全国通訳案内士、旅程管理主任者。
ドイツ語・英語のガイド国家資格と英検1級・独検1級を所有。

バイオリン&教育ママ人生の思い出と生涯学習による終活日記。

お能、長唄三味線、バイオリン、ピアノ、河川水路・史跡巡り、ウォーキング、ハイキングなどを楽しみたい♪

2011年11月28日

東大「駒場祭」とフォイヤーヴェルク管弦楽団

11月27日(日)、東京大学「駒場祭」に行ってきました。

komaba11
















todaikoma






















今回はキョロキョロ覗いたり、模擬店を食べ歩いたりはせず、
お目当てのコンサートへとまっしぐら。

フォイヤーヴェルク管弦楽団の「駒場祭」演奏会です。

feu11kom_p
















レスピーギ / リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲
ルロイ・アンダーソン(1907〜1975)
  トランペット吹きの休日
  タイプライター
  ブルー・タンゴ
  プリンク・プランク・プランク
  ワルツィング・キャット
  フィドル・ファドル

feu11kom1


















「トランペット吹きの休日」です (↓)

私たちの世代には懐かしい曲ですねえ。
若い人でも運動会などで一度や二度は耳にしたのでは?

トランペットの3人、ものすごく上手かったですよ〜

feu11kom2


















「タイプライター」です (↓)

前でビオラの男性が実物のタイプライターを叩き通し(笑)

改行やページ送りのレバーを引くジャッという音やチーンという合図音など、
そのリズムとタイミングが小気味よく、見るのも聞くのも楽しい曲でした☆

卒論にタイプライターを使ったアナログ時代の自分には何とも懐かしいですね〜

feu11kom3


















猫が甘えた鳴き声をする「ワルツィング・キャット」も
若い頃に何度も耳にしたことのある曲でした。

題名や作曲者を知らなかっただけで、今回演奏されたアンダーソンの曲は、
結局すべてお馴染のメロディーでした♪

feu11kom4


















いつもドヴォルザークやブラームスなどクラシックばかりだったのが、
駒場祭のために特別にイメージチェンジ。

ボストン・ポップスや、シンシナティ・ポップスを生で聞いたときの感動が
よみがえってきました☆

それにしても、限られた人数なのに、スケールの大きい見事な演奏だったこと!

feu11kom5


















todkomftc















コンサートの後は、オーケストラ繋がりの仲良しのお母さんたちと3人で、
駒場キャンパス内のイタリアン・トマト・カフェ Jr.でお茶をしました。

お腹をすかした私はパスタを。

学内だからでしょうか?
燻製サーモンと小海老のペペロンチーノが580円と割とお値打ちでした。
でも正直な感想、量が少ないです。 2倍は必要だったなあ(汗)

このコーヒー(Lサイズ)一杯で、3時間ねばりました。

お互いの子供たちの話、自分たち(母)の勉強のこと、
子供たちの共通の友達の結婚??話?などなど、話は尽きません。

フォイヤーヴェルクのコンサートに必ず応援に駆けつける
大勢の母親軍団のうちの、ほんの一部です(笑)


にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へブログランキング大学受験


改めて、第26回定期演奏会のお知らせです。

feuer11w





















第26回定期演奏会 ♪
日時:2011年12月26日(月)18:30開場 19:00開演
場所:めぐろパーシモンホール(大ホール)(東急東横線 都立大学下車徒歩)
指揮:原田幸一郎
J.S.バッハ / 二つのヴァイオリンのための協奏曲(ソロ:原田幸一郎、名倉淑子)
シューベルト / 未完成交響曲
ブラームス / 交響曲第2番 ニ長調 op.73

入場:無料(チケット制)
チケットの準備が整いました。
お申込みは同団のホームページへ 東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団

東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団について
特定の大学、身分、立場といったバックグラウンドを問わず、
純粋に音楽を愛する人々の集える場を目指して1999年秋に創立。

ソリストおよびトレーナーとして、
元バンベルク交響楽団のソロヴィオラ首席奏者 岡田伸夫氏、
元東京カルテット第二ヴァイオリン奏者 名倉淑子氏、
元バンベルク交響楽団首席ホルン奏者 水野信行氏、
NHK交響楽団首席チェロ奏者 木越洋氏、他、著名各氏を迎える。

東京大学駒場キャンパスを本拠地として、プロフェッショナル(上記)と
アマチュア(学生、OB、OG、社会人)融合のオーケストラとして活動。


一度聞いたらファンになってしまう、熱心なリピーター客の多いオケです
東大と聞いて、物めずらしさも手伝って聞いてみようというものではありません。

純粋に音楽を愛し、質の高い、本物の、エネルギッシュで躍動感あふれる
アンサンブルの妙味を堪能したいという方にお薦めします(^^☆:*〜♪
  

Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月26日

勉強も仕事も大事!

