2010年01月29日

大学受験(4) - 二次出願

大学受験(1)- 序曲、 (2)- 河合オープン、 (3)- センター からの続きです。


もうすぐ、出願締切じゃないの!!
2月4日必着か、2日の消印だよ!!

こう叫んでいたのが、ついこの間のようです。

今年もまた国立大学二次の出願が始まりました。

去年の今ごろは、最終的な出願校を決定すべく家族会議の真っ最中だった
と書きたいところですが、

我が家では、後期のことで親子の意見が分かれていました。
というか、話になりませんでした。

前期はいいのです。
東大文ニに行きたくて、わざわざ浪人したわけなので、
親も子も、前期は東大文二に出願することで異論はありません。

幸い自己採点の結果、どこのセンターリサーチを見ても
足切りの心配はないので、これはやるしかありません。

問題は後期です!
さすがに後期は、東大の足切り予想点に届きそうもない。
あわよくば(絶対にあり得ないのですが)足切りを免れたとしても、
後期では、理三を除く全科類で合計100人しか取らないし、おまけに
高校で履修していない数3Cまで課せられるので、論外。

数学以外で考えても、東大の後期は科学的思考力を総合的に見るようで
どう考えても理系に有利な受験となっています。

うちの子には、まるで、絶対に、縁がありません。

そこで、子供は、前期の東大がだめだった場合には、今度こそは
慶應の経済に行くと決めていました。
後期受験という発想がまるでなかったのです。

一方、親としては、前期にすべてを賭けた現役時ならいざ知らず、
浪人では、せめて後期というチャンスを無駄にして欲しくないと思い、
ひたすら、後期の一橋にも出願するよう勧めていました。

子供は、センター前2週間の怒涛のような勉強が終わるやいなや
センター用だった頭を、二次試験用の頭に切り替えて、猛勉強を開始。

頭の中が前期のことでいっぱいだったので、
「後期のことまで考えている余裕はない!」といった調子でした。

そ、そんなこと言われたって~!
だって、あの、・・・ 手続き ・・・・・

灘高キムタツ先生のブログで前に読んだ覚えがあるのですが、
笑うに笑えない(まことに気の毒な)お話があります。

その子(灘高の生徒)は、東大前期で思いがけない大失敗をして
確実に不合格であることを悟ったその日、
「先生、じゃあ、後期に出願します!」と言ったそうです。

びっくりした先生から、後期は前期と同時出願だと知らされ、が~ん!
たどるべき道は浪人です。

ですから、いくら前期のことで頭がいっぱいでも、
後期のチャンスも残しておきたければ、今、考える必要があるのです!

「お願いだから、後期のことも真剣に考えてよ!
後期用に早く調査書を取り寄せてよ!」と繰り返す私。

それでも、ちっとも行動を起こす様子がないので、ついに、
叫んだわけです。

渋々、高校の担任教諭に携帯メールを送った子供。
翌日、EXPACKで調査書が届きました。 間に合ったあ!

そして、半強制的に後期の願書を書かせたのでした。

こうして、
前期(2月25日、26日) 東大文ニ
後期(3月12日) 一橋経済
に無事、出願となりました。

出願を終えると、気持ちは2月25日に向けてまっしぐら。

前期 東大文ニ 科目と配点
国語(現代文、古文、漢文) 120点
社会(日本史 60点、地理 60点) 120点
英語(リスニング含む、大問5題) 120点
数学(1A、 2B) 80点
センター(900点分の圧縮) 110点
合計: 550点

ちなみに、

後期 一橋経済 科目と配点
英語(リスニングなし) 400点
数学(1A、 2B、 3C) 400点 *
センター(800点分の圧縮) 200点
合計: 1000点

(* 数3Cを履修していない場合は、他の振替問題で対応可)


この時点では、後期の一橋は取り合えず出願を済ませておいただけで、
問題の傾向や詳細は調べませんでした。

慶應の経済のことも完全に頭から消えていました。

2月25日までは、前期以外のことはすべて封印でした。

この記事へのコメント
大学受験作戦コーチさん、ご訪問いただきありがとうございます!

拙ブログでは今は過去の回想ばかりやっていてお粗末で申し訳ないですが、去年の今ごろの記事を見ていただければ、そのときの切羽詰った様子が少しは伝わるかと思います。作戦コーチさんのお子様のように素晴しい成績ではなかったので苦労しました。

センターで私学の特待通知をいただくなんて、すごいですね。
旧帝大の理系を目指されるほどですから、その私学もおよそ推測できますが、センター合格だけでもすごいのに、特待はさらにすごいことです。

でも、まずは二次を良いコンディションで迎えられることをお祈りします。
Posted by MIKO at 2010年01月31日 17:31
ポコさん、いつもありがとうございます!

