2012年05月08日

谷中(徳川慶喜墓)から文京シビック +勉強記録第57日目

昨日の勉強記録です。
【第57日目】2012年5月7日(月)

数学
センター過去問
2009年 2B 数列
2008年 2B ベクトル
『白チャート2B』
指数対数関数の最小最大

   

5月6日、GW最終日の、町探索ウォーキングの続きです。

根津神社にいた15時頃、一瞬、突風が境内を襲い、
はげしい砂埃で、あたり一面、色が変わりました。
竜巻がつくば市を襲った2時間後のことです。

竜巻で被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。


根津を後にして、団子坂へ。

森鴎外の『青年』、夏目漱石の『三四郎』、二葉亭四迷の『浮雲』、
江戸川乱歩の『D坂の殺人事件』など、数々の作品に描かれた坂だそうです。

今は、何てことはない普通の坂?
坂を上らなかったので、わかりませんが・・・。

danngozaka




















団子坂下交差点の標識。
目指す谷中霊園はもうすぐです。

ところで、文京区一帯に「鴎外生誕150年」のバナー(垂れ幕)を見ました。
森鴎外と関係が深い土地なのですね。

dangozakashita












と、ところが、そのとき。
いきなり、激しい雨が降り出し、雷の音が轟きわたりました!

と、とてもじゃないけれど、歩けません。
雨宿りが必要です。

で、その交差点にあった、ミスタードーナッツに緊急避難。

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写真(下)は、ミスタードーナッツ店内から撮影した、外の様子。
雨が道路を叩きつけています!

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雨宿りで、予期せぬ出費。 367円也。
食器を返した後で知ったのですが、コーヒーはおかわり自由だったのでした。
残念! でも、あと1杯のコーヒーよりは、時間が貴重。

雨がおさまり、谷中を散策。
空襲を逃れた、東京の一角にひそむ古い民家の間に、
千代紙、煎餅、履き物、和装小物、古美術などのお店があります。

こちらは、江戸千代紙の老舗。

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歩き回った後、谷中ぎんざに来ました。
昔ながらの商店街ですね。

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とてもよく繁盛しているお店です。
かぼちゃコロッケ、美味しそう!

芸能人のサイン色紙がたくさん飾ってあります。
さぞかし、知る人ぞ知るお店なのだろうなあ。

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谷中ぎんざを通り抜けた後にある、夕焼けだんだんの階段で、
階段上から下を見下ろしました。

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店先で、ビールケースを椅子代わりに、一杯(あるいは一服)なんて、
懐かしい光景ですね〜

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谷中霊園が近くなると、付近は、寺町と化し、
各宗派のお寺の門構えが続きます。

こちらは、観音寺の築地塀。
瓦と土を交互に積み重ねて作った土塀に屋根瓦を葺いた独特の塀で、
江戸時代から続く寺町谷中の風情を今に伝えています。

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谷中霊園に着きました。
スカイツリーが見えます。

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目指すは、徳川十五代将軍、慶喜のお墓です。

着きました! 
寛永寺の中にあって、柵で囲われたこの部分だけは、
慶喜の希望により、神道式の埋葬だそうです。

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それにしても、大正2年(1913年)に慶喜が没したことについて、
何やら不思議な気がしてしまうのは、大政奉還〜江戸城無血開城〜戊辰戦争敗北で、
江戸幕府関係者が諸共歴史の表舞台から消え去った = 何もかもが過去のこと、
との、錯覚によるものでしょう。

大正と言えば、私の両親が生まれた時代です。

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徳川斉昭の息子として水戸藩の教育を受け、尊王思想を持っていた慶喜は、
明治時代を最初から最後まで生き抜き、徳川宗家とは別に、徳川慶喜家を創設し、
天皇を敬う自分のメッセージとして、神道式の埋葬を願い、特例として、
このような敷地を、寛永寺の墓地内に得たそうです。

柵内、真ん中、左が、慶喜の墓。 右隣が正室美賀子の墓。

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慶喜の墓。
後方にあるのが、維新後の、側室2人の墓とのことです。

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さて、鬱蒼として、どちらかと言うと薄暗い谷中霊園を抜けて、
急に視界が明るく開け、車の通る道に出ると、その角には浄名院
3万体を超えるお地蔵様で、びっしり埋め尽くされています。

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次は、寛永寺(東叡山)。
江戸初期に、天海大僧正が創建した、天台宗のお寺です。

家康、秀忠、家光の三代の帰依を受けた、天海大僧正は、
日光は、神橋の袂や、輪王寺にも、その像が見られますね。

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戊辰戦争で、彰義隊が立て籠もり、戦場と化したこのお寺。
1885年に輪王寺門跡の門室号が下賜され、天台宗の高僧を輪王寺門跡門主に迎え、
再出発したとのことです。

写真は、その本堂である、根本中堂。

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この後、東京芸術大学、東京国立博物館の脇を通り、
上野公園内を通過して、湯島天神前、本郷三丁目を経て、
後楽園のジェットコースターが見えてくると、
この日の最終目的地、文京シビックセンター(文京区役所)です。

河合塾本郷校の保護者面談や、子供のオーケストラのコンサートで
何度も足を運んだ春日なのに、展望台に上がったことがなかったのです。

子供に聞くと、「俺なんか、百回は上ったよ(笑)」 とのことでした。

展望台は25階にあります。
無料の施設で、ゆったりとくつろげる、超・穴場的な空間です。
静かな丸テーブルで、持ってきた最後のおにぎり1個を食べました。

眺望は、300度ほどかな??

後楽園遊園地、東京ドーム、つまり水道橋駅の側が、見えません。
おそらく、同階にある、椿山荘スカイレストランで食事する人だけの、
独占的な眺望なのでしょう。

後楽園の日本庭園は一部見えます。

しかしながら、スカイツリー、上野公園、東京大学本郷キャンパス、
小石川植物園、そして、彼方には、筑波山が望め、

反対側には、新宿方面、そして、富士山と丹沢山地が一望できます。

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この日の日没は、予定通り、ここで経験することになります。
富士山は、この夕日(写真下)よりも左側にあり、この日もよく見えました。

出費は、
往復交通費、1,060円
根津神社ツツジ苑 寄付、200円
ミスタードーナッツ 367円
合計、1,627円。

歩数は、19,651歩でした。

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