全国通訳案内士、旅程管理主任者。
ドイツ語・英語のガイド国家資格と英検1級・独検1級を所有。

バイオリン&教育ママ人生の思い出と生涯学習による終活日記。

お能、長唄三味線、バイオリン、ピアノ、河川水路・史跡巡り、ウォーキング、ハイキングなどを楽しみたい♪

2022年06月29日

アマオケ入団は社会貢献に繋がるという事実

ろくに弾けないアマオケ初心者団員でも

社会貢献の一端を担っているという持論を

この度、得るにいたった。


何故ならば、

団費を払うことで、
そのアマオケの財政に貢献し、


アマオケの指揮者やトレーナー先生に
仕事の場を提供している。


さらに
指揮者やトレーナー先生の個人レッスンも取れば、
先生の仕事が増える。



正直な話、
音大出ても音楽で生業をたてるのは大変だから、
音大卒が演奏に関わらない仕事をしていることが多い。


私が昔働いていた音楽事務所では
音大卒が正社員としてチケット販売をやっていた。
営業社員も音大卒が過半数を占めていた。


音大卒で、
ときどき演奏活動をしながら、普段は教えたり、
アマオケを指導したり、編曲の仕事をやったり、
そのように音楽に触れていられる人は幸運なほうかと。



アマオケ乱立の背景には
こうした事情も少しは関係していると思う。


ある方は、
アマオケを次々に創設して
自ら指揮者の座におさまっている。


超初心者向けとか、
そこそこ経験のある人向けとか、
オーディションを課すところとか、

さまざまな人のニーズに合うタイプのアマオケを作って
参加者を募集している。


これは創立者と参加者の双方にとって
WIN WIN現象だ。



我が子は、
バイオリンはセミプロ並みで、

実際にプロ3人と一緒に有料のコンサートで
五重奏曲を演奏したり、

プロが過半数を占めるオーケストラのエキストラに
呼ばれたりしている。

まあ、そんなことは年に1、2回で
ギャラは知れている。
交通費程度といった感じ。


息子は音大に行けるレベルだったかもしれないけれど、
最初から音楽の道に進もうとは考えず、

音楽は趣味として、

サラリーマン人生を想定して一般大学に行った。

IMG_7520
























上の写真は、
息子が久しぶりに帰宅したある日、

私がまだパート譜を印刷していなかったあるオケ曲を
弾いてもらったときのもの。


息子は
スマホを2台、目の前に置いて、

1台目のスマホで
IMSLP画面のパート譜をスクロールしながら、

2台目のスマホでYouTubeのオーケストラ音源を鳴らし、


それに合わせて
交響曲を弾くという器用な作業をやってのけた(笑)


こんな風にして我が子に
2ndバイオリンパートやビオラパートの
サンプル演奏をしてもらったり


具体的な奏法、練習のコツを教えてもらえる機会は
一年に一度か二度あるかないか。


結局は息子に頼っていられないから、

アマオケのトレーナー先生のところに通って、
レッスン料を払って
オケ曲に特化したレッスンを受け、
オケ曲特有の奏法を習うことになる。


通常のバイオリンレッスンの先生からは
やはり通常の教本のソロ曲を習うのが良いので、
結局、それとは別にレッスンに通うことになる。


こうして、
自分のふところ具合はだんだん厳しくなるが、

不安定な暮らしを余儀なくされている音楽家の先生方に
僅かながら貢献し、経済活動を動かしている。


そして、アマオケがコンサートをやれば、
無料もしくは安いチケット代で、

多くの方々に気軽に音楽を聴いていただける。


高額のチケットが買えない収入層の人々にも
ささやかな楽しみ喜びを味わっていただける。


ホール側も利用団体が絶えることがないから、
市や区の財政にも貢献している。


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2022年06月19日

アマオケ3団体、初心者が沢山の曲を抱えて猛進

コロナ失業で今は時間があるが、

そろそろ仕事が復活しそうな動きが出てきた。
来年と再来年の仕事がどんどん入ってきている。

ただ肝心の今年10月の仕事は入ったままで
いまだにキャンセルになっていない。

だから何となく落ち着かないが、
今は今やれることをやるだけ。


時間があるのを良いことに
アマオケに立て続けに3つも入団してしまったから
抱えている曲の数がすごい。

IMG_2848(1)

















メンデルスゾーン 交響曲 第3番「スコットランド」
モーツァルト 交響曲 第40番
ベートーヴェン 交響曲 第7番

それだけではない!

