見をしておいたわけです。

まずは川崎から京急に乗って国際線ターミナルへ。
京急の到着ホームには、東京国立博物館のガンダーラ美術のポスターが貼られ、
格調高い、落ち着いた雰囲気がただよっていました。

インド・ガンダーラ彫刻展示(2011年12月25日まで)


エスカレーターを上がって改札を出ると、そこが国際線到着階でした。
 到着階(2F)のクリスマスツリー

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出発階(3F)も見学しました。
2Fから吹き抜けになっている部分に、ツリーの頭が見えます。

チェックインカウンターは、中央部をはさんで両端が団体専用です。
どこも似たようなものです。

発着便共に、ほとんどがアジア路線ですね。
欧州線は空港当局から認可され得る発着の時間帯が非現実的な時間しかないから
という話を、某欧州系航空会社の幹部が来日した折に聞きました。

なるほど、丑三つ時に出発したり到着したりするのじゃ利用できませんものね。

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出発階中央のエスカレーターを上がったところの4Fは商業施設で、
「江戸」の粋なカラーでまとめられています。

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突き当りの壁を飾る、茶系と黒のコーディネイトなど、典型的な江戸色ですね。

参考までに: 江戸の色彩(羽田国際線「江戸小路」)

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一方、同じ「江戸」でも、こちらは白壁に黒塗の木壁と格子戸で、
きりっと引き締まった感じです。

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さて、このさらに上の、5F展望デッキ「月見台」に案内版がありました。

12月10日(土)19時〜23時
皆既月食の観望会(観覧無料)

詳細は、天体観望会


オープンして1年2カ月の国際線ターミナル見物を兼ねて、いかがでしょうか。


水道橋の東京ドームホテルで送迎の手伝いが終わりました。
 東京ドームホテルのクリスマスツリー

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中途半端な時間で昼食の機会を逸してしまったので、
帰り道に、「さぼてん」でヒレかつ定食(100g)を注文しました。

昼夜兼用です。
ご飯は麦飯を選び、100円プラスして、とろろを付けてもらいました。
キャベツ、麦飯、赤出し、すべておかわり自由で、とろろも含めて1,580円。

私にしてはかなりな贅沢です。
でも、元気つけなくっちゃね!と贅沢を許しました。

お手伝いして、少しばかり報酬をいただけるので☆

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12月10日の皆既月食、さすがにまた羽田に行くわけにはいかないので、
近所の観察会に行こうか、どうしようかと、悩み中です。

取りあえず、子供の小学校のときの星座盤を出してきました。
それと、双眼鏡も!

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ところが、そもそも双眼鏡を使いこなせるかどうか自信がないのです。

事前に練習してみました。
ああ、もうまったくダメですね〜
老眼なので、双眼鏡をのぞいても、うまく見えないのです。

メガネをかければ良いのかな?と思って試してみたのですが、それもダメ。
むしろメガネを使わない方が、まだマシ。

いずれにしても、双眼鏡を持つ手がほんのかすかに震えるだけで、
目指すものがレンズの視界から外れてしまい、再び捕まえるのが難儀です。

天体観察なんて、生まれて初めての挑戦です。
しかも、真冬の夜中なんて! 凍えるほどに寒いだろうなあ。

これも、苦手な地学(天文)の勉強のためです。
行こうかどうか、真剣に迷っています。


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2011年12月03日

大変な仕事が終了!

12月2日(金)、3日間の取材ツアーが終わりました。
自腹で行った下見を含めると、月から金まで丸5日間を費やした仕事でした。

宇宙飛行士の毛利衛氏が館長を務める、お台場の日本科学未来館。

miraikan



















未来館のハイライト「GEO COSMOS」を背景に、ジャーナリスト氏のトーク場面。

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ノーベル物理学賞受賞小柴昌俊教授のスーパー・カミオカンデ1/10モデル。
ニュートリノ検出のために岐阜県神岡鉱山地下1000mに建設された観測装置です。

skamioka






















しんかい6500
世界で最も深く(6,500m)まで潜る潜水調査船。

地震、地殻を構成するプレートの沈み込み運動の解明、
海底熱水系の調査を通した、地球の熱・物質循環の解明、
深海生物の生態系、進化の解明、などを任務としています。

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2012年5月22日開業予定の東京スカイツリー(634m)。
写真撮影のベストアングルを求めて、下見に行きました。

この写真は、東武伊勢崎線線路沿いの東京メトロ押上駅出口前付近で撮影。
車がほとんど来ない静かな道で、邪魔するものもない理想的な穴場スポットです。

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海ほたるも下見しました。
開発の進んだ京浜地方と、開発の余地の残る房総半島を結ぶ、
東京湾アクアラインの途中に位置するパーキング用の人工島です。

東京湾アクアライン
川崎側が9.6kmのアクアトンネル、木更津側が4.4kmのアクアブリッジ。

川崎、横浜側の眺め。
富士山、丹沢山地、横浜ランドマークタワーなどが見えるはずですが、
下見のときには何も見えませんでした。

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木更津側も、橋以外、ほとんど何も見えませんでした。

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海ほたるは、1Fから3Fが駐車施設、4F、5Fがレストランや売店などの商業施設。

4Fのアクアシアターに展示されている「海の上の城」。
伊藤航さんが4年の歳月をかけて、紙だけで作ったお城です。

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海ほたるへは、川崎駅東口22番乗り場から高速バスで片道1,050円、約40分。

下見後、川崎へ戻るバス停で。

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ある日のランチは、秋葉原UDXビルの築地食堂「源ちゃん」で。

ジャーナリスト氏2人とマネージャー氏が、丼物をガツガツと(!)食べています。
鰻まぶし丼、鉄火丼、鶏唐揚丼。 箸の使い方も上手です。

同行の女性カメラマンは豚生姜焼丼、私は豚生姜焼定食を。

安くて美味しいので、とても繁盛しています。

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ある日の夜、仕事を終えてホテルの玄関を出たとき、
クリスマス飾りがひときわ綺麗に見えました。

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12月2日、3日間の仕事が終わり、カメラウーマンさんと二人で打ち上げを。

浜松町のSVAX大門ビルの「くいもの屋わん」で、熱燗とサワーと酒の肴数点。
ここは大変お薦め。

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カメラウーマンさんは27歳くらいにしか見えないのですが、実際にはずっと上で、
息子さんが来月から大学受験本番とのことでした。

今回の取材ツアーは、
ディナーをするはずだった Jicooフローティング・バーをドタキャンしたり、
急に次々に浮上してくる予想外のところに行くことになったりと、
スケジュールが現場でコロコロと変わるため、

ガイド泣かせ、バスドライバー泣かせの、大変な仕事でした!!
新人ガイドなら途中で泣き出したところでしょう。

私も度重なる予定変更その他のために、バスドライバーさんとの関係に
ひびが入りそうになった瞬間もありましたが、ひたすら謝って切り抜けました。

カメラウーマンの方がテキパキと緊密に協力してくださったお陰で、
何とか切り抜けることができました。

受験生の母である彼女と仲良しになりました。
今回の仕事で得た貴重なご縁です。

子供が小さい頃に撮った8mmやVHSのビデオをDVDに変換する作業も、
「任せて!」と言ってくださったので、今度お願いするつもりです。


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2011年11月24日

この秋、久しぶりの仕事

原発風評以来、久しぶりの仕事に恵まれた勤労感謝の日。

早朝、目白のフォーシーズンズホテルにお客様をお迎えに行きました。
ホワイエもクリスマスの飾り付けが綺麗だったのですが撮影は控えました。

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明治の元勲 山県有朋が私財を投じて造園した「椿山荘」の日本庭園の方も、
腕が悪くて写真になりませんでした。秩父山系に降った雨水が100年以上も
地下水脈を旅してここに湧き出ているというお庭です。

観光箇所の詳細は今回は控えます。
鶴岡八幡宮のイチョウの実生が順調に成長していたことだけを報告します。

2010年3月10日、雪交じりの強風で倒れた樹齢約1000年の大イチョウです。
三代将軍源実朝が甥の公暁に暗殺された現場でもあります。

八幡とは大分県の宇佐八幡に遡る八幡信仰の神様ですが、いつのまにか
応神天皇と一体化され、戦と弓矢の神として源氏が篤く信仰しました。

1868年の神仏分離令までは鶴岡八幡寺と呼ばれていた神仏習合の例で、
廃仏毀釈運動により仏教建築が破壊されて現在にいたっています。

折からの新嘗祭の行事は終了していて何も見られませんでした。

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お昼は八幡宮から徒歩5分ほどのカフェレストラン「レグリーズ」。
お客様はコース料理でしたが、バスドライバーと私はパスタでした。

塩鮭と野菜のクリームパスタ。
ふつうクリームパスタは自分ではまず絶対に注文しないので、
めずらしいものを食べさせていただくのは良い機会と有り難くいただきました。
バスの運転手さんも同感だと言っていました。

運転手さんとの世間話では、次男さんが大学2年生とのことで、
そろそろ就活だが最近は大卒の就職内定が厳しいねという話になりました。
他人事ではありません。我が家も近い将来に就活が待っています。


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昼食後、レストランの階段で、お客様の写真を撮らせていただきました。

韓国、中国、香港、シンガポール、英国、豪州、スペイン、フランスの
15名のお客様はVIPなので、霞が関から日本の方が5名も同行されました。
(日本の方はこの写真にはいらっしゃいません)

たった1日でも、お客様とのご縁は私の宝物です。

来年は風評の影響が薄らいで仕事に恵まれることを願っています。
ちなみにある同僚と最近話したところ、この秋の仕事はゼロとのことでした。

(11月23日の歩数:11,892歩)


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2011年10月13日

温和なドイツの夫妻と都内観光

10月12日(水)、先日箱根をやったご夫婦と都内観光をしました。

新宿のホテルを出発。全員PASMOを携帯。
JR新宿駅で朝のラッシュアワーの光景を見物。
ドイツ人が喜ぶことなので、私の考えで旅程に追加しました。

都庁見学と展望台。これも私の考えで旅程に追加。
観光を始めるにあたって、都の広がりを多少でも実感していただくためです。

展望台に訪日団体の姿が見えず、閑散としていたことに、
改めて、海外での原発風評の凄まじさを実感しました。

都営大江戸線で築地市場へ。
ここでは市場見物の他に、奥様が包丁と煎茶を買いました。

徒歩で浜離宮へ。
奥様から新しい単語を教わりました。(die Schleuse 水門・堰)
今までは、「干満によって ここで 水量を調節」と言えば説明がついたのですが、
やはりぴったりの言葉を知っておいて損はないです。

ただし一般にはあまり使わない特殊な言葉のようです。
確かに日本語でもふだんの会話で「水門・堰」なんて言わないですものね(笑)
奥様はさすが元ギムナジウムの地理の先生だっただけあります。

浜離宮から水上バスで浅草吾妻橋まで隅田川クルーズ。

吾妻橋の船着き場より、
デビューの瞬間を待つばかりのスカイツリー(634 m ムサシ)を望む。

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浅草寺へ。
好むと好まざるとに関わらず、都内観光にはまず必ず含まれるコースです。

kaminari



















仲見世で、
「一刻も早くここを通り抜けましょう!」と足早になった奥様でした。

キッチュが氾濫する場所はお好きではないようです。
京都で大徳寺の大仙院にまで足を運んだ奥様ですのでうなづけます。

私も観光客とキッチュでごったがえす場所は大の苦手ですが、
定められた旅程を滞りなく実施するのが、我々旅程管理主任者の務めなので・・・。
自分の趣味で勝手に旅程の一部をカットすることはできません。

