2009年07月04日

音楽とアルバイトと

今日の午後、一橋大学管弦楽団のサマー・コンサートに行ってきました。

プログラム:
ロッシーニ 歌劇「セビリアの理髪師」序曲
チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」より抜粋
シベリウス 交響曲第2番

一橋大学管弦楽団と言ってもインカレなので、津田塾生も多く参加しています。
息子の音楽仲間の津田塾の子も今日弾いていました。

one_b_summer09












シベリウスの「交響曲第2番」を聞くのは、
ヘルシンキ・フィルの来日公演(セゲルスタム指揮)以来のことでした。

今回、久しぶりに一橋オケでこの曲を聞いて、少々とりこになりました。
前には印象のなかった第二楽章、今回は曲目解説を読んで少し予習したためか、
なるほどと聞き入ってしまいました。

ドン・ファンめがけて石の客が近づいてきて、やがてドン・ファンが奈落に転落する、
そんな陰鬱な雰囲気が見事に表現されていて、前に見たモーツァルトのオペラ
「ドン・ジョヴァンニ」の舞台を思い浮かべながら聞きました。

4楽章はよく耳に馴染んだ曲なので、思わず身を乗り出してしまいました。

アンコールは同じくシベリウス作曲の「カレリア」組曲から。

これは、私自身が南山大オケでヴィオラの初心者として弾いた思い出深い曲です。
何十年も前の記憶が一気によみがえってきて、思わず涙が出てしまいました。

シベリウス、やっぱりいいなあ。
これを機に、ヘルシンキ・フィル(オッコ・カム指揮)のCDを購入する予定です。
どうやら、シベリウスの2番は、ネットでも、オッコ・カムの演奏が絶賛されています。

演奏会場となった一橋大学の兼松講堂
summer_kanemstsu












今回、初めて中に入りました!
入学式の会場だったのですが、新入生1000人で満員になるので、
父母たちは、教室のモニターで入学式を見守ったのです。

門を出ると、大学通りでは、「国立あさがお市」が開催されていました。
090704_asagao1












090704_asagao













息子は、今夜はみなとみらいへコンサートを聞きに行っています。
昨晩は、首都圏の某アマオケの賛助出演のリハーサルに行っていました。
このオケのコンサート本番は今月なのですが、少しお金がもらえても、
遠いところなので、リハーサルと本番の交通費で全部消えてしまうそうです。

明日は、初のアルバイトで小学生の模試の監督をするそうです。
6,000円もらえるけれど、交通費を差引くと5,500円だと言っていました。
こちらは運良く近いところなので助かります。

一方、母の方は、長崎から帰って休む間もなく、ちょっと面倒な仕事に追われ、
それが終わったと思ったら、明朝から3日連続でディズニー・シー通いです。

片道2時間なので、毎日往復4時間。
そんなの辛いよ〜!MIKOもディズニー・シーに泊めてくれ〜〜!
と叫びたいところですが、そんな予算はないのです。

またも睡眠不足のまま、炎天下での仕事が続きます(涙)


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Posted by MIKO at Comments(6)

2009年07月02日

ブログが結ぶ縁

昨日、無事、今シーズン最後のクルーズのお仕事を終えました。

長崎はあいにくの雨。
霧のため、稲佐山に登れるかどうかが最後まで危ぶまれましたが、
ほんの一瞬の霧の晴れ間を縫ってロープウェイを決行。
頂上に着くと素晴らしい展望が開けていました。
これさえクリアできれば、後は雨でも何とかなる旅程でした。

日本寄航を終えて離岸を待つばかりの客船。次の寄港地は韓国と中国だそうです。

ship













雨が上がった夕方、いよいよお楽しみの「かわさん」との「ご対面〜♪」に出発。
かわさんが当日はく予定のスカートの写真を送ってくださっていたので、
難なく見つけることができ、さっそく新地の中華街へ。

皿うどんに目のない私のために、ママゴン桜さんが教えてくださった江山楼、
すぐに見つかりました。お店の前に鯉と亀がいました。

お楽しみの皿うどんを注文し、ビールで乾杯!
皿うどんに舌鼓を打った後は、デザートへ。

さだまさしさんお薦めの「ワンチャンボール?」というスイーツは、
残念ながらコースメニュー専用のデザートということで、
我々は注文できませんでした(泣)
代わりに黒蜜のかかった胡麻プリンをいただきましたが、これがまた絶品!

食事の後は、市電に乗って宝町で下車し、
ママゴン桜さんお薦めのベストウェスタン・プレミア最上階の NY DININGへ。
超シックな大人の雰囲気あふれるバーで、夜景を前にカクテルを楽しみました。

NY_D1













かわさん、素敵な人でした!
まず、第一印象は、思ったより若い!!
次に、美人でスタイル抜群!!
その上、センスが良い!!(⇒ スカート)

いいなあ、かわさんの若さ、フレッシュな笑顔!

同じくこの春に大学に入学した子供を持つというのに、何という歳の違い?!

かわさんとこのブログで知り合ったのは今年の2月。
私大の受験の真っ最中のことでした。それから国立の発表までの間、
合格発表の都度、二人してドキドキしながら待ち、結果を報告し合っていました。

胸がきゅーんとするような同じ思いを味わった仲間だからこそ、
受験が終わった今でも、初対面にもかかわらず気さくにお話しできました。

ブログが結んだ友情がリアルな友情に発展したひとときでした。

NY_D2













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Posted by MIKO at Comments(7)

2009年06月27日

昨日のツアーと今日のこと

昨日、朝8時前、神戸港にバス40台が集合。
伊、仏、西、英、独の5言語のツアーが各方面に向けて出発します。
MIKOは41名を連れて、京都日帰り、バイキング昼食付きコースです。

cruise_bus













金閣寺を見た後、錦市場の見学へ。
お惣菜屋さんで、蒸した薩摩芋とうずら豆の煮付けがいかにも美味しそうだったので、
「夜まで持ち歩いても大丈夫?」と聞くと、「保冷材を入れるから大丈夫」との返事。
ホントかなあ?こんな季節に?一抹の不安は残るものの、
食い意地のはったMIKOは、芋と煮豆の魅力にはかないません。
帰りの新幹線で食べる予定なのです。

nishiki_market













平安神宮のお庭ではまだ少しは菖蒲が見られるかと期待したのに、全然〜〜!
しおれてしまって見るも無残!
池にかかる橋では、猛暑と湿度でいい加減くたばった人々(含むMIKO)がいっぷく。
池の上を渡る風がすーっと心地よい。
錦鯉も暑さでまいったのか、姿さえ見せない。手で合図すると、ひょうきんに首をかしげて
見つめ返してくれる亀さんがカワイイ。

heian_garden













清水寺が終わって、商店の連なる参道に戻ると、5時を少し回っただけなのに、
もうシャッターの閉まった店がちらほら。坂を下りる間にも1軒、2軒と閉まっていく。
新型インフルエンザによる大打撃がまだ後を引いているのかしら。
今日は船のお客さんがまだこんなにいっぱいいるのに。

sannenzaka夜8時以前に神戸港に戻ってはいけない
とのお触れが出ていたので、いったいどうしたものか。6時半まで清水で時間をつぶさないと早く着き過ぎることになる。

