2014年02月24日

鎌倉六国見山源氏山大仏ハイキング

週末は長瀞アルプスに行く予定だったのが、長瀞観光協会に電話すると、
積雪1mで入山者も少なく二次災害もあり得るから登山は控えて欲しいとのこと。

そこで鎌倉ハイキングに変更。
開始地点はJR北鎌倉の円覚寺です。

鎌倉五山の第二位、円覚寺(臨済宗)
開基は北条時宗、開山は無学祖元

ちなみに先週大河ドラマ『北条時宗』総集編を見たばかり。

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円覚寺の背後にある六国見山(147m)を目指します。
六国とは、相模、武蔵、安房、上総、下総、伊豆のこと。

あっという間に山頂ですが、途中の道は雪が残っていてぐちゃぐちゃ。
山頂からの眺めは、なかなかなものでした。

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六国見山から明月院に下り、建長寺の手前で線路を横断。
次の目的地は源氏山ですが、それにはまず葛原岡を通ります。

後醍醐天皇の建武の新政に参加し、後に捕えられて、
ここ葛原岡で斬首された日野俊基をまつった葛原岡神社です。

日野俊基の辞世の句
「秋を待たで葛原岡に消える身の露のうらみや世に残るらん」

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葛原岡からの眺め

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さあ、源氏山へ。
山頂の少し手前の源氏山公園に、源頼朝の像。

ちょうど今、吉川英治の『源頼朝』2巻を読んでいます。

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公園から少し登って、源氏山山頂(93m)からの眺め。

八幡太郎源義家は、後三年の役で奥州に出陣するとき、
ここで源氏の白旗を立てて、戦勝を祈ったと言われています。

部分的にまだ雪が残っています。

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源氏山公園のすぐ下にある、化粧坂(けわいざか)。
鎌倉の中心と武蔵国国府(府中)を結ぶ道の接点で化粧坂切通しがある。
初めてその地名が現れるのは『吾妻鏡』。

地名の由来として様々な説があるようです。
戦場ともなったこの場所に夜な夜な立って手招きする遊女がいたという説。
都に入るために身だしなみを整えた(化粧)場所であるという説、等々。

新田義貞の鎌倉攻めでは、この化粧坂で激戦となり、
4日かけてもここを突破できず。さすが難攻不落の天然の要塞鎌倉。
諦めた新田軍は、稲村ケ崎から攻めたと言われています。

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この後、残雪でぬかるんだ山道を、登ったり下りたりして、
最後に大仏の裏山を下りて、自動車道のトンネルの手前に出て、
後は長谷から鎌倉駅までウォーキングしました。


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