銀座線で銀座へ。
三越のデパ地下(食品売り場)を見学。
これも私の考えで追加しました。

豊富な食材、惣菜やスイーツの数々を見ていただくことで、
レストランだけでは知り得ない日本の家庭の食文化を垣間見るためです。

ただし、100グラム7,000円の松坂牛、450グラム21,000円の贈答用松坂牛、
数粒で千円もするブドウなどには、いちいち目の玉が飛び出す奥様でした。

中央通りを隔てて、ミキモトでは高価なパールにただもうため息の連続。
御木本幸吉のレリーフの下にはコスモスの花壇が!

mikimoto



























創業142年の木村屋では日本のパン食文化浸透の歴史を肌で感じました。

徒歩で二重橋へ。
ここで、ペリー来航から、不平等条約締結、大政奉還、遷都、明治維新、
近代化、明治憲法までの流れと、皇族について、大まかに話しました。

徒歩で皇居東御苑へ。

その後、私のアイデアによる追加として、
東御苑の平川門を出て国立近代美術館、同工芸館の前を通り、
千鳥ヶ淵をウォーキングし、靖国神社に寄るという計画を立てていました。

でも東御苑で奥様が疲れてしまい、ホテルに戻りたいと言われたので、
予定を変更して、竹橋から地下鉄に乗りました。

九段下で地下鉄を乗り換えて新宿に帰るはずだったのですが、九段下の
「靖国神社方面」の文字を見るとやはり靖国に行きたくなり地上に出ました。

かなりお疲れの様子だったので、靖国問題と戦争の話はほどほどにしました。
もっとも細部にわたって長々と話せるほどの内容も私は持ち合わせていませんし、
よしんば知っていたとしても、観光の範囲ではそこまでする必要もありません。

境内を歩いた後、維新の十傑、長州出の大村益次郎の銅像の前で。
横向きの益次郎さんと写真を撮ったのは逆光のためです。

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翌日(今日)の自由行動では新宿御苑に是非行くよう薦めました。

お別れのとき、私より2歳お姉さんの奥様が思わず私を抱きしめてくださいました。
それに続いてご主人も抱きしめてくださいました。

始終、話の表に出るのは奥様ばかりでしたが、ご主人は従順な飼い犬のように、
大人しくついてきて、温和そのもの。
こんなにも穏やかな旦那様と、活発な奥様の組合せなんて!(笑)

通訳案内士の仕事が好きです!
たとえ儲からなくても、私の「本業」と位置付けている所以です。

風評に伴い日本行き自粛の嵐が収まらない中、
「よくぞ日本に来てくださいました!!」と、心の底からお礼を言いました。



お客様とお別れした後、仕事を終えた充実感と空腹感から、
ふだんは険約のために我慢している外食も、今日くらいは許されるかなあ?と、
お気に入りのお店「粥餐庁(新宿京王モール店)」へ直行。

秋の特別メニューをいただきました。
栗カボチャと木の実のお粥(鶏そぼろ、はとむぎ、松の実入り)
ミニ酸辣麺(筍、蒸し鶏、豆腐、トマト入り)
杏仁豆腐

pkayu


















pkayur



















スタンプカードがいっぱいになっていたので、500円引いてもらって、
たったの580円でこれが食べられました。最高に幸せでした〜。

psra


















そして、銀座の木村屋で買ったドイツパン2点。
今度はこれを2日間くらいかけて楽しめるので幸せです。

決して安くないですが、仕事をした後ぐらいは贅沢も悪くはないでしょう。
ドイツパンの大好きな子供が大喜びして、早速二人でいただきました。

schbrot

















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2011年10月11日

箱根の仕事の1日

広島から帰った日の翌日(10月10日 体育の日)は、
4時台に起き出して、6時台の電車で箱根に向かいました。

仙石原の旅館にお客様を迎えに行くためです。

箱根湯本から先が路線バス利用になるので、
事故や渋滞などの可能性も考えて早目に出ました。

おかげで8時半にはもう箱根に着いてしまいました。

風評で団体旅行は全滅ですが、個人客はぼちぼち戻ってきているようです。

白人の若いカップルや家族連れの中国人を数組見かけました。
でもこの人たちは日本に住んでいる外国人なのかもしれません。
いずれにしても通訳案内士をつけずに自分たちだけで回っていました。

ですから、通訳案内士を雇ってくださるお客様は、今年は特に貴重です。

今回はドイツのミュンヘンからいらしたご夫婦でした。
クラシック音楽が大好きで、娘さんには子供の頃スズキメソッドで
バイオリンを習わせていたそうです。いきなり話が合います(^^♪

聞くと、旅行の目的は、ご主人の学会出席のためで、ご主人の仕事の間、
奥さまは精力的に京都を歩き回ったそうです。

そして、関西が終わって箱根にやってきたわけです。

we_grbg10102011























まずは、スイッチバック式の登山鉄道に乗って彫刻の森美術館へ。

ギムナジウム(中高一貫校)の地理の教師を定年退職された奥さまは
インテリで好奇心旺盛。現代アートにも関心があり、何事にも積極的。

余談ですが、私よりちょっとお姉さんの彼女に私の年齢を教えたところ、

「あらまあ、どんなに多く見積もっても50歳。
それどころか、少女みたいに可愛いから、40代かと思いましたよ!」

なんて言われて、お世辞とはいえ、うれしかったですー ♪( ´▽`) 丿
(はしゃぎ過ぎ)

彫刻の森の後、ケーブルカーとロープウェイを乗り継ぎ大涌谷へ。
それから、芦の湖の海賊船の後、箱根町から歩いて関所跡を見学。
そして、恩賜公園を散歩した後、旧東海道の杉並木を歩きました。

お天気に恵まれ、汗ばむほど暖かい、充実した1日となりました。

恩賜公園にいた4時半頃、ようやく富士山の全体の輪郭が見えてきました。

fujiashi10102011

















写真上では富士山があまりにも薄っすらとして見えにくいので、
参考までに、去年の11月27日の恩賜公園からの眺めを下に載せます。

fuji27112010_s

















ご夫婦とお別れした18時には箱根はもう真っ暗闇の中でした。

ここ1年ほど、お昼抜きのドイツ人夫婦を何度も経験して、
今回もそれが心配だったので、去年、京都のハイヤーのドライバーさんから
教えてもらったように、一口サイズのおにぎりを作って持っていきました。

ちょっとした隙に、物陰でぱくっと口に入れられる文字通りの一口サイズです。

今回も案の定、ランチは召しあがらない方たちでしたが、
彫刻の森でコーヒーとお菓子タイムとなり、何とか飢え死にせずに済んだので、
一口おにぎりは帰りの路線バスの中で食べることになりました。

minionigiri

















路線バスが小田原に着き、19時23分発の急行に飛び乗ると、
よりによってですが、町田で人身事故があったせいで、運転見合わせとなり、
再開予定は20時15分頃の見込みとのアナウンスがありました。

1時間も待つ〜? 家ではこの夜締切の副業の仕事が待っているのに〜!

パソコン持参でなかったので、相手に連絡の取りようがありません。
相手はヨーロッパの取引先なので仕事はすべてメールで処理しているのです。

何としてでも帰らないと信用に関わると、焦りまくりました。

「東海道線に振り替え輸送を!」と小田急がさかんに案内していましたが、
JRだとかなり遠回りになってしまい、箱根フリーパスにした意味がなくなるので、
悩みました。

どうしよう!
他に帰り方はないかと、子供に検索を頼みましたが音信不通。

もうどうしようもないので、諦めました。
先日の羽田発の飛行機も1時間待たされたし、このところ乗り物運がついてない!

家に着いたのは、22時ちょっと前でした。
もちろん締切には間に合わないので、すぐにお詫びのメールを入れました。
幸い、1日遅れても良いとの返事をもらいましたが、
納期厳守の実績に傷がつきました。

複数の異なる仕事を掛け持ちしていると、時々このような綱渡りになります。
疲れました。


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2011年08月06日

久しぶりに仕事に出て

金曜日、パソコンの仕事が猫の手も借りたいほどだったので、
電源つけっ放しにして、鬼のように仕事をこなしていました。

(そうでなければ、最近は節電のために定期的に電源を切っています。)

この日、電源が入っていたお陰で、ガイドの仕事情報を誰よりも?早く受信しました。
ものの数分以内にプロフィールとスナップ写真を添えて、応募メールを送信。

まもなく、「決定」の通知と確認の電話が入りました。
実にタイミングも運も良かったと思います。

私に決まった後にも、次から次へと応募メールが来て、
断るのに困ったほどだったと後で旅行会社の方がおっしゃっていました。

「後から応募してきた人の方が良かったりして・・・。(笑)」と冗談を言うと、
「そんなことないです。貴女が一番すばらしいです!(笑)」とうれしいお返事。

降って湧いてきた幸運のおかげで、
8月6日(土)、6月の小樽・札幌以来、2ヶ月ぶりに仕事に出ました。

と言っても、行き先は横浜です。
前夜おそくまでパソコンの仕事に縛られて睡眠不足ではありましたが、
はつらつとした笑顔を作って、朝7時台には横浜の集合場所に到着しました。

今日のお客様はインドの技術屋さん6名と日本人の技術屋さん4名でした。

indiajf6au11


















皆さんお仕事が終わって、今日はインドに帰国される日でした。
そこで、国に帰る前に横浜と東京を少し見物しておこうというわけです。

日本の方は皆さん英語が堪能でしたが、それは仕事上のことで、観光は別。

「ガイドさんが何もかも説明してくれるから助かった! お願いして良かった!!」
とひどく感謝されました。

横浜での訪問先は三溪園だったので、待ってました〜!!とばかりに、
MIKOの十八番の、開国前夜から維新、産業革命、明治末期までの話、とりわけ、
生糸貿易の話をしました。なぜなら原三溪氏は生糸輸出で財を成したからです。

インドの方々、みんな一生懸命に耳を傾けて聞いてくださいましたよ〜!