そこで、大型団体の場合には迷子が出ると厄介なので普段は連れていかない参年坂、弐年坂を教える。もちろん、自由時間に。

実は、参年坂で「宇治金時ミルク氷」を食べるというMIKOの計画もあったのです。
が、、、ここでも、
「すみません、今日はもう終わりなんです。」
というわけで、カキ氷食べ損なっちゃった。

寒い国から来たMIKOのお客さんたちにとって、この猛暑と湿度は耐えられません。
今すぐにでも船に帰りたそうな様子で、
七味屋さんのベンチにぐったりと座りこむ
夫婦が何組も・・・。

MIKOだっていい加減疲れましたよ。


さすがに6時半までは時間をつぶせず、清水の駐車場にいたクルーズのバスが
一斉に帰り始めたので、こちらも倣って6時に出発。
帰りの車内ではリクエストがあった社会保障制度と有給休暇や勤務時間に関する
テーマだけを話し、後は、神戸市内の三宮とフラワーロードを走って時間をかせぎ、
8時ちょっと前に神戸港に帰着。

お客様たちから有り難いチップを頂き、船会社と旅行会社に終了の挨拶を済ませると、
同じくその日帰宅するガイドさんと一緒にタクシーで新神戸に直行。
新幹線の中で、お芋と煮豆と、それから新神戸でかったタコむすびを食べる。
仲間のガイドさん(彼女は西語と英語の二ヶ国語ライセンス所有者)と楽しく情報交換。

新幹線を降りてから二回乗りかえて家に着いたときには、日付が変わって今日に。

それより更に遅く帰宅したのがコンサート直前の練習に行っていた子供です。
子供の顔を見る元気も話す元気もないMIKOはバタンキュー。
あの猛暑の中で、拘束12時間、41名相手の仕事は正直、きついです!

  

今朝は、寝坊してしまい、午前の室内楽の練習に大遅刻。
本当なら今日も六甲山か大阪城の仕事があったのに、この練習に出たいがために、
わざわざ仕事を外して帰ってきたにもかかわらずです(泣)。

遅刻しておいて、皆さんとの恒例のランチだけはちゃっかり参加。
キーマカレーとコーヒー。さらに他の人が食べていたシナモントーストを見たら
自分も欲しくなり、追加注文。
かなり欲張ったけれど、チップもたくさん頂いたことだし、まあいいっか?

帰りに、子供が明日コンサートで着る素敵なスーツを引き取りにいく。
身長185センチ。それでも裾をたっぷり上げないとはけないなんて、
なんちゅう長いズボンだ?
紳士物の洋服のことがよくわからないMIKOです。

その後、子供にばかりお金使って自分の着るものは何も持っていないMIKOが
ちょっと可愛そうに思えてきました。

それに、このところ、ちょっとした心境の変化があって
おしゃれしてみたくなったMIKO。
麻のジャケットと、薄手ニットのアンサンブル、スカート、カジュアルなネックレス、
それにお洒落なヘアピンまで買ってしまった〜〜。
いい年して、娘に返ったような気分です。

明日のコンサートが楽しみです
ただ、ひとつだけがっかりしたことがあります。
子供が都合でモーツァルトの一番大事なリハーサルを1回外してしまったために、
本番のモーツァルトから降ろされてしまったことです(涙)
でも、他の二曲はちゃんと弾きます♪



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Posted by MIKO at Comments(16)

2009年06月25日

親の仕事と子の生活

naha_dinner
那覇の仕事が終わり、仲間達と乾杯
郷土料理の数々に舌鼓を打ちました。

伊語、仏語、西語、英語、独語のガイドが
語学の別なく和気藹々と語り合えるのは
クルーズならではのお楽しみです

普段はみな一匹狼で仕事をしているので、
こんな機会に人脈を広げ情報交換します。

那覇では着岸と同時に、救急車で病院に
運ばれた重病人の乗客がいました。

通訳として病院に行ったガイドもいます。
気の毒に、彼女は飲み会に参加できず、
私たちばっかり楽しんでごめんなさい!

那覇の後、神戸に飛んできました。

明日は、神戸、大阪、奈良、京都の各コース
に分かれてバス40台以上が繰り出します。


今日、機内で読んだ日経によると、昨年の訪日観光客の数は605万人。
このうち、中国人が46万人です(実際にはもっと多いような印象を受けますが)。

国土交通省の外郭団体であるJNTO国際観光振興機構(日本政府観光局)による
"VISIT JAPAN CAMPAIGN"により、着実に客足が伸びていると期待したいところ
ですが、金融危機や新型インフルエンザなどの影響をもろに受けやすい業界です。

円高のため、私も4月はおいしいツアーが2本キャンセルになってしまいました。
5月もかつて経験したことのない暇なシーズンとなりました。

リーマン・ショック以来の社会情勢を受けて、私達に支払われる報酬や日当の条件も
4月から軒並み下がりました。

毎年、難関の国家試験に合格した人たちが敢えてこの仕事を選ばず、
履歴書に箔をつけるだけで、手堅い仕事(サラリーマン、教師、公務員など)を
決して辞めないのは、このような不安定な身分と条件が改善されないからです。

それでも、この仕事を選んだ仲間たちには悲壮な雰囲気は少しもありません。
みんな明るくて楽しくて笑顔が絶えません。

  

親がこんな仕事で留守している間、子供が遅刻せずに大学に行っているのか、
確かめようがありません。

「起きた?授業は?」とメールしても、
返ってくるのは、だいぶ後になってから、せいぜい「うん」の二文字だけ。
大抵は無視です。
うるさい母親のメールなんて、どうせ片っ端から削除しているのでしょう。

親元離れて生活するお子さんを心配される親御さんの気持ちがよく分かります。

このところ子供は間近に控えた定演のために、毎晩練習に通っているようです。

オケには音楽に熱中するあまり留年する学生もいるそうなので、
「もしそんなことになったら、次の年から授業料を払ってやらないし、
音楽もやめさせるからね!転落人生の始まりだよ!」と釘を刺しておきました。