書くことが多過ぎてアウトプットが間に合いません(笑)

11月20日(日)の鎌倉ハイキングは、それは実り多いものでしたが、
岩宿遺跡を発見した相沢忠洋の故郷を歩くという熱烈なる思い入れが伴うので、
そう易々とは書けないのです(涙) おそらく12月に入ってからになるでしょう。

そうこうして慌ただしい一週間を過ごす間に、
幸運にも次の仕事が舞い込みました。
英国のジャーナリストとカメラマンの取材に同行するというものです。

例年ならドイツ語がメインなのに、なぜか英語が続きますね。
ドイツ人が放射能アレルギーで日本を避けている証拠です。

とにかくその取材のための下見に今日1日を充てていました。

東京湾アクアラインの海ほたる、お台場の未来科学館、カプセルホテル、
タトゥー施術院、地下立体駐車場、秋葉原、高円寺界隈など、
いつものガイドとはまるで様子が違うので、下見が絶対に必要です!

でも今日である必要はないのですね。
そこで、予定を変更して今日は勉強の日としました。



数列のセンター過去問や旺文社の実践問題集1Aをやっています。

世界史の教科書音読も進めました。
独ソ戦争と太平洋戦争の項で、ファシズム国家ドイツと日本の強行な政策に
涙を流しました。

このところ「鎌倉」づいたので、今日は日本史の中世も音読します。
鎌倉・室町も、臨場感豊かに音読できればと思います。

しばらくは受けないと宣言した模試も、来春の駿台高2マーク(全科目)は
受けてみようかなと思っています。 歴史2科目が必要です。



でもまずは次の仕事3日間を無事に終わらせなければ、
新春のことを具体的に思い描くことが出来ません。

それほどに仕事は毎回が真剣勝負です。

特に風評で仕事が途絶えて以来、僅かながらでも入ってきた仕事は
絶対にどんなことがあっても、成功裡に終わらせねばなりません。

受験勉強は大事、でも仕事はもっと大事。
我々フリーランスの通訳ガイドにとって、毎回が真剣勝負です。

そして私たちの仕事次第で日本の印象ががらりと変わるので、
日本のイメージを背負って責任重大です。


にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へブログランキング大学受験
  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月24日

この秋、久しぶりの仕事

原発風評以来、久しぶりの仕事に恵まれた勤労感謝の日。

早朝、目白のフォーシーズンズホテルにお客様をお迎えに行きました。
ホワイエもクリスマスの飾り付けが綺麗だったのですが撮影は控えました。

chwrfs


















明治の元勲 山県有朋が私財を投じて造園した「椿山荘」の日本庭園の方も、
腕が悪くて写真になりませんでした。秩父山系に降った雨水が100年以上も
地下水脈を旅してここに湧き出ているというお庭です。

観光箇所の詳細は今回は控えます。
鶴岡八幡宮のイチョウの実生が順調に成長していたことだけを報告します。

2010年3月10日、雪交じりの強風で倒れた樹齢約1000年の大イチョウです。
三代将軍源実朝が甥の公暁に暗殺された現場でもあります。

八幡とは大分県の宇佐八幡に遡る八幡信仰の神様ですが、いつのまにか
応神天皇と一体化され、戦と弓矢の神として源氏が篤く信仰しました。

1868年の神仏分離令までは鶴岡八幡寺と呼ばれていた神仏習合の例で、
廃仏毀釈運動により仏教建築が破壊されて現在にいたっています。

折からの新嘗祭の行事は終了していて何も見られませんでした。

paslegkm















お昼は八幡宮から徒歩5分ほどのカフェレストラン「レグリーズ」。
お客様はコース料理でしたが、バスドライバーと私はパスタでした。

塩鮭と野菜のクリームパスタ。
ふつうクリームパスタは自分ではまず絶対に注文しないので、
めずらしいものを食べさせていただくのは良い機会と有り難くいただきました。
バスの運転手さんも同感だと言っていました。