三溪園にはインドのノーベル賞受賞詩人のタゴール(故人)が
明治末期と昭和初期に数か月滞在して、原三溪氏の保護のもと詩作に専念しました。

そこで、詩人タゴールの写真を事前に印刷して持参しました。
タゴールは、インドとバングラデシュ国歌の作詞・作曲者でもあるそうです。

tagore















三溪園では今、蓮の花が真っ盛りです。
写真は三溪園のホームページからお借りしました。

sankeienlotus_aug2011
















食事は東京のホテルオークラでした。
インドのタージホテル&リゾートの料理人が招かれ、インド料理フェアが開催中でした。

インドの方々はお仕事の話があるので、バスのドライバーさんと私ガイドは
別テーブルに食事を用意していただきました。

indiaokura6aug11















ドライバーさんは、バス会社を経営する社長さん自らでしたが、
震災原発以来、仕事が激減し、仕事がなくても、バス何台もの駐車場代やローン、
社員の方の給料など、会社の維持費がかかるので大変だとおっしゃっていました。

私が、ホテルオークラの高級な食事を前にして、
「私も震災原発で失業同然だから、自分のお金ではこんな食事出来ないわ。
私は外食するとしても、せいぜい吉野家!」と言うと、

ドライバーさんも、「ウチだって同じですよ!」と言われました。

私は明日からまた開店休業の身となりますが、バス会社さんには、お盆前には、
学生の部活の合宿の送迎など、そこそこ仕事が入っているということでした。

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2011年05月26日

案ずるより産むが安し

山のホテルつつじ












ホテルのサイトに掲載中の写真を使用させていただきました。

案ずるより産むが安しとはこのことでした!!
気が重くてしょうがなかった日帰りツアーに今日行ってきました。

結果は、大成功でした。
お客様にお見せする視覚資料を裸のままではなく特別にラミネート加工するなど、
今日のために多少の演出をした甲斐がありました。

日本人の同行者は皆さん研究者の先生方で、大使館からの同行通訳の方も
今日ばかりは美しい景色と美味しい食事を堪能されていました。

訪日のお客様が喜ばれたのは、言うまでもありません。

小田急山のホテルで開催中のつつじ・しゃくなげフェア2011にも行きました。
山のホテルに行くのはいつも違う季節だったので、今日は良い機会でした。


今晩から早速、河合塾の高2記述模試に向けて勉強を再開します。

もっとも今日はもう遅いので、やれるとしても確率と計算をちょこっとかな?
もやもや気分がなくなったので、あと2日しかないですがベストを尽くします。
  
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2010年11月28日

芦ノ湖の富士山と、ガイド業

fuji27112010_s
















あちこちの学園祭を飛び歩いた後は、仕事の1週間でした。
見積書を送ったり、問合せメールに返信したり、出納帳をつけたり。

その合間を縫って、ガイドの仕事もありました。
グリム兄弟の町「カッセル」からいらしたご夫婦と一緒に歩き回った日々。
その最後を締めくくった、11月27日(土)の箱根観光。

朝一番のロマンスカーに乗って、二人を迎えにいきました。
二人は、保津川下りや京都観光をやった後、再び関東に戻ってきたのです。

恩賜公園からの、芦ノ湖と富士山の眺め (↑の写真を拡大したもの)

fuji27112010_ts





















恩賜公園は、立ち寄る人が少ないので、とても静かな穴場です。

私は時間の許す限り、いつもここに来ます。
特に、昨日のように絶景の富士山が見える日には、絶対に外せません!

さて、見晴らし台で、見知らぬ日本人男性から声をかけられました。

話を聞くと、その方は、昔、イタリア語のガイド国家試験に合格し、
今から2週間後に、ロシア語ガイド国家試験(2次)を控えているとのこと。

サラリーマンなので、ガイドとして働いたことは一度もないそうです。

「ガイドじゃ、食べていけないですものねえ~~。」と、二人でため息。

語学は単なる趣味とのことで、これぞ、 賢明な生き方!!

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ロマンスカーで東京に戻りました。 お別れの言葉。

特に何らすごい具体的なイメージも描かずに、取り合えず日本に来てみたが、
変化に富んだ行程で、見るもの、経験するもののすべてが、期待をはるかに上回り、
国に帰ったらぜひ人にも「日本」を勧めたい。 それに、ガイドが素晴しかった!

貧乏覚悟のこの稼業ですが、このひと言で、すべての苦労が報われます。

      

一人だけの夕飯を作る気がしないので、帰りは外で食べました。

栗カボチャと松の実のお粥と、ミニ酸辣麺と、杏仁豆腐。

お粥は、はとむぎ入り。麺には、蒸鶏と豆腐とトマト。
セットで1,080円(涙)ですが、頑張って働いたのだから、自分へのご褒美です。

ちなみに、この「粥餐庁」という、超お気に入りのお店、
私の行動範囲では、新宿と、あと、セントレア空港にしかありません。

ウォーキング記録:
11月23日 都内1日観光 歩数:26,327歩
11月24日 日光日帰り観光 歩数:19,230歩
11月27日 箱根観光~東京 歩数:17,741歩

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2010年11月02日

下町情緒と都会のイルミ

「11月は外に出る仕事、なさそうだから、思いっきり勉強しよっと!」

そう思って、手作りの 「勉強チェックリスト(全科目)」 11月版を印刷して、
「さあ!」 と意気込んでいたら、

11月1日(月)、仕事になってしまいました。

働かなければ食べられないので、仕事があるのはありがたいことですが、
家の生活に慣れてきた矢先、また都心に出るには、ちょっと勇気が要りました。

某企業の幹部とそのVIP顧客をお連れして、都内を回りましたが、
「Eine schöne Stadt! (素敵な街!)」と言っていただけたのは嬉しかった!

最後に行った浅草寺で、時間が余ったので、ちょっと裏の路地を見せたら、
下町の飲み屋街の素朴な賑わいに惹かれた、エリートビジネスマン3名。

「ちょっと座ってビールを飲もう!」 ということになりました。

勤務中にビール?!
本当はご法度なのですが、顧客企業幹部とそのVIP顧客のご希望なので、
「やむを得ない!」 と、15分ほどお付合いしました。

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ハイヤーに戻ってから、ドライバーさんにそのことを報告すると、

「ああゆうところに行ったら、ホッピーを飲まなくっちゃー。
ビールなら、ドイツでいくらでも飲めるでしょう。」

と言われてしまいました。 そうなのかー。

で、ホッピーって何?
その場で聞くのが恥ずかしいので、家に帰ってからネットで調べると、
「麦酒味の清涼飲料水」のことでした。

それにしても、
いつもは、成田 → 都内 → 会議 → ビジネス・ランチ+ディナーで、
すぐにまた成田から飛んで帰ってしまうというビジネスマン。

ホワイトカラーばかりではない、もうひとつの東京の素顔も見られて、
「こんな東京を体験したのは、はじめて!」 と大喜びされました。

      

夕方、無事、お客様をお送りした後に見る、都会のイルミネーションは
ことさらに印象的でした。

illumptnov














赤羽橋の交差点から見た、東京タワー。
5時40分だというのに、もう真っ暗闇。 もう冬はすぐそこですねえ。

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2010年10月19日

ベクトルと相撲部屋と日光

10月18日(月)
ベクトルの勉強。
位置ベクトルという概念、これを頭に焼き付けること!

A (2, -3), B (1, 5) などという座標が提示されていたら、
それはとりもなおさず、原点0から見た、X軸の座標、Y軸の座標のことが
言われているのだということを、しみじみと感じ入りました。

空間ベクトルにも少し首を突っ込みました。
空間が出来るようになれば、大は小を兼ねて、平面は簡単になるかな?

10月19日(火)
先日来お世話をしているアメリカ人のご夫妻を連れて、
伊勢ノ海部屋に朝稽古を見に行きました。

最初の30分は、しこを踏むところばかり見ていましたが、
そのうち練習内容が多様になり、たっぷり1時間も居座ってしまいました☆

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伊勢ノ海部屋の玄関前で、力士と記念撮影☆

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部屋のマネージャー氏から、お土産に今年の9月場所の番付表と、
部屋の力士一覧表をいただきました☆

banzuke_ise_s
















相撲部屋見学の後は、日光に向かいました。

東照宮の後、イロハ坂を上り、華厳の滝に。
何十回となく華厳に来ている私にも、今日の華厳のスゴ味は格別でした。
お客様もかなり満足されていました。

その後、中禅寺湖畔をドライブして、大好きな龍頭の滝へ。
ここでは紅葉はもう終わりかけ。
と言うか、全体的に、去年と比べて今年の紅葉はイマイチです。
暑い夏が長引きすぎたせいでしょうか。

イロハ坂も、紅葉は全然ダメでした。

それでも、去年を知らないお客様にとっては、
今年の紅葉も大いに感動に値したことでしょう。

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特に、龍頭茶屋から眺めた姿は、特に今日は絶景でした。
(クリックで拡大)

ryuzu19oct10  
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2010年10月17日

青山・表参道・原宿発

先日からお世話をしている、アメリカからいらした若いご夫婦!

ホテルのお部屋が私の家より広く、1泊の室料が私の月々のローン返済額並み!
あー、世の中にはすごい人たちがいるものだー(ため息)

17日(日)は、ご夫婦の希望で、青山と表参道、原宿界隈を散策。

青山のPradaビル

prada














お隣りは、ChloeとCartier ビル。 ユニークな建物が続きます。

aoyama_bou












自慢じゃないのですが、ブランド物のこと、何も知りません。

今回、ご主人から、Bape に必ず連れていって欲しいと頼まれ、
聞いたこともないお店なので、慌ててネットで検索しました。

結果、世界的に有名な Bathing Ape という日本のブランドであることを知り、
印刷した地図を片手に、探し当てたような次第です (汗)

無事、ご主人の気に入る Tシャツや靴や小物が見つかりました。

次に、表参道で、奥さまお待ちかねのファッショナブルな女の子たちを発見。

上から下まで、徹底したファッション、さぞかし値がはるのだろうなあ。
ああ、ウチは女の子じゃなくって、良かったー。

girls





















それに、うちの男の子は、教育や習い事にはお金がかかるけれど、
着るものに関しては、あんまりうるさく言わないので、助かったー。

竹下通り。

あこがれのチュチュ。
な~んて、これ、今どきの女の子が普通にはくスカートなんですねー!!

その昔、一度は身につけてみたいと憧れたチュチュなんですが、今さらねえ。
でも、やっぱりステキ 

奥さまは、チュチュでなくて、アメリカに残してきた4才の娘さんのために、
このお店で、頭につける可愛いリボンを買いあさっていました。

tutu
















次は、たまごっちのお店で、やはり娘さんのために、
ブローチ、お弁当箱、ナイフとフォークのセットなどを買われました。

その後、たこ焼き屋さんの行列に目をつけた旦那さん。

「あれは何だ?」
「オクトパス・ボール!」

さっそく一船(8個)買って、あつあつを3人でいただきました。

takoyaki













毎日こんなことをやっているので、勉強が出来ません(涙)

1日の仕事が終わって、家に帰る途中に立ち寄った喫茶店では、
高校生か予備校生らしき若い人たちが、数学や物理の勉強をしていました。

「若い人は勉強に専念できるからいいなあ。」と、
うらめしそうに横目に見ながら、ケーキとコーヒーをいただきました。

勉強すべきときに勉強しなかった自分が悪いのだわ。

もっとも、うちの男の子だって、高校生のときは、
音楽三昧、サッカー三昧、冒険三昧で、勉強なんかそっちのけだったのだー!

蛙の子は蛙だ。

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2010年10月11日

お昼抜きの旅を終えて、勉強するぞー!

南の島から帰った後、一日の休みもなく、今度はドイツ人ご夫妻を連れて、
日光、鎌倉、箱根をめぐってきました。

ハイヤーの助手席でシートベルトを締めたまま、後ろを向いての説明。
首が疲れる~!

長距離ドライブでは、トイレ休憩なし。

ランチも抜き。

朝と夜しか食事をしないという、不思議なお客様でした。

箱根の恩賜公園で、パイプをくゆらすプロフェッサー・ドクターと、奥さま。

pick8oct



















ひょうきん者のご主人と、すこぶる頭の良い奥さまのアテンドは、
団体さんを連れて歩くときよりも、数十倍、疲れました。

ランチ抜きでさすがにすまないと思ったのか、
1日の最後に一度、ホテルのカフェでコーヒーとケーキをご馳走してくださいました。

これ、残業なのですけれど ・・・・・。
本音は一刻も早く帰りたかったのですが。

家に帰ると、ぐったり疲れ果てましたが、インパクトのある思い出になりました。

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ところで、日光の竜頭の滝では、紅葉が始まっていました。

ryuzu_koyo7oct



















彼方には、中禅寺湖が。

ryuzu_7oct















1人で帰るロマンスカーの中で、勉強するつもりだったのですが、
小田原で買ったサツマイモの蒸し饅頭を食べながら、
仕事を終えた充足感に浸っていたら、あっと言う間に電車が着いてしまいました。

というわけで、勉強は翌日に持ち越すこととなりました。  
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2010年08月30日

都内観光終え、いざ勉強へ!