本人は自分の専門分野に大変関心があり、参考書や問題集まで買ってきて
手をつけているようだし、受験でやり残した英語の参考書も電車の中で見ている
ようなので、信ずるしかありません。



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Posted by MIKO at Comments(8)

2009年06月23日

沖縄戦終結64年目

今日の夕方、那覇にやってきました。

折りしも、今日は沖縄の組織戦が終結して64年目の慰霊の日。
沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園にある沖縄平和祈念堂では、
麻生首相も臨席する中、戦没者追悼式が行われました。

空前絶後の地上戦では一般市民94,000人を含む19万人近くが犠牲になりました。
米兵を含む外国人や県外で亡くなった沖縄県民も含めるとその数は24万人を
超えるそうです。

地元の新聞記事によると、ひめゆり隊のある女性(現在82歳)は、
あたりに散乱する遺体を見て、「一発で一回で死なせてほしい」と切に願ったと
述懐しています。

戦争体験者が高齢化し、その時代を知らない世代が人口の大半を占める現代、
糸満市では今年1月の不発弾爆発により近くの老人福祉施設に被害が及びました。
東京でも昨年3月、調布市国領で不発弾が発見され終日電車を止めて撤去作業が
行われるという生々しい出来事が記憶に残っています。

仕事は明日の午後なので、今夜は少しくつろいで沖縄郷土料理店に行きました。

okinawa_restaurant













沖縄そば、島菜チャンプル(沖縄のからし菜)、スーチカ(豚の三枚肉の塩漬け)、
生ビール、沖縄紅生姜

okinawa_cuisine















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Posted by MIKO at Comments(12)

2009年06月22日

久能山東照宮

6月21日(日)、久能山東照宮の下見に出かける。

静岡駅前19番乗場から路線バスで日本平まで所要時間約35分。580円。
市街地を抜けるとバスは新緑の林の中を走る。
左右の野生の紫陽花が可憐に色を添える。

日本平〜久能山頂
標高308メートルの日本平から標高270メートルの久能山まで
全長1065メートルのロープウェイ(昭和30年開通)に乗って5分で降りる。

途中、霧で視界はゼロに近いが、晴れていれば駿河湾から御前崎、
牧の原台地、伊豆半島までを一望できるとのこと。
ロープウェイを降りると樹齢500年の楠の大木が出迎えてくれる。

ロープウェイ往復、東照宮拝観料、博物館入場料のセット券 1,650円。
ロープウェイを利用しない場合は、久能山下からここまで階段1,159段を上る。

久能山
古くは推古天皇の時代から久能寺があり、平安時代に密教の寺に。
16世紀末、武田信玄が寺を清水に移して、久能山頂に築城。
北条氏と徳川氏に対する備えの拠点として築かれたこの久能城は、
断崖絶壁に囲まれた天然の要塞。難攻不落の城として家康も重要視していた。

久能山東照宮
1616年4月17日、家康が75歳で没すると、遺言に基づき秀忠が久能山に
家康の墓所を造営。これが久能山東照宮の始まり。
その後、分骨されて日光に壮大な東照宮が造営されたため、久能山東照宮の
存在感は薄くなったものの、明治政府による神仏分離、廃仏毀釈の時代を経て、
現代にまでひっそりとその姿をとどめている。

楼門
後水尾天皇の筆による「東照大権現」の勅額がかかる。
東照大権現は家康の神号。

五重の塔の礎石
東照宮は両部神道の寺であった。明治初期、神仏分離により廃仏毀釈の嵐が
全国を襲った際に、この寺も例にもれず一部を破壊される運命となった。
破壊された五重の塔は再建されず礎石を残すのみ。

鼓楼
元々は鐘楼であったが、廃仏毀釈の難を逃れるために鐘を太鼓に取り替えて
現在に至る。

鳥居
鳥居より上方に唐門をのぞむ。

久能山_鳥居













日枝神社
内陣の手前にある日枝神社は元々は薬師如来を祭っていたが、
神仏分離により日枝神社と名を変えた。

本堂
本堂は典型的な権現造。
権現造とは、拝殿、石の間、本殿の三棟から成る建築様式。
写真は拝殿と本殿の屋根。あいにく両棟をつなぐ石の間の部分が見えにくい。

久能山_権現造













日光東照宮の方が文化的、学術的価値はより高いものの、江戸時代初期の
代表的建築様式である権現造としてこの久能山東照宮は日光のそれの先駆を成す。

神廟(徳川家康の墓所)
内陣よりさらに40段上ったところに、家康の墓所(神廟)がある。

久能山_墓所













境内には他に、剣豪柳生家寄進の灯篭、駿府城から分木した家康手植えの
みかんの木、家康が好んだ茄子の木などが見られる。

余談だが、初夢に見ると縁起が良いとされる「一富士、二鷹、三茄子」に諸説あり。
− 家康が、富士山、鷹狩り、初物の茄子を好んだ。
− 家康の駿河国で高いものの順、富士山、愛鷹山、初物の茄子の値段。
− 富士(無事)、鷹(高い)、茄子(成す)の掛け言葉。(Wikipediaより)

こういった類の話題は日本人にこそ受けるが、外国人には面白くも可笑しくもなく、
第一、説明すること自体が困難な部類に属する。

博物館
付設の博物館では、歴代将軍が愛用した太刀、甲冑、鞍、調度品、工芸品、
家康愛用のスペイン製時計などが見られる。訪問の価値あり。

自然
久能山一帯には、500種を超える樹木が豊かに茂る。
樹齢400年、周囲3メートルを超える大木も多いとのこと。

常緑樹が多く、落葉樹は少ない。
クスノキ、シイ、イヌマキ、ウツギ、ムクノキ、ヤツデ、カエデ、ネムの木、
ツバキ、玉アジサイなどの他、ツタ、シダ類、下草も多い。

珍しいものとしては、高野槙(神社境内にもある)、菩提樹の他、
海に面し黒潮の影響で気候が温暖であることから、ビロウ、ナツメヤシ、ソテツなど
南国の植物もも見られる。

以上で、下見は終わり。
大自然の中に浮かび上がる、寺、城、神社の織り成す歴史。
宗教上、戦略上の重要な拠点として歴史の表舞台にも立った久能山を後にして、
宿泊地の清水へと向かう。

路線バス「静岡行き」を東静岡で下車、460円。
JR東海道本線で清水まで2駅、7分。190円。
日本平から清水行きのバスは2時間に1本程度なので利用しにくい。

6月22日(月)
本番。霧がかかっていないこと、富士山が見えることを祈るのみ。


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Posted by MIKO at Comments(2)