運転手さんとの世間話では、次男さんが大学2年生とのことで、
そろそろ就活だが最近は大卒の就職内定が厳しいねという話になりました。
他人事ではありません。我が家も近い将来に就活が待っています。


jpg231111


















昼食後、レストランの階段で、お客様の写真を撮らせていただきました。

韓国、中国、香港、シンガポール、英国、豪州、スペイン、フランスの
15名のお客様はVIPなので、霞が関から日本の方が5名も同行されました。
(日本の方はこの写真にはいらっしゃいません)

たった1日でも、お客様とのご縁は私の宝物です。

来年は風評の影響が薄らいで仕事に恵まれることを願っています。
ちなみにある同僚と最近話したところ、この秋の仕事はゼロとのことでした。

(11月23日の歩数:11,892歩)


にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へブログランキング大学受験  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月22日

「外語祭」と、「娘」と息子の近況(3)

にわかに忙しくなったここ数日です。
日曜日には鎌倉でハイキングしてきたので写真もいっぱいあります。

でも、取りあえず、順番は前後しますが、
11月21日(月)、東京外国語大学の「外語祭」に行ってきました。

今回が3回目です。今までは電車を乗り継いで行っていたのですが、
ウォーキング歩数ゲットの目的で、大学の近くの是正まで歩きました。

walk1121a



























晩秋の様子をまたまた写真撮りつつ道草しながら歩き続けます。

walk1121b

















walk1121c

















東京外国語大学に着きました!!
スペイン留学中の「娘」の、本当の(笑)お母さんと待ち合わせです!
もうだいぶ前から約束していて、お互いにこの日を楽しみにしていました。

tufs_gate2



















gaigo2011b



















スペイン語科の模擬店でパエリヤと、名前を忘れてしまったのですが
美味しいニンニク入りスープをいただきました。

もちろん外語大ですから、数えきれないほどの各国料理店が並んでいます。
留学生によるお店もありますよ。

世界中のビールが飲めるお店もあります。
ただしアルコール販売は、大人であっても許可制です(入口テントにて)。
お母さんが車で来たのでアルコールは我慢しました。

gaimogspa















今回も一番のお目当てはもちろん朝鮮舞踊です。

「サムノルリ」
自分にとってはもうお馴染となった4種類の朝鮮民族打楽器による演奏。
迫力満点! みんなの呼吸が合って、笑顔も美しいのです。

korm
















舞踊の写真はいっぱい撮ったつもりなのに、ぜんぶピンボケでした。
絶えずくるくると動き回って、一瞬の静止すらほとんどないからです。

どうにか見られるのはこれ一枚きり。
これは小教室で見た踊りのひとつですが、後ほど大講義室ステージで行われた
ダンス・フェスティバルでは規模が大きくなり、バレエのような沢山の回転シーンでは
拍手がわき起こっていました。

kord1















ダンスフェスティバルの後、
お母さんの存在ひとつでこんな素敵な写真を撮ることが出来ました。(↓)

「娘」が不在でも、同級生や後輩たちがこんなにも見事に、笑顔いっぱいに
踊ってくれたことに、胸が熱くなりました。

嬉しいのは朝鮮舞踊をここまで熱意を持って踊る子たちが、必ずしも
韓国朝鮮語学科の学生さんではなく、むしろヨーロッパ言語や他のアジア言語の
学生さん中心であるという事実です。

kord2011



















外語祭は11月23日(祝)まで開催されています。
東京外国語大学 第89回「GAIGOSAI」

催物の後はお母さんと学内の喫茶店でコーヒーとケーキでおしゃべりタイム。

「娘」のスペインでのこと、息子のこと、自分たちが若かったころの思い出話、
お互いの家庭での日々の様子など次から次へと話し合って、大笑いの連続でした。

幸い「娘」は、スペインという東洋とはまったく別の文化圏に暮らすことで、
日本、そして韓国、そして「自分とは?」「国家とは?」「文化とは?」など、
様々なことを客観的に考える、有意義で貴重な、でも悩み苦しみもする機会を得て、
一生懸命に頑張っています。