炎天下での仕事が無事終了。今回回ったところ:

六本木ミッドタウン、 東京タワー、 青山墓地、 表参道、 明治神宮、 竹下通り、
都庁展望台、 浅草寺、 隅田川水上バス、 築地市場、お台場、 江戸東京博物館、
スカイツリー建設現場、 皇居、 霞ヶ関、 赤坂見附、 新宿西口(パークタワー)、他

築地市場
tsukijifm_aug2010













マグロ
tuna














江戸東京博物館
edotokyo













江戸の、経済、流通、社会、文化
東京の、明治、大正、昭和の、社会、事件、世相、文化
改めてその壮大かつ詳細な展示内容には、海外からのお客様も感心しきりです。

こちらは、十間橋から見たスカイツリー
この日、428メートル/634メートル。
川に反映していることで、撮影の名所になっているそうです。

skyt428_jkb_aug2010




















ロンドンに英語留学 1年以上、ドイツ語も少し話せる、
ハイヤーのドライバーさんが教えてくださった、お薦め撮影スポットです。

都内観光のある日の昼食は、ニューオータニ日本庭園で鉄板焼でした。
栽培中の根っこごとグラスに盛り付けられたサラダは、手掴みでいただきます。

teppan_hnos1


















自分のお肉が焼けるのを待ちわびる瞬間 (^^)v

teppan_hnos2






















このツアーの後は、しばらくお休みになりそうです。
そこで、次のツアーまでが、まとまった勉強をするチャンス!
この機会を決して逃してはなりませぬ!!

というわけで、すぐにも勉強に取りかかりたいところですが、
その翌日は、会社の決算報告で、税理士さんとビジネスランチ。
ビアレストラン「ライオン」で、久しぶりの中ジョッキ。

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決算が終わったので、後は納税義務を果たすだけ。
もう、気分は、すっかり勉強モードです!
  
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2010年08月27日

超グルメ体験(夏ふぐ)

ここ数日間、またガイドでお客様を案内しています。

すごいですねえ! もと薬剤師で、既に現役を引退した70歳のお客様。
大変な旅行好きの上に、特別のグルメときています。

飛行機はファーストクラス、ホテルはすべて 5つ星。
現地では、ハイヤーとガイドを雇い、食事は選り抜きのお店をご指定。

というわけで、お客様自らが、ミシュラン(写真下)で調べて、
かなり前から席の予約を入れてらした、西麻布のふぐの山田屋に行きました。

michelin







本店は、九州の大分県臼杵市にある料亭山田屋さんです。
夏場でも美味しいと評判のふぐ料理を食べさせてくれるということでした。

掘りごたつのある個室より、むしろ板前さんと話のはずむカウンターを希望され、
楽しい時間を過ごすことになりました。

ひとり 2万5000円のふぐコースが出てきました!

まずは、前菜が5種類。

次に、ふぐのお造り。
ポン酢で、とっても美味しくいただきました!
葱とアンコウの肝を、ふぐで巻くという食べ方は、私は遠慮しました。

kugelfisch














次は、ふぐの唐揚げ。
外はパリパリッと香ばしく、中はふっくらと柔らかくてジューシー・・・。

kugelfisch2
















次は、ふぐのアラをお味噌で仕立てたお椀。
お餅も入っていて、上品な味でした。

この他に、卵雑炊と、幸水梨とカボスのゼリーのデザートが出てきました。

kugelfisch3
















今日は、すきやばし次郎に、お寿司を食べに行くことになっていました。
これも、お客様自らが、ミシュランで見つけて予約を入れていたところです。
ところが、とある事情により、キャンセルになりました。

それにしても、ひとり 2万7000円もするお寿司って、何だい?!?

こんなスゴイお寿司を食べる機会なんて滅多にないだろうから、
人生経験や話題作りのためにも、行ってみたかったのですが・・・。

でも、まあ良しとしましょう!!
キャンセルになったおかげで、夕方の通勤ラッシュ前に家に帰れて、
十分に休息を取れたのですから!

    
それに、少しは勉強もできました。
今日の勉強は、数2Bを少しと、日本史を少し。
まったくやらないよりは、ほんの少しでもやればマシ!と開き直ります。

もっとも最近の、ちゃんとした勉強記録はこちらを。
ベクトルの勉強(3)

    

今晩は、子供が彼女を家に連れてくると言うので、
そろそろ掃除もしないといけません!

明日も引き続き、同じお客様をあちこちに案内します。
  
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2010年08月10日

旅のアルバム-1(関東)

何事も、案ずるより産むが易し。
あれほど頭痛の種だったツアーが快調な滑り出しを見せ、早くも3日目です。

今から夕食を食べ、その後は久しぶりに勉強時間を取りたいので、
今日はお客様の紹介だけです。

某・旧社会主義国出身の26歳の女の子。
国際機関に勤務する傍ら、さらに上のキャリアを目指して、
大学院で国際政治を勉強中です。

仕事のない日は、毎日10時間以上も勉強に没頭するそうです。
神社では、「学業成就」、「合格祈願」のお守りをいくつも買っていました☆

デートの時間もままならないのですが、
「仕事と勉強が第一!!」と、ボーイフレンドはとても理解がある人なのです。

今は、故郷からお母さんを連れてきての旅行。
お母さんを労わる、優しくて可愛い子です!

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こちらは、女の子と、お母さんと、ボーイフレンド。
ボーイフレンドは、ニューヨークの青年実業家です。

女の子のお母さんは、スラブ系の言葉かドイツ語しか解からないので、
私との共通語はドイツ語です。 私と同じくらいの年かなあ?!

撮影場所は、浜離宮庭園。背景にレインボーブリッジが霞んで見えます。

haljulval_s1_aug2010























下の写真は、箱根美術館のお庭のうち、今回特別公開の部分。

箱根の外輪山の山並みを借景にして、4,000年前の火山活動で出来た溶岩を配し、
その間を流れる曲水が、場所によって異なる水音をたてています。

溶岩の大きさや配置によって、異なる音の効果を楽しめるように設計されているそうです。

今回特別公開の部分はもちろんですが、通常公開されている苔のお庭も見事です。
(クリックで拡大します)

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夕食から帰ったら、教科書傍用問題集 「サクシード数学1A、2B」の簡単目の問題を、
ウォーミングアップ程度にやるつもりです!

  
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2010年07月23日

新幹線も勉強も遅れ

外に出る仕事のときは、大抵朝の3時半か4時に起きます。

天気が良ければ4時から洗濯機を回し、同時に諸々の仕事のメールを処理し、
朝食の後にシャンプーを済ませ、持ち物の用意をして、6時には家を出ます。

そんな中でも、今一度、先日の赤本のセンター数学2000年を解き直そうと思って、
少し手をつけてみたのですが、この間出来たところが出来ませんでした。
しばらく考えても解らないので、諦めて出てきました。

7月21日(水)

大涌谷で黒玉子を食べて、長寿を願う人々(?)
4つ食べると、永久(フォーエヴァー)、5つ食べると、短命(コレステロール)
なんて、馬鹿なことを毎回言ってお客さんを笑わせている自分が情けない。

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7月22日(木)

岡山行きの新幹線に乗ったところ、山陽線が事故のために一部運転を見合わせ。
そこで新大阪で降ろされて、超満員の東海道線の快速に1時間近く乗ることに。

快速が姫路に着くと、行き当たりばったりの新幹線に文字通り駆け込んで、
16名分の座席を確保し、予定より1時間15分遅れて、岡山に着きました。

おかげで、快適な新幹線の中で勉強するという計画はおじゃんになりましたが、
一方で、旅程管理主任者としての自分の本領を存分に発揮する機会に恵まれ、
自分の株は確実に上がりました。

ちなみに、何百回も新幹線に乗っている自分ですが、
遅れたことは一度もありません。

新幹線はいつも定刻通りに着くので、全幅の信頼を寄せていたのですが、
雪や台風や地震ならばともかく、車両工事車の追突による脱線とは!

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旭川の橋より岡山城を臨む(クリックで拡大)

岡山城 (別名、烏城)は、1597年、豊臣五大老のひとり宇喜多秀家によって完成。
もっとも当の本人はその3年後に起きた関ヶ原で西軍についたために配流され、
50年あまりの年月を八丈島で過ごした後て世を去ったそうです。

ところで、こうゆうの ↓ 、チャチで、私は好きじゃないのですが、
スイスの若い女性が体験してみたいって言うので、写真を撮ってあげました☆

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このところ、肌を突き刺すような日差しの中をぐるぐる歩き回って、
すっかり日焼けしました。

猛暑と連日の早起きで、夜には疲れ切っています。
それでも、会社の仕事は避けて通れないので、きりがつくまで頑張ります。

でもそれ以上は無理で、バタンキューの毎日です。
旅行カバンには、問題集をいっぱい入れてきて重いのですが・・・。

旅から帰ると、駿台マーク模試がもうすぐそこです。
と書いていたら、今また会社のメールに注文が入りました。

炎天下の後楽園より岡山城を臨む。

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2010年06月14日

仕事の後は、ホタル鑑賞

ザ・プリンス・パークタワー南口の紫陽花

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12日(土)、ルフトハンザ・ドイツ航空がフランクフルト・成田間に導入した
世界最大の旅客機エアバスA380が、満席の526名を乗せて成田に到着しました。

このうち、就航記念の招待客、マスコミ関係者、クルーなど1行45名をお連れして、
13日(日)、都内観光の後、屋形船「晴海屋」で東京湾クルーズを楽しみました。


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仕事の帰りには、都内の本屋さんに立ち寄りました。
数2Bの白チャートを見るためです。 でも、これについてはまたにします。

それよりも、家に帰る前に、あることを思い出しました。
そう! この日は、ホタル鑑賞の夕べだったのです。
そこで、ウォーキングも兼ねて、ホタルの生息地へと直行しました。

暗くなるにつれて、あっちで、ピカッ! こっちで、ピカッ!
藪の中や、小川や、灌漑用水路の草むらで、次々に、ピカッ!

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ときには、複数のホタルが同時に、光の乱舞を見せてくれました。

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ホタルに神秘を感じた後は、カエルの合唱をお供に、ミニ・ウォーキング。

そうして、家に帰り、玄関に入ると、真っ暗な廊下に青白く光る電源の「点」が、
一瞬、ホタルに見えたかのような錯覚に包まれました。

(6月13日の歩数:14,458歩)  
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2010年05月26日

近づく模試と、仕事

この間、大阪から帰ったばかりだというのに、すぐにまたツアーが始まってしまって、
もう5日間も家を離れています。

この5日間、子供は音信不通。
いったい、昨日は、今日は、どこで何をしているのか?