弦楽セレナーデとか
夜想曲とか
カノンとか
カンタータとか、、、


だから練習しない日が無い。

やってもやっても弾けないところだらけ。


弾けてなくても
オケの練習はよほどの事情がない限り
絶対に休まない。


よほどの事情とは、

Aオケの合宿の日にBオケの練習を休んだ。

来週は息子のオケを聴きにいくから
Aオケの練習を休む。

といった具合。


練習に参加したら、

弾けなくても
指板のそれらしいところで指を動かしながら、
弓もそれらしくアップダウンして

(ただし迷惑な音は出さずに)

必死で食らいついていく(汗)


しばしば速すぎて目が譜面に追いつかず、
今どこやってるの??

状態になる。


どこか入れるタイミングを狙ってみるが
一度見失うと
どんどん曲が流れていき、
ついに最後まで入れずに終わってしまうこともある。


落ちこぼれというやつ。


恥ずかしいなあと確かに思うけれど、

初心者でもいいです

と向こうが言ってくれたのだから開き直る。


あまりにもみっともなくて
恥ずかしい気持ちが頂点まで達するときは、


安い月謝(オケの団費のこと)で
月に何回も、
2時間以上も、
合奏に参加させてもらえて、

回を重ねるごとに、
こんな自分でも少しずつ慣れてきて、

次はどの部分を弾けるようにしようと目標もできる。


これは楽しい修行なんだ!
こんな機会を得たことを喜ぼう!

と前向きになることで
恥ずかしい気持ちを克服する。


まあ、全部の楽器が忙しく鳴っているときは
みんな自分が弾くことに必死で、
誰も人のことなど考えている余裕はないだろう。


恥ずかしいのは、
セカンドバイオリンだけとか、
ビオラだけとか、
弦楽器だけとか、

小人数で弾かされるとき。


別のパートの人や
後ろに座っている管楽器の人に見られて、

あいつ本当に弾けないなと思われること。


でも、
繰り返すが、

安い団費で、
定期的に、
専門の指揮者やトレーナーや大先輩の元で、

貴重な経験をさせてもらうという

楽しい修業の入口に立てた自分は
何て幸せ者なんだ!

と思うようにする。


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2022年06月09日

オケ曲の練習方法のコツを教わる

今週のビオラレッスンで改めて目から鱗!

オケ曲が弾けないのはオケ曲の練習方法を知らないから!

IMG_2486




























2ヶ月に1度はオケ曲を教えてくれると言った息子は
多忙で帰ってこないし、


バイオリンはアマオケのためにレッスン回数を増やし
毎回10分間オケ曲を見てもらうものの、

回数増やした分だけソロ曲の方もどんどん先に進むので、
ソロ曲の負担が増える一方(;'∀')

オケ曲を見てもらう時間が足りなくてモヤモヤ。


今週またビオラの先生が
オケ曲が弾けないのはオケ曲の練習方法を知らないから!

と具体的な練習方法を改めて教えてくれた。
モヤモヤがスッキリ晴れた瞬間。


弾けない箇所は分割。
スラーやスタッカートも外して、
先ずはしっかりと指を押さえて
リズム正しく音程を正確にとる練習。

例えば、

IMG_2547












ベートーヴェン交響曲7番1楽章(ビオラ)

リズムと弓順を身体で覚えるには、
先ずはスラーを外してリズムの練習。
それが当たり前に出来るようになってから
スラーを付けてゆっくり練習。


右手が落ち着かず弓がバタバタ飛んでしまって
次の音に着地出来ない場合は、

左手のことはひとまず置いておいて右手だけ練習する。
それから初めて左手を追加する。

例えば、
IMG_2548
















これは別のアマオケでやる
メンデルスゾーン交響曲3番「スコットランド」
4楽章(2ndバイオリン)だが、

何が何だか分からないうちに飛ぶように過ぎていく。
これにも順を追った練習方法があるに違いない。

つまり、右手の動きだけ練習。
左は左。
それからようやく右左一緒に。

多分、そうゆう方法を応用できるかも??
試してみる。


あと、
曲のCDを聴くときは
出来ればスコアを見ながら聴くことに専念する。

間違ってもそれに合わせて弾こうとなどと思わない。

聴いて聴いて、
他のパートの動きや転調する箇所などを
しっかりと脳裏に刻んで、

その中で自分のパートの果たす役割を心で感じるまで
聴くことを繰り返す。


日々の練習では
焦らず、ゆっくり、正確にを心がける。

こんなにゆっくり練習していては
実際の曲に間に合わないと思うかもしれないが、

急がば廻れ、

慌てて雑に練習するより、
最終的にはゆっくり丁寧にやった者が弾けるようになる。


そして合奏には可能な限り休まずに参加する。

参加して、
経験を重ね、
年月を積み上げて、

少しずつ少しずつ弾ける箇所を増やしていく。



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