お母さんとは「在日」問題についても真剣に話し合いました。
日本人の私には真には理解不可能な問題ですが、昔から大変関心があります。
姜尚中氏の『在日』や『悩む力』なども読みました。

そして「娘」が東大を第一志望にしていた動機のひとつは姜尚中氏の授業を
受けたかったからという話も初めて聞きました。

姜尚中氏(東京大学大学院情報学環学際情報学府教授)ホームページ

smgt




















思いがけずお母さんからプレゼントをいただきました。
プレゼントの色、そしてギフトバッグの色と模様、ひと目見て、
「これだ〜!」と私の好みを瞬間で判断したそうです☆

お母さんと色違いでお揃いのハンカチです。

私は、・・・・・ 日曜日に鎌倉で買ってきた鳩サブレを、
一箱はお母さんとお姉ちゃん用に、もう一箱はスペイン用に渡しました。

smgh

















楽しい半日を過ごした後、帰宅すると、夜、塾講師から帰ってきた子供が
大学のレポート書かなくちゃと言っていました。

「文明論」という授業で、小松左京の「日本沈没」(1973映画化)について
書かなくてはいけないそうです。映画は事前に大学で見たそうですが。

私が若かった頃の映画です。でも私は原作も映画も知りません。
機会を作って私も今年亡くなった小松左京の本を読んでみたいと思います。

(11月21日の歩数:13,338歩)

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へブログランキング大学受験
  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月17日

冬の夜食(1)ほうとう

我が家の人気の夜食「ほうとう」です。

って、いかにも受験生の夜食みたいですが、
塾で受験生を教えて深夜近くに帰宅する子供(+自分)のためです。

hoto
















ほうとう (甲斐国の郷土料理)

レシピは持っていません。
仕事で行った富士五湖で食べたときの、あの味を思い出しながら、
目分量で、自己流のアレンジにて再現です。

【材料】
鶏肉、かぼちゃ、大根、人参、白菜、椎茸、玉葱、ほうとう、味噌

あれば、ささがき牛蒡や里芋なども合うかな?って思っています。
鶏肉の代わりに豚肉も良し。(でも牛肉は絶対に合わなそう・・・)

土鍋でグツグツ煮て、味噌を溶かして、好みに味を調えて、
ほうとうを入れて煮るだけ。

とっても簡単。Yet, very tasty. ♪( ´▽`)
この Yet は、「それでいて、それでも、にもかかわらず」という意味です。

何より、この時期、体が芯から温まるのですね☆
栄養たっぷりで、1日の疲れがほぐれ、幸せな気分にしてくれます。

かぼちゃを入れるっていうところが特色のようですが、
煮崩れしやすいので、そこだけ要注意です。


にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へブログランキング大学受験
  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月16日

音読「世界史教科書」

今朝ベランダから薄っすらと雪化粧した富士山が見えました。
空気もキリリと冷たく、清々しい1日の始まりです。

でも写真にすると拡大しても全然ダメ、がっかりです。  ↓ ↓

fuji161111















さて、3日前から世界史の教科書を音読しています。
黙読だと眠くなるのに、音読だと内容が頭に響いてくるから不思議。

全体で約380ページ。
音読なら10ページ超は楽に行けるので、1ヶ月ほどで一周できるかな?

もちろんこれまでにもあちこちかじってはいるけれど、
今一度、全体の流れを追いたいのです。

だらだらとではなく、超速で、一、二周。

まずは最も興味のある近現代からということで、
列強の帝国主義、アジアの植民地化と民族運動、二つの世界大戦を。

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へブログランキング大学受験

sekait  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月15日

数の秘密にびっくり(*^_^* 1)

「常識だよ!」って笑われるかもしれないけれど
そもそもブログは自分のための記録なのだし、
こと勉強に関しては、書いておくと印象に残りやすいので。

数の秘密についてすごいことを知ったのです。
きっかけは先週やった2009年センター数列の(1)最後の小問です。
b1 x b2 x b3 x・・・・・ x bn と、 b1からbnまでを掛けるものですが、

そんなことよりも、
その途中計算の、分母の3にくっついている指数だけを取り上げると、
1 + 3 + 5 + 7 + 9 + 11 + ・・・・・・・ + (2n-1) となって・・・。


ここで「びっくり」の登場です。
1から順に奇数を(2n-1)まで足すと、nの二乗 になるということ!!