2009年06月21日

再び旅の人に

今日からまた出稼ぎです。
静岡から日本平と久能山東照宮と清水港、その後、那覇に飛び、那覇から神戸、
神戸から京都日帰りをやって、いったん戻り、都内観光の後、すぐまた長崎へ。

いったん戻ってきたときに息子の演奏会があるので、出張前の準備の一環に、
今回はコンサート衣装の買物を入れました。

黒い上品なスーツ、えんじ色のネクタイ、左右の胸に何本かタックを寄せた
おしゃれなYシャツを新調してやりました。引き裂き傷のあるよれよれジーンズ姿の
息子も、試着室でスーツをまとうと、孫にも衣装、立派な青年に変身しました。

長崎ではかわさんに会って7月始めに本格的に戻ります。

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Posted by MIKO at Comments(6)

2009年06月20日

仕事+子育て+勉強

 仕事

月曜日に、名古屋に帰る友達夫婦と楽しく別れのひとときを過ごしていたら、電話が。
いきなり、「明日、長崎に飛べますか?」

そんなことってある?
でも、NOとは言えないMIKO、慌てて支度をして次の日には機上の人に。

急なことだけれど、もしかしたらと思ってかわさんに連絡するも、都合が合わず、
かわさんとの「ご対面〜〜」は次回に持ち越すことに。

長崎での仕事。今回は崇福寺と稲佐山が入っていました。
クルーズ会社の団長(VIP)がよりによってMIKOのグループに付いて来ることに。

旅行会社の営業担当者: 「よろしくお願いします!」

そんなこと言われてもなあ・・・。責任重大じゃん。
なぜ自分のところに?大先輩たちが他にいるのに〜〜!

待てよ、でも、考えようによっては、
うんうん、チャンス到来と見ることも・・・

よっしゃー、頑張ってみるぞー! というわけで、結果、
「すごく面白かった。良かった。」との評価をいただき、MIKOの株が上がりました。

逆に言えば、失敗していたら、仕事がなくなる運命に。
そこがフリーの辛いところ。
昔、大先輩が言ってたなあ、「爆弾を抱えているようなものだ。」

東京に戻ると、ここはここで仕事の山!
納品、請求書発行、振込、etc. やってもやっても終わる気がしない。
今週こそはモーツァルトの「・・・協奏交響曲」を練習しようと計画していたのに、
仕事のために一週間がつぶれてしまいました(泣)

 子育て

20歳にもなって今さら子育てと呼べるのか、いや、やっぱり子供はいつまでたっても子供。

「塾講の件はどうなった?」
「オーディションの結果は?」
「定演に着る服あるの?ドレスコードは?」
「待ってるあの郵便、来た?失くさないように取っておいてよー。」
「レッスン休むって先生に連絡したの?」と、

旅先からうるさくメールするMIKO。
メール5通に対して返信1回あるかないか。

"塾講師模擬授業の巻"
「なかなか良いが、あと、ここのところをもう少し掘り下げて、次回もう一度
授業を見せてほしい。」と言われたそうな。
ヴァイオリンを背負って背広姿で模擬授業に現れた息子。
クラシック・マニアの主任講師から、「何かあるの?」と聞かれ、
さっそく定演に来ていただけることになったそうです♪

"オーディションの巻"
4月に入団オーディション、5月にメイン曲のオーディションがあったので
もうすっかり全曲乗れるとばかり思っていたら、何と先日、別の曲のオーディションが。
合格しても、期待通りに伸びないとすぐに降ろされるという、何ともオソロシイところです。
そこで、昨日は先輩たちと徹夜で練習して、朝帰り。

おいおい、そのシワ寄せが大学の授業に来てるんじゃないの〜?
大学、ホントに大丈夫???
せっかく入った大学、勉強はやる気満々なのですが、とにかく忙し過ぎなのです。
でも、土曜日、嬉しいメールが・・・。「オーディション合格」

 勉強

稲佐山に登る途中、「あの木は何?」「あれは何という名?」
「ドイツにはこんな森はない!ドイツにない木ばかりだ!何だろう、何?」と質問攻めに。

植物の名前にうといMIKO。こういうところで、教養の無さを痛感。
そこで、ついに買ってきました!

野山の樹木

山と渓谷社 ヤマケイポケットガイド
『野山の樹木』



今さら?今ごろ?

庭木・街路樹

いえ、同じシリーズの
『庭木・街路樹』

は持っているんです。


ひとつひとつ、焦らずに・・・。

 

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Posted by MIKO at Comments(18)

2009年05月28日

老体にムチ〜長崎にて

たった一日の長崎の仕事から帰ってきた私の姿は変わり果てていました!

なーんちゃって、それは冗談。

でも何かあったことは事実です。

今回の長崎で、私は、何とウォーキングツアーに当ってしまいました。
途中までは市電利用なのですが、主要な部分がすべて徒歩なのです。

大学病院前で市電を降りて、ちょうど長崎大学歯学部の角に差しかかったときです。
お客様の質問に気をとられて小さな段差に気づかず、派手に転んでしまいました。

いやー、痛かったです。すぐには起きられませんでした。
お客様たちが心配して、「大丈夫?大丈夫?」と言ってくれましたが、
「ちょっと、ごめんなさい。すぐには立てないので・・・」と暫くじっとしていました。

ウォーキングツアーが始まった直後のことだったので、
ここでへたばるわけにはいきません。頑張って立ち上がりました!

最初の訪問地が、山王神社の「一本足の鳥居」です。
原爆の爆風で片方の柱が吹っ飛んだままの鳥居です。

バスの車窓からは見たことがありますが、目の前で見るのは初めてでした。
鳥居までの急な階段、痛い足をかばいながら登りました。

冗談ではなく、そのときの私も片足をやられて「一本足」同然でした。

でも、当たり前のことですが、仕事というものの力はすごいです。
自分一人なら諦めてしまうことでも、責任感、使命感が伴うと、
これくらいのことは何とかなってしまうのです。

medical_nagasakiこうして、一本足の鳥居を後にして、
長崎大学医学部に沿って歩き、
正門前で、日本の大学入試事情
について説明しました。

名所旧跡や歴史や地理だけでなく、
こうした日本事情を説明するのも
ある意味、とても大事なことなのです。

というのは、名所旧跡の紹介は
ガイドブックにも書いてありますが、
こうした生の話は、
日本に住む私たちだからだこそ
生き生きと語れるからです。

ちょうど賢そうな学生たちが何人も
付近にいたので、臨場感たっぷりで
説明にも熱が入りました。

このときばかりは、
痛い足のことも忘れて
しゃべりまくりました(笑)