でも、便りのないのは元気な証拠と言います。

きっと、コンサートのための練習と、塾講師、家庭教師、そして本業の大学で忙しくて、
母親にメールする暇などないのでしょう。

母の方は、ツアーとツアーの間の束の間の休日に、駿台マーク模試を申し込み、
コンビニで代金も払ってきました。

メールで受験票も届き、後は、7月25日の試験を待つばかり。
ところが、仕事ばかりで、勉強が思うようにはかどりません。


5月22日(土) 富士 五合目

fuji_may22
















5月25日(火) 富士 五合目

また~?!?
いい加減、いやになっちゃいますが、お客様は毎回違う人なので、

「お天気が良くなりますように! 富士山が見えますように!」と、
前の晩には、しっかりとお祈りをして寝ました。

今回のお客様(総勢200名近く?)は本当にご高齢の方ばかりです。
70歳以上なんてごく当たり前。80歳以上の方々も大勢いらっしゃいます。

写真は、89歳のご主人と奥様。

62年前に出会い、制服姿のハンサムな青年士官に奥様が一目惚れして、
3ヶ月後にゴールインしたそうです。

fuji_may25


















25日の午後は箱根に回り、芦の湖の湖畔でピクニックタイム。

自由時間がとれたので、波打ち際の芝生に座って、メールを書きました。

ウグイスをはじめとする鳥たちのさえずりが、打ち寄せる波の音に混じり、
そよ風が肌を心地よく撫で、お日様と新緑に包まれて、幸せな気分に浸れました。

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自由時間の後は、観光船に乗って、湖をわたりました。
風が思いっきり強かったけれど、とっても爽やかな陽気で、
皆さん大満足してくださいました。

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ああ、いよいよ今日、6日ぶりで家に帰れます!

帰ったら、洗濯をして、散らかっているにちがいない台所を片づけたら
即、勉強開始です!! 待ちに待った、本格的な勉強!

二次関数、必要・十分条件、サイン・コサイン、絶対値 ・・・・・ に加えて、
いよいよ、2Bの指数へ突入です。

地学もやらなくっちゃ! お星様や太陽の明るさのこととか ・・・・・。
地歴は、また迷い始めました。 やっぱり日本史にしようかなあ?
ああ、漢文も! ああ、どうしよう! 何も手をつけていないに等しいです。

駿台マーク模試!
高校生のときに受けた、旺文社以来の模試受験。

にわかにドキドキしてきました。  
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2010年04月30日

勉強、両立できない!

今週もずっとツアーで朝から晩まで飛び回っています。
夜中は夜中で、会社のメール処理や納品の仕事を避けて通れません。

こんな調子では、スキマ時間を利用しての勉強にも、限界あり!

果たして本当に受験を目指せるのか??

昨日、原宿の竹下通りで、仕事中に2時間もの空き時間が出来たのに、
勉強する机も椅子も見つからず、混雑する原宿を歩き回ったことが悔しい。

7月の駿台模試の申し込みが5月なのに、まだ何一つ準備できていません!

日本史、世界史、地理、どれを選択するにしても、何も出来ていないし、
地学はゼロに等しく、数学は1Aの入口をのぞいたに過ぎず、漢文はまだ初歩。

それでも、仕事を辞めるわけにはいかないので、
昨日も、夜遅くまで、屋形船の宴会を頑張りました。

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憎めないけれど、時間にルーズで、自由きままな、ジャーナリスト諸君。

エジプト、レバノン、クエート、南アフリカ、イギリス、オーストラリア、NZ。

これらの国々の、純朴で、フレクシブルで、フランクで、楽しい人たちとのツアーも
今日の夜遅くに、成田空港で終了します。

4月29日(木) 屋形船からの東京湾の日没

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同じく、東京湾の宵の明星

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宴会が終わると、船頭さんをはじめ、船の人たちが温かく見送ってくれました。

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明日からは、私にとってもゴールデン・ウィークになるか?
果たして、今年もまた、勉強を途中で投げ出すことにならないか?

ゴールデン・ウィークにしっかり勉強できるかどうかが、その鍵です。

でも、五月の節句の飾りつけもしないとなあ!  
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2010年04月17日

遅い雪便りとガイドの高齢化

4月15日(木)

横浜の三渓園で見つけた、サクラソウの展示会。

桜の咲き終わった後の園内、冷たい雨の降る中、
可憐な花が、わずかに明るさを添えていました。

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4月16日(金)

箱根のホテルで朝5時半に目覚めました。

カーテンを開けると、雪、雪、雪!

気温も0度で、この時期の寒さと、遅い雪という点では、
関東地方では、1969年以来、実に41年ぶりとのことです。

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一方、アイスランドでは火山噴火の火山灰の影響で、
ヨーロッパ北部の多くの空港が閉鎖され、
16,000便以上が欠航となったとのニュースが・・・。

まさにちょうど、日本の活火山の活動や、
江戸時代の富士山の噴火の話をしていた矢先の出来事でした。

私のお客様たちが帰国される頃には、
空港も正常に戻っていることでしょうか。


それよりも、昨日、今日あたりに来日する予定の
海外からの観光客の足が奪われたことにより、私たちガイド仲間の多くは
突然のツアーキャンセルに泣いています。

完全なる季節業。

春と秋にしか仕事がないというのに、
円高や、こうした不慮の災難の度に、就業の機会を失ってしまうのです。

何とも、割の合わない仕事です。

この仕事に就く若い人が減って、ガイドが高齢化しているのも
無理のない話です。

現役のベテランは、皆、50~60才代。
70才以上も珍しくありません。  
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2010年04月15日

旅先のささやかな日記

4月13日(火)、再び6日間も泊まりがけなので、子育ては完全に放棄かと思いきや、
時間がなくて銀行に口座を作りに行けない子供のために、寸暇の空き時間を利用して
お台場から渋谷まではるばる銀行に駆けつけるという、親馬鹿ぶりを発揮しました。

結局は、せっかく行ったのに、本人の来店しか受け付けないとのことで、渋谷行きは
徒労に終わりました。別の銀行では親でも作れたので、すっかり大丈夫だと思い込んで、
事前に電話で確認しなかったのが間違っていました。

家庭教師の給与振込口座の支店を指定されたということなのですが、時間がないならば
何故もっと早く母親に言わないのか、何故、母が出発するその朝にいきなり言うのか?
相変わらずの子供ですが、それだけ猛烈に忙しいということでしょう。


4月14日(水)、無事、新歓コンサートを弾き終えたでしょうか?
優秀な後輩が入部してくれる見込みはあるのでしょうか?
メールひとつ寄こさないので、何もわかりません。

さて、この日、母は、元気に早起きして、バスの配車確認をする際、ふとそこにあった
ホテルの花壇に目をとめました。 可憐な花、配色が何とも言えず素敵です!

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今回は、英国、インド、バングラデシュの方々で、団長さんはイスラエルの女性です。
多くの方が、お医者さんや女医さんのご夫婦連れで、揃ってとても好奇心旺盛です。

健康保険制度や所得税、持家所有率など、さっそく質問が飛び交っています。

この日は快晴で、視界良好、中禅寺湖畔からの眺めが最高でした!
でも風はとても冷たくて、手が凍りそうでした。

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一日の仕事が終わった後、ひとり、お台場の「ぼてじゅう」で、秘伝のソースによる
焼きそばを食べて、その日の夕食としました。

本当は大盛りが食べたかったのですが、鬼饅頭とスイートポテトが部屋にあったので、
普通サイズで我慢しました。 480円也。

部屋へ帰る途中、お台場から眺めるレインボーブリッジと東京タワー、汐留の夜景が
とても印象的でした。

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2010年04月06日

旅の終了、勉強再開

「庭園のレクチャー用に会議室とプロジェクターとスクリーンを用意して!」

「毎日、サンドイッチを買える店でバスを止めて!レストランに寄る時間がないから」

「レストランのテーブルの下がスースーして寒いから全員に膝掛けを用意して!」

連日のようにこのような注文が入り、早朝から夜遅くまで、本来の案内に加えて、
様々な仕事がわいてきて、実に大変なツアーでした。

ブログの更新も、いただいたコメントにお返事することも出来ないまま、
どうにか睡眠時間だけは確保しながら、無事仕事を終えて帰ってきました。

今回のツアーのメインは「庭園めぐり」。
英国から、ガーデン・エキスパートまで同行してきました。

というわけで、東京の六義園、清澄庭園、旧古河庭園、浜離宮庭園、横浜の三渓園、
金沢の兼六園 などを見て回りました。

また、お決まりの日光に行った他、横浜市内、長野県の松本、岐阜県の高山と白川郷、
富山県の五箇山の合掌造り、金沢の武家屋敷と兼六園を見学して、京都に回りました。

このツアーの簡単な記録をしたら、即、勉強再開です!
何といっても、数学! 数学を何とかしないと、何も始まらないのです!!

それに、東進の「地理B」の中間テストも受験したいしなあ。
受験締切まであと3日しかないので、一学期の総復習を頑張らなくては!

コメント返信には、もう少しだけお時間をくださいね。


3月30日(火) 東京

旧古河庭園

陸奥宗光の次男のときに造園されたもので、大正初期の庭園を代表するものです。
傾斜の上にバラ園を中心とする西洋庭園と洋館があり、低地に日本庭園があります。

鹿鳴館やニコライ堂を設計した英国人建築家のジョサイア・コンドルによる洋館を背に
椿のピンクが鮮やかでした。あいにくバラ園の鑑賞には時期が早過ぎました。

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こちらは、六義園の有名な枝垂れ桜です。
1702年、柳沢吉保が作らせたこのお庭はいつ来ても見事です。

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3月31日(水) 日光

華厳の滝壺にヘリコプターが下りていく現場を目撃しました。
投身自殺者が出たようです。

直前に、
「悠々たるかな天壌、遼々たるかな古今、・・・・・・・・・・
はじめて知る大なる悲観は大なる楽観に一致するを。」

という「人生不可解」の遺書を残して、明治36年6月、この華厳の滝壺に散った、
当時の一高生、藤村操(18歳)の話をしていたので、まさかの出来事に驚愕しました。

滝壺へと、プロペラを回しながら降りていくヘリコプター。

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4月1日(木) 横浜~箱根

みなとみらい21と三渓園の他に、中華街にも寄りました。

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大騒ぎしたレクチャー用の部屋は、まず第一回目を箱根で無事確保しました。
パソコンとプロジェクター、スクリーンも無事につなげて、レクチャーの実現。

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毎晩、夕食にも同伴しなければいけないグループなので、拘束時間が実に長いです。
夕飯が終わったら、すぐに部屋に戻って寝て、翌朝4時頃に起きて仕事の準備をする
毎日でした。

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この日は、洋食のフルコースでした。メインは和牛のかわいいステーキ。
他の日には、しゃぶしゃぶだったり、飛騨牛の炭火焼きだったり、夕食のメニューは
バラエティに富んでいて、いつも大好評でした。

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4月2日(金) 松本城

国宝松本城、いつ来ても素敵ですね。

もっとも、ここに来るのは久しぶりのことでした。
子供が度々参加した、スズキメソードのバイオリン夏期学校以来です。

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松本の後、梓川に沿ってバスは走り、上高地や乗鞍の近くを通る頃には、
深い雪におおわれた山々と渓谷の美しさに、誰もが、

