2021年10月10日
目黒品川散歩 4(立会川緑道から円融寺と碑文谷八幡宮)
暗渠や川跡に惹かれる。境界に惹かれる。
それは郷愁。
子供の頃に家の前や学校の裏を流れていた川が消えた。
子供の頃に住んでいた家の前の道が区の境界だった。
コロナ緊急事態宣言が解かれた翌々日。
台風一過の10月2日(土)、自主ウォーキングの続き。
まだ見ぬ立会川というものに何故か憧れていた。
武蔵野台地の東の端、
荏原台と目黒台の間を貫流しているという。
品川・目黒地区に行くならば見てみたいと思っていた。
もっとも既に暗渠化されて姿を消したと聞いた。
まずはその前に今一度、目黒・品川の境界越え。
右:目黒区
左:品川区
品川区にある東急目黒線武蔵小山駅方面、
即ち、左へ行く。
途中、親戚の家に立ち寄り、
猫を抱かせてもらう。
立会川を目指して台地の坂を下りていく。
江戸見坂下という交差点に来た。
ということは坂の上から江戸が見えたのか。
江戸見坂通りは商店街。
けっこう賑わっている。
ここで立会川の上流方向へ右折。
しばらく行き左手に西小山台の駅を見送ると
立会川緑道の羅刹橋に突き当たった。
遊歩道に入る。
さっそく立会川の説明版。
高度成長期の中、東京オリンピックのあった
昭和39年(1964)に暗渠化された。
長閑な小川の風景がひとつ消えた。
(クリックで拡大)
さらなる説明版。
あいにく上手く撮れなくて残念だが現在地の地図。
(もっとも元々も不鮮明)
先へ進む。
ところどころに花壇。
今の時期はオシロイバナがひときわ目を引く。
と、しばらく行くと、
右に少し折れたところにお寺の立派な門が見える。
円融寺だ。
平安時代の853年に比叡山の第3代天台座主
慈覚大師円仁が開基。
当初、天台宗。
後に日蓮宗に改宗され、
江戸時代に再び天台宗に戻ったそうだ。
山門の先に仁王門が見える。
仁王門。
中には室町時代(1559)に鎌倉仏所扇ケ谷大蔵法源が造った
仁王尊が収められている。
仁王像はかなり奥にあって暗いことと、
ガラス張りで光が反射するため撮影は断念。
仁王門の説明版
(クリックで拡大)
釈迦堂。
室町初期の建立。
唐様入母屋造。
明治44年国宝指定、昭和25年国指定重要文化財。
都内最古の木造建造物。
円融寺を後にして、
再び立会川緑道に戻る。
現在地(クリックで拡大)
碑文谷八幡宮
参道を進み、拝殿に着く。
疫病退散の願い。
碑文谷の地名由来である碑文石。
鉄製の檻のような柵の中にガラス張りの建物。
だから光が反射して文字が見えない。
代わりに自分の姿が入ってしまった。
碑文石の説明版(クリックで拡大)
碑文谷八幡宮の境内に沿って建つ建物に
芙蓉のピンクがひときわ映える。
参道へ戻る。
御大典記念の鳥居。
どの天皇の御大典か?
大正天皇の御大典だった。
大正天皇の御大典記念に
氏子一同により建立された石の鳥居を振り返る。
さあ、次はどこへ行こうか。
立会川に関する保存用資料
立会川整備計画 平成27年11月 東京都
目黒品川散歩と発見の続きはまた次回。
それは郷愁。
子供の頃に家の前や学校の裏を流れていた川が消えた。
子供の頃に住んでいた家の前の道が区の境界だった。
コロナ緊急事態宣言が解かれた翌々日。
台風一過の10月2日(土)、自主ウォーキングの続き。
まだ見ぬ立会川というものに何故か憧れていた。
武蔵野台地の東の端、
荏原台と目黒台の間を貫流しているという。
品川・目黒地区に行くならば見てみたいと思っていた。
もっとも既に暗渠化されて姿を消したと聞いた。
まずはその前に今一度、目黒・品川の境界越え。
右:目黒区
左:品川区
品川区にある東急目黒線武蔵小山駅方面、
即ち、左へ行く。
途中、親戚の家に立ち寄り、
猫を抱かせてもらう。
立会川を目指して台地の坂を下りていく。
江戸見坂下という交差点に来た。
ということは坂の上から江戸が見えたのか。
江戸見坂通りは商店街。
けっこう賑わっている。
ここで立会川の上流方向へ右折。
しばらく行き左手に西小山台の駅を見送ると
立会川緑道の羅刹橋に突き当たった。
遊歩道に入る。
さっそく立会川の説明版。
高度成長期の中、東京オリンピックのあった
昭和39年(1964)に暗渠化された。
長閑な小川の風景がひとつ消えた。
(クリックで拡大)
さらなる説明版。
あいにく上手く撮れなくて残念だが現在地の地図。
(もっとも元々も不鮮明)
先へ進む。
ところどころに花壇。
今の時期はオシロイバナがひときわ目を引く。
と、しばらく行くと、
右に少し折れたところにお寺の立派な門が見える。
円融寺だ。
平安時代の853年に比叡山の第3代天台座主
慈覚大師円仁が開基。
当初、天台宗。
後に日蓮宗に改宗され、
江戸時代に再び天台宗に戻ったそうだ。
山門の先に仁王門が見える。
仁王門。
中には室町時代(1559)に鎌倉仏所扇ケ谷大蔵法源が造った
仁王尊が収められている。
仁王像はかなり奥にあって暗いことと、
ガラス張りで光が反射するため撮影は断念。
仁王門の説明版
(クリックで拡大)
釈迦堂。
室町初期の建立。
唐様入母屋造。
明治44年国宝指定、昭和25年国指定重要文化財。
都内最古の木造建造物。
円融寺を後にして、
再び立会川緑道に戻る。
現在地(クリックで拡大)
碑文谷八幡宮
参道を進み、拝殿に着く。
疫病退散の願い。
碑文谷の地名由来である碑文石。
鉄製の檻のような柵の中にガラス張りの建物。
だから光が反射して文字が見えない。
代わりに自分の姿が入ってしまった。
碑文石の説明版(クリックで拡大)
碑文谷八幡宮の境内に沿って建つ建物に
芙蓉のピンクがひときわ映える。
参道へ戻る。
御大典記念の鳥居。
どの天皇の御大典か?
大正天皇の御大典だった。
大正天皇の御大典記念に
氏子一同により建立された石の鳥居を振り返る。
さあ、次はどこへ行こうか。
立会川に関する保存用資料
立会川整備計画 平成27年11月 東京都
目黒品川散歩と発見の続きはまた次回。