その後、ウォーキングは、浦上天守堂〜爆心地〜原爆資料館〜平和公園と続き、
再び市電に乗って築町で乗りかえるときには、出島と中華街について簡単に説明し、
港が近づいてからグラバー園と三菱重工造船所の話を少しして終わりました。

お客様たちと別れ、遅めの昼食を取り終わった頃、
急にまた足がズキンズキンと痛んできました。
無理して5時間も歩き(立ち)続けたからでしょう。

運よく近くに整形外科があったので、レントゲンを撮ってもらいました。
捻挫と診断され、一週間は長時間歩かないことと書いた診断書をもらい、
足を強力なバンドで固定してもらい、飲み薬と湿布薬をもらってホテルに戻りました。
それから疲れて寝てしまいました。

本当は、この日の夕方頃、いつもこのブログにコメントをくださる
かわさんと会いたかったのですが、都合が合わず実現しませんでした。
でも、もし待ち合わせでもしていたなら申し訳ないことになっていました。
せっかく初めてお会いするなら、調子の良いときの方がいいですもの。

長崎の直後に関東で入っていたツアーもキャンセルしました。

一年か二年に一度くらい転ぶようになってから、かれこれ五六年経つでしょうか。
最初に転んだときは、小学校以来の経験だなあと、遠い昔の記憶がよみがえりましたが、
こうやって転ぶのが三回目位になってくると、流石に、寄る年波には勝てないなあ、
老体にムチ打って無理をしているんだなあと感じます。

でも、私より十歳も年上の人たちでも第一線でバリバリと仕事をされているので
私もこんなことに負けずに元気に頑張らなくてはと思います。

金曜日は久しぶりにヴァイオリンのレッスンがあるので、何とかして行きたいし、
週末には息子が五月祭で弾かせていただくので、這ってでも行きたいです!


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2009年05月23日

通訳?〜物作りの感動

前にも書いたかもしれませんが、
私は「通訳ガイド」という職業名が嫌いです。
国家資格としての正式な名称は「通訳案内士」(元、通訳案内業)ですが、
これも気に入りません。

というのは、私たちの仕事は「ガイド/添乗員」だからです。
仕事の内容からしても、方法論の点から見ても、「通訳」とはまったく異質の仕事で、
両者の間に共通点はほとんどないと言って差し支えありません。

ですから、何故こんな名前がついたのか意味不明です。

工場訪問時の質疑応答やレセプションの席上で通訳を頼まれることが
まったく無いとは言いませんが、それは本来の仕事ではありません。

工場では、営業担当者も技術者も、皆さん英語がお上手ですから、
私の出る幕はあまりないのです。私の役目はもっぱら「羊飼いの犬」のように
団体が見学コースからはみ出さないよう後ろからついて見張ることくらいです。

私たちが本領を発揮するのは、旅行業においてです。
旅程の管理、そのために必要な各種手配の確認、交渉、下調べ、
観光名所の案内と、歴史、地理、社会、日本事情の説明を主な仕事とします。

「通訳」 → 人と人の話の受け渡し。自身のアピールは禁止。あくまでも黒子。
「ガイド」 → 自分の言葉、自分の裁量で、旅を演出できる。個性を出せる。

FujiView
今回は富士山麓に宿泊したので、
五合目や富士五湖に行ってきました。
(この写真は別のときのもの)



横浜見物もしました。
みなとみらい、中華街、三渓園などです。

三渓園とは、19世紀末に横浜港からアメリカ向けの生糸貿易で財をなした実業家
原三渓が作った庭園です。
三渓が紀州、京都、鎌倉、飛騨などから集めて移築した重要な建築物や、
三渓が保護支援した横山大観、下村観山ら日本画家の作品が見られます。

Sankeien2

横浜 三渓園

紀州徳川家の
数奇屋風書院造りの別荘








今回の工場訪問では、私のグループと時を同じくして、中国からの大型団体も
来ていました。中国ビジネスがますます重要になってきている証拠です。

ところで、ロボットが2台、チームワーク良く仕事に精を出す姿には見とれました。

素材を渡すロボット君、それを受け取った別のロボット君は手の平を器用に返して
素材の向きを変えながら面とすべての辺を加工。そしてそれを元のロボットに返す。
受け取った元のロボットは、それを傷つけないように、そーっと、ゆっくり、慎重に、
別の場所に降ろし、再び新しい素材を差し出す・・・。

こんなことを延々と繰り返すのですが、機械の秘密がよく分からない
門外漢の私は、ただただ感心するばかりです。


同社の機械を使って、某工業専門学校の生徒さんたちが作った
素晴らしい作品が展示されていました。

Riesenrad


その名も

「観覧車」


















工業を勉強する人を私は尊敬してしまいます。
物を作れる人はすごいです。
私は物を使うだけなのに、それすら使いこなせないでいます。

物を作るという意味では、お百姓さんも尊敬します。
私はお米も野菜も作れません。
その上、自慢じゃないけれど、花を買ってきても、
あっという間に枯らしてしまいます(泣)


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2009年05月21日

技術革新

先週の日曜日からツアーに出ています。
今回は某工作機械メーカーのインセンティブ(褒賞)旅行です。

同社のインセンティブツアーは息子が生まれる前に2回、
仕事復帰後に5回と、今回で7回目になります。

幸運なことに毎回指名をいただいており、おかげでこんな不況で
キャンセル続出の今春も何とかまた仕事させていただいています。

今回のお客様はドイツ人を中心に、オランダ人とブルガリア人です。

工作機械とはその名の通り、機械を作るための機械です。
自動車、冷蔵庫、テレビ、エアコンのような一般大衆消費財とは違うので
工作機械メーカーは一般には知名度がありません。

しかし、それらの消費財を作るためには、工作機械が不可欠です。
そしてその分野において日本は世界市場をリードしているのです。

そういうわけで、日本の工作機械を導入して別の機械やパーツを製造している
海外の工場経営者が日本に招待されて、私にも仕事が回ってくるのです。

まずはいつものように同社の工作機械を作っている工場を見学しました。

工作機械を作るためにも別の工作機械が必要なのです。
そこには自社だけでなく他社の工作機械も並んでいます。

工作機械を作るための工作機械?
では、その工作機械はどの工作機械で作るのか?