「こんなところに来られるなんて想像していなかったわ!
まるでスイスに来たみたい!」

と、大はしゃぎしていました。

安房峠を超えるあたりまでは、まさに絶景中の絶景!
私の目には、スイスというより、純粋に日本の山国の風景に映りました。
改めて深い感動に胸を打たれた日本の姿です。

4月3日(土) 高山市内

陣屋前の朝市です。
高山は江戸時代に幕府の天領でした。江戸から派遣された代官の屋敷が陣屋です。

陣屋前では、農家の主婦が持ち寄る、桑や切花、米、野菜、味噌、漬物など自家製食材
の他に、手作りのお手玉や"さるぼぼ"人形などが売られています。

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4月4日(日) 白川郷~五箇山~金沢

去年の3月に訪れたときはかなり雪が降っていましたが、今回は快晴でした。

白川郷の展望台(俗に天守閣)から見た集落と、雪を頂いた山々。

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白川郷の合掌造

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富山県の五箇山では国の重要文化財に指定されている岩瀬家を訪問しました。
囲炉裏端でご主人が歴史を説明してくださり、奥様が地元の民謡 「こきりこ」を
歌ってくださいました。

「こきりこ」に使用する楽器(音階はありませんが、叩いたり擦ったりすると、
ユニークな音が出ます)を、英国の皆さん、実際に手にとって体験されました。

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五箇山ではさらに和紙作りの工程を体験しました。
去年はランチョンマットでしたが、今年は絵葉書を3種類作りました。

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金沢から京都に向かう「サンダーバード」の車窓からは北アルプスが壮大な姿を
見せてくれ、しばし目が釘付けになりました。

京都に団体を送った後、新幹線で家に帰ると、夜中の24時を過ぎていました。

翌日はゆっくりしようと思っていたら当日朝の電話で都内観光の仕事が入ってしまい
4月5日(月)は、ドイツからいらした親子4人と雨の東京を2万歩以上歩き回りました。  
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2010年03月25日

旅のアルバムと勉強予定

先週の日曜日からずっとツアーに出ています。
本当は勉強していたいのですが、食べるためには、仕事をするのが当たり前。
この不況の時代に、そもそも仕事があること自体を感謝しています。

というわけで、毎日がんばっています。

3月22日(月・祝) 都内観光より

浅草寺の雷門

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浅草?名物の揚げ饅頭? (これが結構おいしい)

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栗のあんこが入った鯛焼き
食べたことはないのですが、とても繁盛していたので、パチリ!

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3月23日(火) 日光より

東照宮の青銅の鳥居より、
陽明門を真ん中に、左右対称に並ぶ鐘楼と鼓楼、朝鮮の鐘とオランダの燭台をのぞむ

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三匹の猿

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竜頭の滝

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華厳の滝

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3月24日(水) 鎌倉・箱根より

鎌倉の大仏

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箱根では、雨、霧、強風、の三重苦。
それでも、めげることなく、大涌谷まで行きました。
おかげで、服もカバンもびしょ濡れ。

でも、温泉は良かった~! 極楽の気分。

今日は、一路、兵庫県は姫路城に向かいます。

長時間、新幹線に座っている時間を利用して、勉強する予定です!☆

今日の予定は、いつも通り、二次不等式の復習と、日本史と、地理。

読書も少し出来るかなあ?  
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2010年03月22日

入試講演会から仕事へ

3月21日(日)、朝から某予備校主催の2010入試講演会に行ってきました。

この入試講演会は某難関大学に特化したテーマで行われたものですが、
目玉は同予備校英語講師大島先生の特別講演でした。

受験英語の勉強法についてのお話では少しもありませんでした。

むしろ英語とか化学とか数学とか科目に線引きをするのではなく、それどころか
音楽や将棋や余暇までも含めたあらゆる活動が有機的に関連し合うことの面白さを
教えられました。

また、勉強と遊び、遊びと勉強の境界線のない、好奇心に満ちた生活そのものに
真の意味での勉強の真髄があることを、しみじみと感じされられたお話でした。

聴衆の目をじぃっと見入って、聴衆の心を引きつけて離さない語り口は
そうそう誰にでも真似の出来ることではないですが、それよりも私はお話の内容に
圧倒されました。

文学部を出てから医学部を受け直してお医者さんになり週一回は予備校で教える人、
医学部をやめて文学部を受験し直して新聞社の論説委員になった人など、
様々な身近な具体例には、おもしろい人生のあり方が見えます。

いろいろなことに興味を持っていれば、人生、途中で方向転換をすることも
十分可能なのだ、大学入試が人生に一回限りの勝負である必要は少しもないという
持論の裏づけを得たようで、大いに自信を持ちました。

将来の受験生の姿もありましたが、会場を埋め尽くした人の大半はお父さんやお母さん
でした。熱心にメモを取る人あり、その熱心さに少々びっくりもしました。

我が子の場合には、中学受験では私も熱心に講演会や保護者会に通ったものの、
大学受験では完全に本人任せで私はほとんど何も関与していなかったので、
こんなにも熱心な親御さんたちと自分を比べてみて、「落ちたのも無理ないか?!」と
妙に感心したりしました。

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講演会の後は、成田空港に行きました。
この日始まる新しいツアーの団体を出迎えるためです。
折りしも日本は連休で、春休みの真っ只中。空港はとても混雑していたし、
都心に入る道路も、ディズニーランドあたりから渋滞続きでした。

でも、東京湾の水平線上に、ひときわ輝く宵の明星と、黒い輪郭をくっきりと浮かべた
富士山の姿が認められたのは、ラッキーでした。

今日は、東京都内観光です。都庁の展望台から、富士山がまた見えるかな?  
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2009年10月27日

子の受験と母の仕事

日光東照宮の紅葉

例年なら、9月から10月の紅葉の時期にかけて最低でも3回は足を運ぶ日光に、諸般の事情が重なった今年の秋は、今日初めて行ってきました。


東照宮に続く、広く長い参道沿いでは、紅葉が最高潮を迎えていました。


東照宮と輪王寺を拝観した後は、お決まりのコースである「いろは坂」を登ります。

いろは坂の紅葉は残念ながら、ほとんど終わっていました。一昨日から続いた雨が、葉の多くを落としてしまったようです。






男体山と中禅寺湖












いろは坂を経て、中禅寺湖に着くと、やや強い風で湖面が激しくざわめいていました。
中禅寺湖より望む山は、男体山(2,484メートル)です。
山頂に雪がかぶるのも、もうまもなくでしょう。

華厳の滝で


中禅寺湖の後は、華厳の滝です。
今日は、エレベーターを利用して、
滝壺の観曝台まで下りていきました。


写真は、一緒に旅をしている皆さんで、
オーストリアのウィーンから参加されました。


結婚20周年記念のご夫婦が3組と、
25周年記念のご夫婦1組とそのお嬢さんです。


皆さん、昔から家族ぐるみで
大の仲良しなのだそうです。





このような旅を、私は、去年も、一昨年も、一昨々年も、毎春、毎秋ごとにやっていました。旅は日帰りのものから、長いものでは10日ほどに及びます。

10月は、例年、ほとんど一日も休みなく働いていたように思います。

子供が高1のときに、この仕事に本格的に復帰したので、高1、高2、高3、浪人と、ほとんど母親は家を留守にしていたことになります。

高1の子供を、初めて一人きりで留守番させたとき、奈良の大仏の前にいた私の携帯がブルブルッと震動しました。電話に出ると、「どうしよう、寝坊しちゃった。もう今さら学校に行けない。」と、子供の声。

午前10時頃でしたが、遠い奈良から、母は心を鬼にして、「行きなさい!今からでも学校に行きなさい!」と、命令したのでした。

高3と浪人の春秋は、仕事が特に過密状態だったので、子供はほとんど一人暮らしをしていたと言っても過言ではありません。

食事は、外食とお弁当とパンやおにぎりでつないでいたようです。

無事に大学生になった今は、親がいなくても、まるで構わないといった様子ですが、受験期には、随分と大変な思いをさせたものです。

しかし、自分の性格からすると、家にべったり張り付いていたなら、きっと、うるさく子供に干渉したに違いないので、仕事のおかげで、期せずして子供の自立を促すことになったのは、結果的には良かったのかもしれません。
  
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2009年09月26日

テニス選手と朝青龍

キャンセルが相次ぎ、開店休業も同然だった9月のガイドも、今日は珍しく大相撲を観戦するという仕事が入りました。

亡くなった父が相撲ファンで、九州場所を除くほとんどの場所に通い詰めていた関係で、私も子供の頃は頻繁に相撲を見ていました。猛暑の中、名古屋場所にも何度か足を運んだことがあります。

手に汗を握って、千秋楽や優勝決定戦を見守った懐かしい思い出が残るのは、大鵬と柏戸が活躍した、いわゆる「柏鵬」時代です。

その後、北の湖や朝潮たちを夢中で応援した時期があったのですが、いつの間にか、気がつくと、完全に相撲から遠ざかっていました。今では、力士の名前も横綱くらいしか知らず、他は顔も名前もさっぱり区別がつきません。

しかし、昔取った杵柄! 相撲に関する基本的な知識は、まだそう衰えてはいません。
それに、3年前にも仕事で両国の5月場所を見ているので、幸いにも場内見取図を始めとする資料が揃っていました。

そこで、にわかに復習をして、ドキドキとワクワクが半々の気持ちで、今日は出かけていきました。

今日、大相撲にご一緒させていただいたのは、現在、東京の有明コロシアムで開催中の、東レ・パンパシフィックテニス(女子テニス)に出場中の選手2名と、そのご家族、および、女子テニス協会のマネージャー女史、そして、東レの広報担当者と、テニス・カメラマンの佐藤さんです。

小型バスで国技館に向かう途中、大相撲の概要を説明しました。
初めてこれを見る外国人にとっては、何もかもが珍しくて、解からないことだらけなので、ある程度の事前学習が不可欠なのです。

例えば、まげ、まわし、しきり、土俵、番付、行司、呼び出し、のぼり、etc.

そしてまた、取り組み自体は通常とても短いのに、その前の準備が長いこと!
その間、塩を振りまいたり、しこを踏んだり、対戦相手とにらみあったり、いったい何をして
いるの?という疑問がわくのは当然です。

また、今日の最後の横綱の取り組みのように、重要な取り組みには、懸賞金ののぼりが
沢山土俵を回ります。

そこで、そういったことを、予め、大雑把でも説明しておくのです。

今日は、実際に観戦が始まってからも、次々に質問がありましたが、それらに何とか答えながらも、二人の横綱の勝敗だけは、しっかりと見守りました。ことによっては今日、優勝が決まる可能性もあったのですが、結局は、明日の千秋楽に持ち越しとなりました。

さて、終了後、西の支度部屋で、テニス選手が朝青龍に対面して記念写真を撮るという予定が入っていたので、関取がお風呂を浴びて、着替えをするのを待って、報道カメラマンたちに視野を遮られる中、何とか、携帯でワンショット撮ることに成功しました。

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写真(左より)

横綱 朝青龍

2009年 全米オープン準優勝
デンマークのウォズニアッキ選手(19才)

カナダのウォズニアク選手(22才)




たまたま、この二人の選手の苗字はとても良く似ているのですが、まったくの別人です。
そして、特に、デンマークのウォズニアッキ選手は、テニスを知る人なら、知らない人はいないほどの有名な選手のようです。私はテニスと縁がないので、まったく知りませんでした。

家に帰ってから息子に今日あったことを伝えると、叱られました。
「何故、サインを貰ってこなかったのか~~?!」と!
息子はスポーツ大好き人間なのです。

でも、私は、かえって良かったと思っています。
なまじっかスポーツ好きだと、仕事を忘れて夢中になり、顰蹙をかうことになるからです。
私たちの仕事は、あるときには(特に主催者さんの面前では)、徹底した陰の存在として、
一歩か二歩、下がって、接することが大事だからです。

ところで、テニスのことを何も知らない私でも名前くらいは知っている、杉山愛選手が、今季限りで現役引退を表明し、この東レの大会がラストマッチになるという記事をネットで見ました。  
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2009年07月12日

その後の日常とブログ

まる一週間以上も更新が滞ってしまいました。

文字通り、死にそうに忙しい、大変な一週間だったのです。
あの混雑する都心を通り抜けて、反対側のディズニーシーまで通う毎日が
どれだけ辛かったことか!

