2021年01月23日

名君 保科正之

河村瑞賢の生涯を描いた伊東潤『江戸を造った男』を読んで
保科正之の偉大さを改めて思った。

明暦の大火で丸焼けになった江戸の再建に
河村瑞賢が果たした役割は計り知れないが、

それを可能ならしめた実力者は、
ときの4代将軍徳川家綱を補佐した保科正之だった。

燃えた天守閣を再建する代わりに大川(隅田川)に橋を架け、
防火用の広小路を作るなど防災都市の基盤を旧ピッチで整えた。

武家屋敷はより簡素にしつらえ、かつ城内から城外や郊外に移し、
年貢米を船で江戸に運ぶための西回り、東回り航路を開き、
治水事業を行い、鉱山開発にも力を入れた。

名君とは保科正之のような人を言う。



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