すると卵が先か、鶏が先かの話になり、
ずっとさかのぼっていくと産業革命前夜に行き着きます。

きっと最初はごく簡単な道具を使って、手動で切り刻んだり
溶接したり、塗装したりしていたのでしょう。

そしてそうやって出来上がった最初の機械を使って
次の機械を作ったのでしょう。

技術革新。
このスピードにはまったく驚かされます。

同じ会社の製品ですら、20数年前と今では隔世の感があります。

切断も穴あけもすべてオートメーション。
顧客の製品仕様をコンピューターに入力すると、その通りに
寸分違わず穴があき、切断され、加工されていきます。

レーザー光線がこれらの離れ業をいともたやすくこなしていきます。

溶接には溶接ロボットが大活躍しています。

見ていて飽きません。

60年代前半の日本製品は、自動車にしても家庭電化製品にしても
まだまだ世界には進出していませんでした。

東京オリンピックを経て、60年代の後半からです。
自動車やカメラを皮切りに日本製品が一般大衆向けの世界市場で
認知され出したのは・・・。

ある方から聞いた話によると、
現在でも工業高校などでは、板金とのこぎりを渡されて、
指示通の形を切り取り、穴をあけるといった手作業が課されるそうです。

技術革新の原点に戻って理解を深めるため、初心に帰れということですね。

工業系とは180度違った道を歩んでいる私たち親子ですが、
現在、様々な技術革新の恩恵を受けて暮らす背景には
このように積み重ねられた努力があるのだとなあと感じました。

ツアーはこれから同社の製品ラインナップを紹介する展示場と本社工場、
そして近隣の名所観光へと続きます。



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2009年04月21日

長崎で仕事終了!

心配していたお天気ですが、昨日の雨がウソのように消えて
今日の長崎は良いお天気です。

今日のお昼に松ヶ枝港で船を出迎えるガイドは21名。

市電と徒歩で市内見物をするコース。
稲佐山ロープウェイを含むコース。
グラバー園を含むコース。

この3つのコースに分かれます。

私の受け持つ40名は、貸切バスで
平和公園、原爆資料館、爆心地(グラウンド・ゼロ)、
大浦天主堂、グラバー園を回ります。

今、ホテルで訪問地について復習中。
頻繁に来るわけではないので、復習しないと色々なことを忘れているのです。

今日の長崎観光が終わると、沖縄〜神戸〜京都〜東京〜長崎という
今回のお仕事が終了します。

そして、今晩は旅行会社のご招待で打ち上げ会。
もう一晩だけ長崎に泊まって、いよいよ明日、本格的に家に帰れます。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


大学に入学した息子、大学での様子を母に知らせるチャンスもありません。
ほんの短い間、私が帰宅しても、すれ違いだったからです。

どのサークルに入るの?
教科書は買えたの?
講義の様子は?
お友達できた?
お金は足りてる?
アルバイトは?
奨学金は?

もう、聞きたいことだらけです。

仕事漬けの日々から、ふつうの母親に戻れるのが楽しみです。

家の中、散らかってるだろうなあ。
5月の節句の飾り付けしたいなあ。
ヴァイオリン買い替えの相談にも乗らないとなあ。
(お金を払うのは私だから特に重要)

そして、私自身の勉強とヴァイオリンレッスンと室内楽も再開できます。
やりたいことがもう山ほどあります。


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2009年04月15日

沖縄だより

予定通り13日に那覇に飛び、翌14日に那覇の観光を無事終えました。
(これを書いている15日には既に神戸に滞在しており、16日は京都です)

フライトなどの都合で多少時間が出来たので、
13日の午後は、タクシーで旧海軍司令部壕を下見、
14日の午前中は、タクシーを貸切って平和祈念公園と資料館を下見しました。

1945年の沖縄戦では20万人を超える戦没者のうち、
現地沖縄の人の占める割合が大きく、
それも一般民衆が多く巻き込まれたのが特徴でした。

海軍はよく統率が取れていて、民衆への気配りをしたそうですが、
陸軍は暴走して多数の民衆を巻き添えにしたそうです。

押し寄せた米軍54万人の兵力と約1500隻の艦艇と比べて、
日本側は学徒を動因してもわずか10万足らずの兵力だったそうです。
改めてこの地上戦の規模と激しさを知りました。

旧海軍司令部壕に掘られた約450メートルの横穴は、
300名もの兵士が「つるはし」を使って掘ったそうです。
一時は4000名ほどの兵士が壕の中で暮らし、
夜は立ったまま寝たとのことです。
大田海軍少将らが6月13日に自決した部屋には花が飾られていました。

Okinawa_P_M_Blick

写真は平和祈念資料館から見た海。




Okinawa_Ishiji2平和の礎の一部。
約24万人の犠牲者の名前が彫られ、
日本の各県から沖縄戦に加わった兵士の名前、
そして、地元沖縄の兵士や一般民衆、さらには、
合衆国、イギリス、中国など連合国の兵士の戦死者、
日本の捕虜にとられた朝鮮人犠牲者などの名前が。


CostaC_2

14日の正午に那覇港にスタンバイして
クルーズ船を出迎えました。



イタリアの客船で乗客数1,252名。
国籍の内訳
イタリア  259
フランス  322
イギリス  151
スペイン  171
ポルトガル  26
ドイツ    323

全員が沖縄ツアーに参加したわけではありませんが、
それでも、ツアーに出発するバスの台数は、24台!
各国語のガイドが24名揃い、それぞれがそれぞれのツアーに出発しました。

私のバスにはドイツ語を理解するお客様が38名乗りました。
私の担当コースは、旧海軍司令部壕、首里城、牧志公設市場、国際通りでした。
(旧海軍司令部壕、前日に下見できて良かった!)

守礼門首里城の守礼門(2,000円札のデザイン)の前で、いきなり私のバスの中のお客様ご夫婦から声をかけられました。

そのご夫婦はセルビア人で、ご主人の名前がMIKOなんだそうです。そこで、日本のMIKOと一緒に記念写真を撮りたいとのこと。もちろん、喜んで承知しました。
セルビアではMIKOはよくある男の名前だそうです。

二人のMIKOが並びました。
奥様に頼んで私の携帯でもパチッと撮ってもらいました☆


今日15日、私たちガイドは揃って那覇から神戸に飛びました。
16日の朝8時に船が神戸港に入港してくるのでそれを迎えるためです。

神戸発のツアーは全部で6種類。バスの台数は26台。

私の担当は「京都日帰り&新幹線」ツアー。
このツアーだけでも伊、仏、西、英、独でバス6台です。
神戸港から京都まで貸切バス。
京都観光後は新神戸まで片道だけ新幹線利用という旅程です。

大阪城や大阪歴史博物館、道頓堀をめぐる大阪ツアーや
奈良1日ツアー、また、神戸で六甲山や灘の酒造を見学するツアーもあります。


関西の後、船は東京の晴海ふ頭に向かい、
そこからは東京発のツアーが各種出ます。

そして来週は船が長崎に移動するので、私たちもどっと日本列島を南へ移動します。

大変骨の折れるストレスの多いクルーズツアーですが、楽しいこともあります。
伊、仏、西、英、独の各国語のガイドさんたちと一緒に仕事ができ、一緒に下見したり、
情報交換したり、食事を共にしたりして、交流を深めることができるからです。

今日はスペイン語とイタリア語のガイドさんと一緒に
大阪歴史博物館を下見してきました。
難波宮の発掘の模様と難波宮の想像図の立体模型がとても素晴らしく、
いにしえの歴史ロマンに浸りました。


でも、やっぱり早く仕事を終えて家に帰り、
受験勉強がしたい!
ヴァイオリンの練習や室内楽の練習がしたい!
ゆっくりする時間が欲しい!!!