おまけに、二日目は中央線の遅れに巻き込まれて、電車が一向に動かず、
十分に余裕をもって出かけたにもかかわらず、集合時間ぎりぎりに飛び込むという
きわどさと、ストレス。

それだけでなく、お世話する相手が、ウォルト・ディズニーと一緒に
ディズニーランドを作った創立メンバー、つまり、超VIPのご一家なのです。

このご一家を、細心の注意をもっておもてなしすることは当然のことですが、
取り巻きの方々やエージェントに気を遣うことも、通常の比ではありません。

かくして、毎朝、ディズニーシーまで通いながら、一度も中に入ることはなく、
東京や富士山や箱根の観光をするという日々を過ごしました。

ロボットが見たい、文具が見たい、和紙は、フィギュアは、アニメは、
人力車に乗りたい、歌舞伎が見たい、mizunoのキャッチャー・ミットが欲しい、etc.

東京では、盛り沢山のリクエストに応えて、通常のツアーとは大幅に異なる
カスタムメイドの行程で、都内を駆けずり回り、精魂尽き果てました。

皆さん、良い方ばかり、子供たちも良い子だったのが、唯一の救いでした。

  

ブログからしばらく遠ざかってしまった、もうひとつの理由は、
ブログ上でのある大切なお友達が、ブログを辞められたことです。
これは、大変なショックでした。

また、それと前後して、同じく親しくお付合いさせていただいている、
別の大切なブログのお友達も、更新のペースを落とされ、
最近、ブログの限界について切実な思いを綴っていらっしゃるのを見て、
一気に、体中の力が抜けてしまいました。

仕事、仕事で、物理的に忙しかったことも事実ですが、
このブログ関係のショックから立ち直るのにも、時間が必要でした。

コメントとコメント返信、もうすぐします。あと少々、お待ちください!


生まれて初めて行ったディズニーシーのミラコスタ周辺
disneysea













表参道のカフェで、ファミリーとコーヒーブレイク
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4人のキッズと一緒のMIKO(右端)
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気を遣った3日間の後は、大学の講義や学会での発表のために来日された、
オランダのライデン大学医学部の教授ご夫妻(奥様は裁判所の検事!)との、
東京湾ディナー・クルーズでした。

ライデン大学と言えば、19世紀前半、かのシーボルトゆかりの大学です。
シーボルトはヴュルツブルグ生まれのドイツ人ですが、オランダ商船医として
日本に派遣され、長崎に鳴滝塾を作って日本の医学発展に貢献したことは、
中学生でも知っているでしょう。

医者としてだけでなく、植物学者、日本研究者としても多大な功績を残した
シーボルトが、シーボルト事件で追放されたことは、日本では有名です。

このシーボルトゆかりのライデン大学からいらしたご夫妻だったので、
江戸時代の前夜から明治維新、果ては、近現代に及ぶまでの話題に花が咲き、
あっと言う間に時間が過ぎました。

ディナー・クルーズより、お台場の風景
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直接は関係ないですが、
シーボルトの話題が出たついでに・・・

こちらは、去年、長崎に行ったときに
撮ったもの。

江戸時代に鳴滝塾のあったあたりの、
手前の小路にこの道しるべがあります。









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こちらも同じく、長崎。

鳴滝塾跡地のシーボルト胸像です。













 子供の近況 

小学生の模試監督の一日アルバイトで6,500円を得て大喜び。

今度は、夏休みの単発の家庭教師に申し込んだそうですが、
応募者多数で、家庭教師を依頼するご家庭の要求も非常に細かいので、
どうなることやら。

大体、
「高校受験経験者で、早稲アカ経験者で、男子で、何々線沿線に住んで・・・」
などといった要求では、

ひとつひとつのフィルターにかけたら、いったい何人残るのか?!
そこで、条件に合わずとも、まだ若干の望みを託している次第です。

ただし、7月は試験があるので、自分自身の勉強も忙しいらしいです。

また、このところ、あり得ないとは思うのですが、
「コンクールに挑戦してみたい、この夏は、だから思いっきり練習したい」
と言い出す始末。

高校時代の友達の芸大生から、おだてられたこともありますが、
高いハードルを目指して努力することで、力をつけるのが目的のようです。
  
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2009年05月23日

通訳?と物作りの感動

前にも書いたかもしれませんが、
私は「通訳ガイド」という職業名が嫌いです。
国家資格としての正式な名称は「通訳案内士」(元、通訳案内業)ですが、
これも気に入りません。

というのは、私たちの仕事は「ガイド/添乗員」だからです。
仕事の内容からしても、方法論の点から見ても、「通訳」とはまったく異質の仕事で、
両者の間に共通点はほとんどないと言って差し支えありません。

ですから、何故こんな名前がついたのか意味不明です。

工場訪問時の質疑応答やレセプションの席上で通訳を頼まれることが
まったく無いとは言いませんが、それは本来の仕事ではありません。

工場では、営業担当者も技術者も、皆さん英語がお上手ですから、
私の出る幕はあまりないのです。私の役目はもっぱら「羊飼いの犬」のように
団体が見学コースからはみ出さないよう後ろからついて見張ることくらいです。

私たちが本領を発揮するのは、旅行業においてです。
旅程の管理、そのために必要な各種手配の確認、交渉、下調べ、
観光名所の案内と、歴史、地理、社会、日本事情の説明を主な仕事とします。

「通訳」 → 人と人の話の受け渡し。自身のアピールは禁止。あくまでも黒子。
「ガイド」 → 自分の言葉、自分の裁量で、旅を演出できる。個性を出せる。

FujiView
今回は富士山麓に宿泊したので、
五合目や富士五湖に行ってきました。
(この写真は別のときのもの)



横浜見物もしました。
みなとみらい、中華街、三渓園などです。

三渓園とは、19世紀末に横浜港からアメリカ向けの生糸貿易で財をなした実業家
原三渓が作った庭園です。
三渓が紀州、京都、鎌倉、飛騨などから集めて移築した重要な建築物や、
三渓が保護支援した横山大観、下村観山ら日本画家の作品が見られます。

Sankeien2

横浜 三渓園

紀州徳川家の
数奇屋風書院造りの別荘








今回の工場訪問では、私のグループと時を同じくして、中国からの大型団体も
来ていました。中国ビジネスがますます重要になってきている証拠です。

ところで、ロボットが2台、チームワーク良く仕事に精を出す姿には見とれました。

素材を渡すロボット君、それを受け取った別のロボット君は手の平を器用に返して
素材の向きを変えながら面とすべての辺を加工。そしてそれを元のロボットに返す。
受け取った元のロボットは、それを傷つけないように、そーっと、ゆっくり、慎重に、
別の場所に降ろし、再び新しい素材を差し出す・・・。

こんなことを延々と繰り返すのですが、機械の秘密がよく分からない
門外漢の私は、ただただ感心するばかりです。


同社の機械を使って、某工業専門学校の生徒さんたちが作った
素晴らしい作品が展示されていました。

Riesenrad


その名も

「観覧車」


















工業を勉強する人を私は尊敬してしまいます。
物を作れる人はすごいです。
私は物を使うだけなのに、それすら使いこなせないでいます。

物を作るという意味では、お百姓さんも尊敬します。
私はお米も野菜も作れません。
その上、自慢じゃないけれど、花を買ってきても、
あっという間に枯らしてしまいます(泣)
  
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2009年04月09日

花祭り

昨日、4月8日は花祭り、お釈迦様のお誕生日でした。

ちょうどガイドで鎌倉に行ったので、あちこちでささやかな花祭りの様子を
見ることができました。

まずは北鎌倉で下車し、鎌倉五山第二位の円覚寺へお参りします。
北条時宗が無学祖元を招いて建てた臨済宗の禅寺です。

EngakuHanaF_1

仏堂にて

色とりどりの花でおおわれて
右手を上げてすっと立つ子供姿のお釈迦様の頭に
甘茶をかけます。

その後で、自分達も甘茶をいただきました。



境内を奥へ向かって進むと、やがて左手に国宝舎利殿という文字が見えてきます。
ただし公開されていないので、柵越しに建物の一部がわずか見えるだけです。


次なる目的地は鎌倉五山第一位の建長寺
蘭渓道隆が開山したと言われる禅寺で、鎌倉時代後期に寺の修復費用を作るため、
建長寺船と呼ばれる貿易船を元に送ったことで知られています。

Kenchoji

建長寺では、まず山門の手前で
桜が出迎えてくれました。



境内の一番奥の小高いところにある半増坊の展望台まで、息切れしながらも
一気に登ります。北鎌倉一帯の深い緑が一望のもとに見渡せ、
空が澄んでいれば富士山も見える場所です。


建長寺を後にして、道を下っていくと鶴岡八幡宮が現れます。
本堂と拝殿は鎌倉の目抜き通り若宮大路を見下ろす高台にあります。
若宮大路の突き当たりまで目をやると、そこには相模湾が広がり、
夏の間、海水浴場として賑わう由比ガ浜もすぐそこです。

TsurugaokaHochzeit
八幡宮の境内で、結婚式の行列に会いました。

大勢の参詣者や観光客からも祝福を受けながら、
しずしずと行列は進みます。


鳩サブレー応神天皇が八幡様になったと言われますが、
どこの八幡宮にもいる鳩は八幡様のお使いだそうです。

鎌倉名物の鳩サブレーを買うことも忘れません。
さくさくっとして、とっても美味しいのです!