ドイツ語のテキストに即答できる母は大勢いますよ!
私が知る範囲だけでも、何十人!(笑)

何十年前の一文を覚えているって、きっとなかなか出来ないことですよ!
やっぱりちゃんと単位を取られた科目だから、残っているのだと思います。
私なんかが1、2ヶ月やった程度のスペイン語や中国語では、その一文すら頭に残っていませんから!
ちゃんとテストを受けて合格するということは、やっぱりすごいことです。
Posted by MIKO at 2010年01月31日 17:10
はじめまして
ブログ新参者のオヤジです。
同じ受験生の親としては2次試験までが長い感じしません?
うちの場合は今年現役での受験でしたが、まあ、作戦通りという結果だったので、はじめからの希望だった前期である旧帝を受けさせます。
まだ、2次受験前なのですが、別に落ちたら落ちたでいいや、と親子ともに開き直っています(笑)。
といいますのも、うちは理系なものですから、大学試験よりも大学院試験が本番です。家計の都合もあるので浪人は出来ません。すでにある私学(センター受験)で特待通知がきてますので、前期が受からなかったら、後期は欠席してその私立に行こうかとも考えています。
なんか変な気分の状態です。
Posted by 大学受験作戦コーチ at 2010年01月31日 15:55
大学生の息子さんに、いきなりドイツ語のテキスト出されて、即答できるお母様って、たぶんこの日本に、多くても、5人(根拠なし予想)位しか、いないのでは?
とっても素敵だなあ〜と思いました。

 私は、大学1年の4月に、ドイツ語のテキストの最初にあった、「ハンス  ウント カーレン  ボーネン  イン ベルリン」という一文が、記憶にあるすべてです。
でも、何十年たっても、「これだけは忘れてないのが我ながらすごい。」というか、「これ以外は完全に忘れ去っているのがひどい。」というか、なんで単位がとれたのかも謎です。
Posted by ポコ at 2010年01月30日 17:06
かわさん、こんにちは!

上のお子さんだけ東京に出して、次のお子さんにはダメとは言えないし、どっちみち県外に出るのなら、九州の中でも関西でも東京でも同じことですね。
強いて言えば、アパート代と帰省費用の違いだけですね。
ご主人と同居されるなら、人数が増えれば間数も必要で、お引越しという可能性もありますね。
一番下のお子さんまでが東京に出ると言われたら、う〜ん、そのときは。
とにかく、ご主人には元気で頑張って、なるべく長く東京にいていただかないといけないですね。

うちも試験の真っ最中です。
昨日なんか、出がけにいきなり、「時間ないんだ! 教えて!」と言って、ドイツ語の読本を差し出しました。
「えーっ? 自分で調べないのー?! お母さんが一方的に教えたって意味ないじゃん!」と、一瞬いかったのですが、親馬鹿な私、時間がない、もう出なくちゃと急かされて、単語も構文もぜ〜んぶ教えてしまいました。

後ろめたい
Posted by MIKO at 2010年01月30日 14:45
つとさん、こんにちは!

ちっとも昔話ではありませんよ!
昔も今も、一橋と津田塾の交流は盛んです。
昔は、数々のロマンスが生まれたと聞いていますが、今は一橋にも女の子が増えたから、どうなのかな?
でも、一橋のサークル活動には今でも大勢の津田塾の方がいますよ!
何と言ってもお互いに近いですからね! デートに便利!

ヒールでは歩けません。すぐに傷んじゃう!
私はお客様の前でも失礼にならないような、それでいて歩くのも仕事のうちなので、仕事用の黒くてシンプルな靴も持っています。

特に、京都・奈良に限らず、神社仏閣!
あの玉砂利のせいで、駆け出しガイドの頃は、どれだけヒールを壊したことか!
Posted by MIKO at 2010年01月30日 14:34
anonさん、こんにちは!

知名度と学校の実力は必ずしも一致しないですね。

私の故郷の名古屋には、名大(めいだい)と言う名門大学があるのですが、東京では知られていません。「めいだい」と言えばこちらでは誰もが明治大学を考えます。
ノーベル賞受賞者が次々に出て、ようやく脚光を浴びたところです。

anonさん、万歩計、楽しみですね!
ちょっと歩いても2,000か3,000歩にはなるから、そうなると少し欲が出て、あとちょっと遠回りしたりすると、あっという間に4,000歩ですよ!