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2009年04月12日

仕事、音楽、仕事

旅の仕事は春と秋が忙しくなります。一年中で一番の稼ぎ時です。
でも、今年は円高の影響で、4月に受けていたツアーが2本いっぺんに
キャンセルとなりました。
旅の仕事だけで食べている人はキャンセルされると大幅な減収となるので
大変です。若い頃の私がそうでした。

今の私には自分の会社があるので、薄給ながらも定収入があり、
ツアーがキャンセルになっても慌てません。
それどころか、体が少し楽になると言って喜んでいます。

旅の仕事と会社経営。
この2つの仕事の他にも、昔とった杵柄で音楽事務所の海外演奏家招聘業務も
手伝っているので、私は一年中大忙しです。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

その合間を縫って、このほど久しぶりにヴァイオリンのレッスンと室内楽に
行ってきました。

レッスンでは、スズキの4巻から、
ヴィヴァルディ 協奏曲イ短調の第1+3楽章
J.S. バッハ   ドッペル(二つのヴァイオリンのための協奏曲)第1楽章(セカンド)
を見ていただいています。

私の先生(息子の先生でもありますが)は、
スズキメソードのすべての先生がそうであるように、
一応弾けるようになった曲でもすぐには〇をくれません。

次の曲、そのまた次の曲に進んでも、2曲か3曲前の曲を平行してやります。
それどころか、しばらくしてだいぶ進んだところで、また古い曲を順番に
引っ張り出してきて、今度はピアノ伴奏テープに合わせて弾けるようになるまで
徹底的にやらされます。

そんなわけで、私はピアノ合わせの曲も含めると、大抵、5〜6曲を常に
課題としてかかえている計算になります。

漆塗り方式とでもいいましょうか、同じことを何度でも繰り返しやり、
ある程度進んでからも常に古いところに戻って、より完成度の高いものにするという
ひと手間を忘れないのです。

自分の語学学習においてもこれと同じことをやっていました。
とにかく徹底して反復するのです。
ある本で読んだことですが、音読は50回繰り返すと「質」が変わるそうです。

語学、音楽、算数、やることは違ってもこの原理は共通しているように思います。

息子がヴァイオリンを勉強する上で、私はこの方法を信頼し
徹底して実行してきました。効果は言わずもがなです。

ところが、いざ自分自身のこととなると、いくら繰り返したとしても、
上手くなれるとはにわかには信じがたい・・・。
やはり、年齢のせいでしょう。弦楽器は小さいときに始めるのが一番です。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

11日(土)の朝は室内楽のアンサンブルに行ってきました。
こちらも2ヶ月ぶりです。
ちょっと顔を出さないうちに、また新しいメンバーが増えていました。

このアンサンブル、平均年齢は50代でしょうか。
とにかく、おばさん、おじさんばかりなのです。
よって、私には居心地が良く、続けていけそうな気がします。

中には国立大学の教授をやっているすごい学者先生もいますが、
そんな彼女もこのアンサンブルでは皆と同じくヴァイオリンを奏でる
ひとりのオバサンです。

専業主婦も、現役サラリーマンも、年金暮らしのオジサンも、教授も、
皆、分け隔てなく演奏に参加し、練習が終わった後は皆でランチを囲んで
四方山話をします。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

11日(土)の夜は、錦糸町のすみだトリフォニーまで
一橋大学管弦楽団のスプリングコンサートを聞きに行きました。

肝心の息子は行く行くと言っておきながら、頭が痛くて布団の中。

私一人で、はるばると聞きに行ったコンサートはなかなか立派なものでした。
一橋大学生を主体として、津田塾、東京女子大、東京学芸大学の学生も加わる
インカレのオーケストラです。

プログラムは、
シュトラウス    喜歌劇「こうもり」序曲
メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」
メンデルスゾーン  交響曲「宗教改革」
  
メンデルスゾーンがユダヤ人で、プロテスタントに改宗していたということを
プログラム解説を読んで初めて知りました。
メンデルスゾーンが尊敬するバッハの対位法の影響がところどころにうかがえる
交響曲で、私は生まれて初めて聞きました。

アンコールはルロイ・アンダーソンの「舞踏会の美女」。

去年からあちこちの演奏会でルロイ・アンダーソンの曲を耳にします。
それもそのはず、2008年はアンダーソン生誕100周年でした。
ボストン生まれ、ハーバード大学卒の作曲家。

ボストン・ポップス・オーケストラの定番のような20世紀アメリカ音楽は、
ヨーロッパの古典ばかり聞き慣れた耳には、新鮮で心地よく響きます。

4年前のクリスマスに息子と旅したボストンで聴いた本場のボストン・ポップスを
懐かしく思い出しました。(あの日のメインはサウンド・オブ・ミュージックでしたが)

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

一夜明けて今日12日(日)の午後は息子のヴァイオリン演奏会でした。
息子は、昨晩の頭痛もどこかへ吹っ飛び、朝から元気にリハーサルに
出かけていきました。

今回の演奏曲は、フランスの作曲家ショーソンの「詩曲」(ポエム)。

解釈も演奏技術も難しい難曲です。
この曲に決めたのが昨年の秋。それから12月まで練習していました。

1月からは受験に専念し、国立後期が終わって再開しようとしたところ、
左手首が不調で(痛くて)、練習どころではありませんでした。

病院で見てもらい、毎日湿布を取り替えたり、とにかく大事にして、
ようやく4月からまた練習を始めました。
そのため、練習不足を心配していましたが、案ずるより産むがやすし。
なかなかの出来栄えでした(親馬鹿)。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

さあ、あと12時間後には沖縄に飛びます!
ですが、実は憂鬱な気持ちなのです。
沖縄でどこを担当するかが明日の夜の打合せまでわからないからです。
クルーズの仕事は大抵いつもそうなのです。

