2009年12月26日

子供のいないクリスマス

仏教徒なのだから、クリスマスなんて関係ない!とうそぶいてみても、
やっぱり一人ぼっちで過ごすクリスマスは淋しいものです。

定演を控えてオケに入り浸る子供と、ほとんど会う機会がありません。
「せめてケーキくらいは一緒に食べないの?」と聞いても、
「ごめん!悪い!」と言って、練習に飛び出していきます。

    

残された母は、ひとり思い出の中へと ・・・。

子供が小さかったとき、毎年11月ごろになると、
「サンタさんに来てもらえるように、頑張ろうね!」と
バイオリンのお稽古の口実に、クリスマスを利用していました。

そして、クリスマスの朝、起きると、一緒になって、
「サンタさん、来たのかなあ、プレゼントはどこかなあ?」と探し回りました。

もちろん、私がカーテンの陰やソファの後ろに隠しておいたのですが、
プレゼントが見つかると、
「やっぱりサンタさん、忘れていなかったね!!」と大袈裟に演技しました。

ある年は、レゴのブロックが詰まった赤いバケツだったりしました。
会社の帰りに渋谷のデパートで買ってきて、隠していたのでした。

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子供が小学生の頃は、ずっと音楽事務所に勤めていたので、
この時期は、バレエや、ジルベスターや、ニューイヤーコンサートの準備で、
残業が当たり前の、大忙しの毎日でした。(写真 ↑ は、会社で)

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私が招聘を担当した、キーロフバレエのクリスマス公演 「くるみ割り人形」 で
プリマのディアナ・ヴィシニョーワと

一番忙しいときなのに、バイオリンのクリスマス会までありました。
このときは、ヴィヴァルディの協奏曲イ短調を弾いていました。
今、母が挑戦して、テンポで弾けなくて苦労している曲です。

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忙しい時期なので、家では大したことができません。
ほんのちょっとだけ飾り付けをしましたが、写真はほとんどありません。

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こんなとき、仲良しのお友だちがいるのは有難いことです。
小学校のお友だちのお母さんたち何人かと家族ぐるみのお付合いがあったので
毎年クリスマスにはお家に呼んでいただきました。

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お友だちのお家のクリスマス会でも
うちの子はバイオリンを演奏するのが常でした。

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母子家庭で、父親も、残してやれる財産もありません。

そんな中で、子供が将来、心豊かに生きていけるようにと、
心から楽しめる趣味を持たせてあげることが、
私の願い、子育ての中心でした。

この記事へのコメント
tommyさん、おはようございます。
おっしゃる通り、自分が若い頃のことを思い出せば、確かに親よりは友達関係だったような気がします。いつの時代でも繰り返すのですね。

ぼっちゃんがもう少し大きくなって、あれやりたい、これやりたいと言い出したときに、お金のためにそれが実現できなかったら残念ですね。
何もかも言う通りにすることはないですが、ひとつだけでいいから何か宝物を作ってあげたいものです。

ぼっちゃん画伯になるか、ぼっちゃん先生になるか、未知の世界!
これから先は楽しみなことがいっぱいです☆!
Posted by MIKO at 2009年12月29日 10:11
子供のいないクリスマスが当たり前になっちゃうんでしょうね。
私自身、高校の頃には、友達と過ごすのがあたりまえだった気がします。

子供自身が夢中になれる”何か”を見つけてあげられるなんて
本当に素晴らしい事だと思います。
私も、ぼっちゃんが何かをやりたいと思ったとき、
習い事をさせるお金がないからムリ、とは言いたくないな。
そうならないように頑張らなくちゃ!!
Posted by tommy at 2009年12月28日 10:07
anonさん、おはようございます!

私、運が良かったです。
高校時代の親友が二人の男の子にいつもオシャレな服をお揃いで着せていたので、お下がりが回ってくるのですね。
もう、完全にあてにしていたので、何も買いませんでした(笑)

うちもこの頃が最後で、以後はずっと写真未整理ですよ。
スキャナーの使い方を覚えたら面白いので、これから整理にはまりそうです☆

紙焼きの画質が劣化しないうちに、anon家でも是非どうぞ!
Posted by MIKO at 2009年12月28日 06:31
私もズボンに「おお☆」とおもいました^^。
アイドルみたいで素敵です♪

ちいさい頃の写真、こんなぷうにアップするのっていいですねえ〜〜。
うちもいつかやりたいなー。

写真、整理してないのがたくさんあるんですよ。
老後の楽しみにとっておきます(爆)
Posted by anon at 2009年12月27日 23:56
ダッドマムさん、こんにちは!

まったくそのとおりです!
ダッドマムさんのお嬢さん、お坊ちゃんもサンタさんのプレゼントを信じてくれる、あと数年間が一番可愛いさかりだと思います。
成人したら、きっとその子育ての思い出が力を与えてくれるでしょうね。

久しぶりに幼稚園のお弁当作りから解放され、海から遠く離れて、山の新鮮な空気をたっぷり吸っていらっしゃるころでしょうか。
Posted by MIKO at 2009年12月27日 13:34
ポコさん、こんにちは!

あの素敵なズボン(そして上は胸の金色の流線模様がオシャレ)は、親友の子供のお古です。
というか、うちの子の着るものは一つ残らず全部、親友が年に2回ミカン箱に入れて送ってくれるお古ばかりだったのです。
親友の男の子2人が少し年上だったので、本当に助かりました〜!

あら〜、私のスカート丈まで、・・・恥ずかしいわ。子供にお金がかかるので、私は何年でも同じものを着ていたのですよ。今でもはきたいくらいですが、ウエストがはまりませんわ(笑)

賢明さも強さもありません。
でも決めたからには責任があるので、何とか頑張らないとね!
苦労した分、おかげで私もいろいろと楽しい人生を味わわせてもらいました☆
Posted by MIKO at 2009年12月27日 12:49
思い出作りって大切ですね・・・。
子育て後の自分自身を支えてくれる
宝物なのかもしれませんね?

応援です♪
Posted by ダッドマム at 2009年12月27日 01:54
すそに編みこみの、ズボン(というのは「昭和」の言い方でしょうか?)とっても、かわいいですね。どちらでお求めになったのでしょうか?

事務所でお仕事中のスカート丈に同じ時代を感じました。

いつもながら、本当に素晴らしい子育てですね。賢明さと、強さがないとできないなあと心から思います。それから、何か、スカッとするような潔さ。見習いたいけど、真似できない。   はあ〜。ため息。
Posted by ポコ at 2009年12月26日 22:41