朝は自転車に乗ってへらへらと笑って一日明るく過ごし、暗くなってから歩くってパターン、いいですね♪
Posted by MIKO at 2010年01月30日 14:24
経済的に許せる範囲なのか?とっても疑問は残るのですが、とにかく東京の大学に通えるという最低限の条件はクリアしたので、とにかく卒業まで「お父さん、まだ帰ってこなくていいよ〜」状態です

なんと娘まで「東京○○大に行きたい」と言って、まだまだ全然成績が足りてないのに夢だけはひたすら追ってます。まあ、どうせ県外に出さなきゃなら、いっそみんな東京に行きなさい、とは思うのですが。さて、旦那さんはいつこっちに戻れるのでしょう?そうこうしてるうちにきっと定年になるわね

只今息子は試験の真っ最中。先日したら、「やばい、やばい、単位が」とか言ってましたが、息子よ〜、成績優秀になれとは言わないからせめて留年はするな〜、ちゃんと卒業してちょうだい、下にまだ控えているし、奨学金を打ち切られたらそれこそ大変なのよ〜」としっかり釘をさしておきました。来週には試験が終わって春休みに入ります。その間によいバイトをさがせればよいのですが。
Posted by かわ at 2010年01月30日 00:37
私の中高の同級生の娘さんが一橋の一年です。今や女の子も増えたのですね〜一橋は、昔は○田女子大と仲がよかった。。。じゃなかったでしたっけ?情報が古すぎですね(*^。^*)

万歩計はやっていますね〜(*^_^*)どうも歩くのはわざわざという気がしますが、、、それなら会社までひと駅歩くかというと。。。都会だしちょっとしたヒールだし痛みそうな気もしますし
Posted by つと at 2010年01月29日 23:43
えっ?一橋知らないひとがいるんですか!?
ビックリー^^;

東工大もめちゃくちゃすごい大学なのに
こちらでは知らないひとが多いです。
かくいう私も
子供が受験するまでは知りませんでしたけど^^;
それに、慶応大学もそんな難易度が高い大学とは知りませんでした。
好きなミュージシャンが慶応卒だったんですけど・・・^^;
子供が受験生になってから知ったことがたくさんあります。
でも一橋は知ってましたよ!


私も万歩計ネットで購入しました☆
届くのが楽しみです^^。
Posted by anon at 2010年01月29日 21:59
かわさん、こんにちは!

うちもまったく同じ理由で一橋を考えていなかったのですよ。
私は何も知らなかったけれど、子供が学校や予備校で一橋の問題を解いたことがあって、どの科目も難しかったって言っていました。
それは、前期の一橋のことなんですけれどね!

「問題が肌に合わない。苦手なタイプ。東大の問題の方が自分に合ってる。」と言っていて、それで、後期は、東大は無理だし、一橋は考えもしなかったのです。

でも私は、浪人なので、もう一回だけ国立に挑戦する機会を持たせたかったし、万一受かれば、家からとても近いので(現に今、自転車で往復することもあります!)、とにかく出願だけはさせたかったのね。

だから、対策なんて、26日が終わってからですよ。
幸い、後期の経済は、これまでと違って(?)数学と英語とセンターだけだったので、社会などの対策が不要で、直前の準備でも何とか間に合ったのはラッキーでした。

国立でなくても、経済的な事情が許しさえするなら、W政経はその分野での日本のトップ学部のひとつで、国内外での知名度も、実社会や実業界での認知度も抜群だと思います☆

一橋なんて、私の若いころは東大・京大と双璧をなしていたのに、今では名前すら知らない人が多くて、がっかりします。

昨日会った同年輩の男性の方も、「前の年にせっかく慶應に合格されていたのに、行かなくて残念でしたねえ!」って言われたんでよ!
今年だって受かったんですけど、・・・ お金がかかるし、家から遠いし、サークルが派手そうなので、辞めただけなんですが・・・。

かわさんのところは、ご主人と一緒に住めるから良かったですね!
経済的に随分と違うし、何より安心ですね!
Posted by MIKO at 2010年01月29日 15:22
私も、昨年の出願前にもっとMIKOさんとお近づきになっておきたかった(笑)。

うちは現役の時に一橋を受験する友達がいたのですが、その時から「一橋の問題はかなり難しい。」と言っていたので、それこそ前期の対策しかしていないのに後期は無理でしょう、と現役の時の後期にも初めから考えてなかったのです。

「一橋はかなり難しい」と言った1年前の言葉に最初から一橋という候補も考えず、文系の学部の後期に小論や社会が要らないところがある、ということを親の私がさがしきれなかったことが一番私が後悔していることです。

まあ、仮に受けたとして、結局結果は今と変わらなかった可能性のほうが高いわけで、それなら受けたところで2年連続で国立とは縁がなかった、という結果になれば本人もますます落ち込むのでしょうから、うちのように後期は(一応出願は他大学にしましたが)受けない、という選択でよかったのかもしれませんが。

ただ、授業料が、ねえ。ここだけがため息、なのです、親としては。だから後悔してるんでしょうね、私。だって本人はいたって満足してますもの。
Posted by かわ at 2010年01月29日 09:13