首里城なら3回行ったことがあるのですが、それ以外のところが当たったら
ろくに下見も出来ないまま、ぶっつけ本番です。

以前に、クルーズの仕事で青森と函館を下見なしでやったことがありますが、
そのときは、必要だと思われるありとあらゆる資料をインターネットから
ダウンロードして持っていきました。

青森の三内丸山縄文遺跡のときは30ページほど印刷して持っていき、
ホテルの部屋で深夜まで頑張っても読み終わらず、まして覚えられず、
清水の舞台から飛び降りるつもりで本番を迎えましたから。

あんなストレスは、もうあまりかかえたくありません。

なのに、こともあろうに、水曜日に沖縄から東京に戻るはずだったのに、
今晩電話が入り、沖縄から神戸に飛んで、関西でもう一仕事やることになったのです。

関西の後、東京に戻ると東京地区で3日間で仕事が続き、
その次の日は長崎行きです。

仕事とはいえ、ほんとうに辛いの一言です。

旅の仕事だけならいいのですが、私には会社の仕事もありますから、
両立するのは、ツアーの繁忙期には、並大抵なことではないのです。

でも、両方やってなんぼ。それでやっとご飯が食べられ、息子を大学に
やってやれるし、自分の趣味や勉強もできる、というわけですから、
弱音は吐けません。

でも、実際には、弱音、泣き言ばかり繰り返しています。
とにかく体がついていかない、年をとった、無理はできない、忙し過ぎ、
考え始めると泣きそうになります。

息子からは、まだまだ現役で働いてもらわないと困ると言われます。
ああ、好きな仕事をやりたいときだけやって、後は遊んで暮らせたら
どんなにいいだろうと言う私に、息子は「我侭だ」と決め付けます。

しょうがない!明朝起きたら、旅行カバンを詰めよう。
そして、とにかく行ってこよう。何らかの収穫はあるに違いないから。

でも、今回のクルーズ船が長崎港を離れたら、
ほんとうに自分の受験勉強を再開したい!

高校生の勉強をただやみくもにやっているわけではないのです。
いつか、本当にまた大学に入りたいという夢があります。

そして、一刻も早く思う存分ヴァイオリンを練習したい!
アマオケや学生オケでばりばりと弾ける日を夢見ているのです。


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2009年04月09日

花祭り

昨日、4月8日は花祭り、お釈迦様のお誕生日でした。

ちょうどガイドで鎌倉に行ったので、あちこちでささやかな花祭りの様子を
見ることができました。

まずは北鎌倉で下車し、鎌倉五山第二位の円覚寺へお参りします。
北条時宗が無学祖元を招いて建てた臨済宗の禅寺です。

EngakuHanaF_1

仏堂にて

色とりどりの花でおおわれて
右手を上げてすっと立つ子供姿のお釈迦様の頭に
甘茶をかけます。

その後で、自分達も甘茶をいただきました。



境内を奥へ向かって進むと、やがて左手に国宝舎利殿という文字が見えてきます。
ただし公開されていないので、柵越しに建物の一部がわずか見えるだけです。


次なる目的地は鎌倉五山第一位の建長寺
蘭渓道隆が開山したと言われる禅寺で、鎌倉時代後期に寺の修復費用を作るため、
建長寺船と呼ばれる貿易船を元に送ったことで知られています。

Kenchoji

建長寺では、まず山門の手前で
桜が出迎えてくれました。



境内の一番奥の小高いところにある半増坊の展望台まで、息切れしながらも
一気に登ります。北鎌倉一帯の深い緑が一望のもとに見渡せ、
空が澄んでいれば富士山も見える場所です。


建長寺を後にして、道を下っていくと鶴岡八幡宮が現れます。
本堂と拝殿は鎌倉の目抜き通り若宮大路を見下ろす高台にあります。
若宮大路の突き当たりまで目をやると、そこには相模湾が広がり、
夏の間、海水浴場として賑わう由比ガ浜もすぐそこです。

TsurugaokaHochzeit
八幡宮の境内で、結婚式の行列に会いました。

大勢の参詣者や観光客からも祝福を受けながら、
しずしずと行列は進みます。


鳩サブレー応神天皇が八幡様になったと言われますが、
どこの八幡宮にもいる鳩は八幡様のお使いだそうです。

鎌倉名物の鳩サブレーを買うことも忘れません。
さくさくっとして、とっても美味しいのです!



若宮大路の真ん中を走る有名な段葛(だんかずら)は桜が満開で、
行き交う人々でいっぱいです。

若宮大路にあるおそば屋さん「峰」で昼食をとった後、
見るのも食べ歩くのも楽しい小町通りを通り抜けて、鎌倉駅から江ノ電で長谷へ。


長谷ではまず高徳院の大仏へお参りします。
境内裏手に与謝野晶子の歌が刻まれた碑があり、今風に言うと「ハンサムなお釈迦様」というようなことが書いてありますが、それは間違いです。

DaibutsuKama
このお寺は浄土宗で、
その本尊である大仏は阿弥陀仏なのです。


建立当時は建物があったそうですが、
中世に津波で壊れてから再建されていないため、
もう何百年もの間、日光や雨風にさらされて
このように野外に座っています。




大仏の後は長谷寺まで5分ほど歩きます。
長谷寺では弁天窟とお庭を見てから階段を上ると、中二階ほどのところに
水子地蔵がところ狭しと並んでいます。

HaseMizuko_1






本堂はこのお寺の本尊である十一面観音菩薩を祭った観音堂。
楠の大木の片面に彫ったこの立像、言い伝えによれば、同じ楠のもう片方の面で
彫られた瓜二つの立像が奈良の長谷寺にあり、ここ長谷にある方のかたわれは
海上の安全を祈願して大坂の港から海に流されたのが、潮流に乗って近くの海岸に
流れ着いたとのことです。
日本一長身のこの観音様は、撮影禁止です。

HaseHanaF 

境内には右手を高く上げた子供姿のお釈迦様が
花に包まれて飾られており、作務衣を着た若い僧が

「今日はお釈迦様のお誕生日の花祭りですから、
甘茶をかけてあげてください。今日だけですよ。」

と、観光客にアピールしていました。




2日間の仕事から帰ると、最近届いたばかりの東進の教材が気になります。
とりあえず、地理Bと世界史B「現代史」を申し込んでありました。
年度が変わって新しい教科書を手にするときはいつでもわくわくします。

今週末は室内楽の集まりがあるので、今日と明日はヴァイオリンを練習しないと
いけないし、日曜日には息子のヴァイオリン演奏会を聞きにいくし、
月曜日には仕事で沖縄に飛ぶので、しばらくは勉強もお預けとなりそうです。



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