若宮大路の真ん中を走る有名な段葛(だんかずら)は桜が満開で、
行き交う人々でいっぱいです。

若宮大路にあるおそば屋さん「峰」で昼食をとった後、
見るのも食べ歩くのも楽しい小町通りを通り抜けて、鎌倉駅から江ノ電で長谷へ。


長谷ではまず高徳院の大仏へお参りします。
境内裏手に与謝野晶子の歌が刻まれた碑があり、今風に言うと「ハンサムなお釈迦様」というようなことが書いてありますが、それは間違いです。

DaibutsuKama
このお寺は浄土宗で、
その本尊である大仏は阿弥陀仏なのです。


建立当時は建物があったそうですが、
中世に津波で壊れてから再建されていないため、
もう何百年もの間、日光や雨風にさらされて
このように野外に座っています。




大仏の後は長谷寺まで5分ほど歩きます。
長谷寺では弁天窟とお庭を見てから階段を上ると、中二階ほどのところに
水子地蔵がところ狭しと並んでいます。

HaseMizuko_1






本堂はこのお寺の本尊である十一面観音菩薩を祭った観音堂。
楠の大木の片面に彫ったこの立像、言い伝えによれば、同じ楠のもう片方の面で
彫られた瓜二つの立像が奈良の長谷寺にあり、ここ長谷にある方のかたわれは
海上の安全を祈願して大坂の港から海に流されたのが、潮流に乗って近くの海岸に
流れ着いたとのことです。
日本一長身のこの観音様は、撮影禁止です。

HaseHanaF 

境内には右手を高く上げた子供姿のお釈迦様が
花に包まれて飾られており、作務衣を着た若い僧が

「今日はお釈迦様のお誕生日の花祭りですから、
甘茶をかけてあげてください。今日だけですよ。」

と、観光客にアピールしていました。




2日間の仕事から帰ると、最近届いたばかりの東進の教材が気になります。
とりあえず、地理Bと世界史B「現代史」を申し込んでありました。
年度が変わって新しい教科書を手にするときはいつでもわくわくします。

今週末は室内楽の集まりがあるので、今日と明日はバイオリンを練習しないと
いけないし、日曜日には息子のバイオリン演奏会を聞きにいくし、
月曜日には仕事で沖縄に飛ぶので、しばらくは勉強もお預けとなりそうです。
  
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2009年03月19日

丸の内のチューリップ5

今日、丸の内のチューリップの写真をアップしたばかりなのに、
今日の朝日新聞夕刊の15面に、同じく丸の内のチューリップ花壇が
写真入りで取り上げられていたので、嬉しくなって思わずこの文を追加しました。


  
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春うららか初仕事5

昨日、この春一番の仕事で都内観光に行ってきました。
実にお正月以来のことです。

2月は、例年ならばクルーズの仕事で、広島、長崎、沖縄などに飛ぶところですが、
昨年と今年は息子の受験があったため、2月はツアーを断っていたのです。
そうでなくとも、この仕事は季節業なので、春と秋以外はほとんど暇です。

昨日は明治神宮、都庁展望台、浅草寺、皇居といったありきたりのコースで、
私にとっては正直なところ面白味も何もないのですが、初めてのお客様のために、
限られた時間の中で心を込めてご案内しました。

皇居前でバスを帰して自由解散にした後、ひとり東京駅に向かう途中、
新丸の内ビルの横の歩道にチューリップの花壇を見つけました。
赤、白、黄色、ローズ、ピンクと目の覚めるような鮮やかな光景で、
花壇を前景に写真におさまる中高年のご夫人連れや母娘の姿が見られました。

ピンクのチューリップを携帯でパチッと撮ってみたのでアップします。
春うららかな都心の午後でした。

pink tulip
  
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2006年10月01日

アメリカのVファミリー

忘れたくないことがありすぎて困ります。それだけ良い思い出が多いということなので喜ぶべきですが、今回取り上げる件では嫌なこともありました。でも最終的には成功だったので記録しておきたいと思います。アメリカコネチカット州のVファミリーと旅した1週間です。

富士五合目に行く日、五合目を見て箱根に戻る予定だったのに、突如V氏が山頂に上ると言います。6月末で山開きまであと数日とは言うものの、まだ正式には開かれていません。危険が伴います。一方、家族は五合目を見たら箱根に戻ると言います。まず車の問題があります。一旦五合目まで送り届けた後で家族を箱根に連れ帰って、再び夕方五合目まで迎えに行かなくてはならないからです。

2回も往復する費用は予算に含まれていません。誰がこの費用を負担するかという点、また公に開かれていない山に登って事故があった場合にどうするかという点、この二つを説明して諦めてもらおうとしましたが、この旅行のハイライトはご主人の富士登山であって、その点はすべて事前にリクエスト済みだと奥さんが言い張ります。果ては、「富士山は開かれていようがいまいが、そこにあるのであって、法律に違反するわけでもないし、あなたに指図されることはない!」と奥さん。

自分一人では判断できないので、旅行会社と相談して、費用については後日話し合う点と、事故の場合には責任は本人にある点を納得させて、とりあえず登ってもらうことにしました。夕方、再び五合目までご主人を迎えにいきます。予定通り夕方5時半に戻ってきたお父さんは、運転手さんと私の顔を見るなり、膝から下がふらふらときて、車の中になだれ込みました。富士登山の大変さをとことん味わいながらも強気で頂上を制覇して、孤独と戦いながらたった一人降りてきました。

稲取の寿司屋で
翌日は伊豆半島の旅です。どうしても海岸で寿司が食べたいというので、ガイドブックで見つけた稲取海岸の魚八に案内します。新鮮なネタで味も良く、とても喜んでもらえたので私の株も上がりました。金目鯛の目を食べようと挑戦する長女の姿が、ほほえましい一コマとなりました。

また、いわゆる「off the beaten track」と呼ばれる、観光客があまり出入りしないところを望んでいた家族なので、伊豆のひなびた漁村や山村で降りたのが気に入ってもらえました。

あさば能舞台

その夜の宿泊は修善寺温泉の老舗あさばです。昔、雑誌や本で写真を見て、ひそかに憧れていた野外の能舞台のある旅館です。Vファミリーのおかげでこの舞台を実際に見ることができて感激しました。あいにくお能の上演はありませんでしたが、本当に素敵な旅館です。いつかお能があるときに泊まりたい旅館です。もちろんお能は薪能です。




あさばの薪能
昔買った本に載っている、薪の火がゆらめく中に浮かび上がるあさばの能舞台は幻想的で、まるで600年も昔にタイムスリップしたみたいです。



伊豆の後、高山に行きました。飛騨の山々や川を越えてたどりついた小京都。ここでも、着くなり大問題に直面しました。部屋が気に入らないから部屋を変えるか別のホテルを探してほしいと言うのです。高山一の高級老舗旅館。これ以上のところは見つかりません。でも、箱根の強羅花壇や修善寺温泉のあさばと比べてしまい、自分達が泊まる部屋ではないと言います。もっとランクの高い部屋を見ると気に入りましたが、料金が高くなります。箱根や修善寺と同じ料金を払っているのだから、差額は一切払わないと主張します。これには私も困り果て、旅行会社と旅館と家族の3者間の板ばさみとなり、携帯電話の電池がなくなるほど電話しました。ようやく1時間以上たってから、お金の件は帰国後の課題として先延ばしすることになり、とりあえずランクの高い部屋へ移ってもらいました。

曲げわっぱ弁当箱そんなこんなのすったもんだの連続でしたが、高山で曲げわっぱ弁当箱を見て「素敵!」と言った私の姿を見ていたご主人、早速それを購入していました。お別れのときにくださったプレゼントの包みの中に、そのお弁当箱を見つけたときには感激しました。包みの中には、他に私の息子のためにとニューヨーク・ヤンキーズの帽子も入っていました。

「富士山から無事降りてきたときに早速箱根まで電話で知らせてくれたのが本当に嬉しかった。実は内心本当に心配してたの。」と奥さんが初めて本音をもらしてくれて、ようやく私の苦労も報われました。そして、「これで好きなものを買ってね」と渡された心付の入った封筒には、こんなメッセージが同封されていました。 Miko-san, Thank you for making sure all the details were in place. You made this a very special visit.
Thank you very much. The V. Family
  
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2006年09月30日

バングラデシュ一行と5

秋の旅行シーズンが始まって忙しくなると同時に、新しい経験がどんどんかぶさってきて、例え一時的にでも少し前の楽しい思い出が隠れてしまうのが残念なので、ぜひ書きとめておきます。

それは、私にとって生まれて初めてのバングラデシュの人々との出会いです。バングラデシュ官僚の団体で、6月に1週間にわたってお世話しました。霞ヶ関の官庁や国立大学にアテンドする他、都内の見物や日光への遠足などを一緒に楽しみました。

バングラデシュの家庭料理
忘れられないのは毎日の食事。来る日も来る日も渋谷でカレーを食べる夜が続いたある日、日光でも迷わずアジアンガーデンに入っていく彼らをよそに、さすがの私も思わず近所の蕎麦屋に飛び込んでしまいました(笑)

それでも、関係者のお宅に招待されて一緒にいただいたバングラデシュ家庭料理(写真左)には再びとっても(!)感激しました。



習慣の違いから失敗したのは、モスク礼拝。彼らと一緒にさっさと玄関で靴をぬごうとしていたら、門番が飛んできて「no, no」と上の方を指差すのです。私は「..but I am with the group.」と訴えましたが、門番は上を指差すのみ。「変なの??」と思いつつも、脇の外階段を上ると、「女子部」と書いたコーナーがあり、女性専用の礼拝室には子連れの女性などが立ったり座ったりしながら礼拝していました。そうです、男女が一緒に礼拝することは許されていなかったのです。
遠い昔、トルコに旅行や添乗で行ったときに各地でモスクを見物しましたが、礼拝には参加したことがなかったので、この習慣には一瞬とまどいました。後で彼らに理由を聞いてみると、礼拝のときに女性の姿があると、様々な考えがよぎってしまい、澄み切った心で礼拝に専念できないからということでした。なるほど。

国立博物館
上野の国立博物館では、日本の美術品にも感心していましたが、別館のアジア、特に彼らにとって身近なガンダーラやマトゥーラの仏像などに大層関心を示し、長時間とどまっていました。清澄庭園ではお天気に恵まれ、すばらしい日本庭園を喜んでもらえましたし、新宿のNSビルや都庁に案内して、新しい日本の姿も見てもらいました。


バングラデシュのフレンドリーな人々
バングラデシュのとっても人なつっこいフレンドリーな国家公務員のオジサン達を連れて歩き回った一週間。最終日の車内のご挨拶の後、団長さんから言われた言葉に思わずほろりとしました。

「自分達が国に帰って日本のことを思い出すとき、真っ先に浮かぶのはMIKOの顔でしょう。MIKOがバングラデシュに来るときは、ここにいる全員を呼び集めてお迎えします。」
  
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2006年08月25日

ガイド(富士五合目)の巻2

その後、富士五合目に行ってきました。科学者達の国際会議中の日帰り遠足で、あらゆる国籍の混じった団体でした。人数は141人。バス4台、ガイド4名でした。

仕事である以上、文句の言える立場ではありませんが、正直なところ、あまりやり甲斐のある内容とは言えませんでした。
その一番の理由は、たった一日のお付き合いなので十分なことがしてあげられず、お客様の名前を覚えるわけでもなく、それっきりで後に何の感動も残らないこと。もうひとつは、富士五合目だけが目的なので、自然に頼る部分が大き過ぎて、お天気次第で成功にも不成功にもなり、不成功だった場合には、その日一日限りの勝負なので、他の方法でカバーしきれないこと。

案の定、曇り空で五合目では何も見えず、「頂上はどっちの方向?」と聞かれ、「あっち」と指さし、「Just use your imagination」「OK, we'll use our imagination」と言って、互いに顔見合わせて苦笑いする始末。

肝心の富士山が期待できそうになかったので、行きのバスの中では精々頑張って、日本の国土(地理や気候)、日本の教育事情、就職、会社、社会人の生活などについて長々と話しましたが、帰りの車中では誰もかれもが疲れ果てて、話をするのもかえって邪魔になるのではと思える雰囲気。

おまけに御殿場での夕食では、予約が入っていたにもかかわらず、全員の席が確保されておらず、141名がそれぞれ遠く離れ離れに座る結果となり(一部は別の階)、その対応に我々4名のガイドはおおわらわ。ようやく何とか別室で我々も食事にありつけたという次第。夜22時半、バス4台が横浜に着きツアーが終わったときには、「やれやれ、何とかなったー!」という気持ちだけで、充実した気持ちとはほど遠かったのが残念です(ーー;)
  
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