具体的には、
1 + 3 =  4   (2項足した ⇒ 2の二乗)
1 + 3 + 5 =  9   (3項足した ⇒ 3の二乗)
1 + 3 + 5 + 7 =  16   (4項足した ⇒ 4の二乗)
1 + 3 + 5 + 7 + 9 =   25   (5項足した ⇒ 5の二乗)
1 + 3 + 5 + 7 + 9 + 11 =  36   (6項足した ⇒ 6の二乗)


後で子供に、「すごいよ! すごいよ! 知ってる?!」と聞いたら、
「あったりまえじゃん。だってねぇ・・・(中略) ただし、1から足す場合ね!」

でも、自分はうれしかったのだから、いいでしょ。
いくつになっても新しいことを知るのは気分の良いもんだ。


ブログランキング・にほんブログ村へブログランキング ブログ村  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月12日

子から教わる楽しみ(多摩川〜浅川)

10月末の相模川から津久井湖へのウォーキングに刺激を受けた自分は、
今度はひとりで、多摩川〜浅川ウォーキングへと出かけました。

地理や地形を趣味にする子供から教わった、新たな楽しみですヽ(^o^)丿

思うに、我が子が地形に興味を持ったのは読み聞かせた絵本のせいでしょうか。

kawa『かわ』




『家庭保育園』に含まれていた、加古里子(かこさとし)さんのこの絵本を、
子供は赤ちゃんのときから喜んで見ていたのです。

それはさておき、この日の、用事を兼ねたウォーキングは、
もう好奇心いっぱいで、きょろきょろと道草しながら行きました。

途中の公園では紅葉がもうかなり進んでいました。

koyo041111


















聖跡桜ヶ丘に近い多摩川の土手に着いたときには、
もうたっぷり1時間は過ぎていました。

と、水の中に、白鷺が一羽立っているではありませんか。

わあっと感激して、静かに、静かに、河原へと降りる途中、
ああ残念!

足音を気付かれたのでしょうか?
飛んで行ってしまいました。

これは、その直前に撮ったつもりの写真ですが、
白鷺くん、写っているのやら、いないのやら?!
わずかに水の真ん中にそれらしき姿が見えますが・・・(?)

tamar041111
















tamasamapk
















多摩川の土手をずんずん歩いて、ついに浅川との合流点に到着。
これが見たかったのですね!

それぞれに長い旅を続けてきた川と川が、あるとき合流するって、
何か感動的ではありませんか!

中州の向こう側が多摩川、手前が浅川です。

tamaasar041111
















もっとも、ここからほんの少し行くと今度は、
程久保川が多摩川に流れ込むのが見えるのですよ。

それがこれ。
向こう側が多摩川に合流した浅川の支流、手前が程久保川です。

asahodor041111
















ちょうどここに河川管理境界の標識が立っていました。
長い旅の途中では川を管理するお役所も変わってくるのですね。

そんな境目に立っただけでも、自分はワクワクするのです。

tamahodogr
















でもここでぐずぐずしているわけにはいきません。
用事先まではまだあります。

浅川の側に渡り、浅川の土手に沿って行きました。
日が短くなって、4時を過ぎるともうこんな寂しい感じで川は流れています。

asakawa041111
















浅川に架かる多摩モノレールの鉄橋をモノレールが走り過ぎます。

tamamono
















その下をくぐり抜けると、向こうの山にちょうど陽が落ちかけていました。
みるみるあっという間に陽は沈みました。
地球の自転を感じた瞬間でした。

この辺り、駅で言うとモノレール万願寺から徒歩2分のところが、
新選組土方歳三の生誕地(東京都日野市)です。

「土方歳三」資料館の正門です。(この日の目的は"歳さま"ではありません)

この写真は2年半前に撮ったものです。
周辺には土方姓のお宅がたくさんあります。

hijikata
















日没後、土方家の近所で用事を済ませ、
「用事とウォーキングの一石二鳥」をまたもやってのけました。

さすがに帰りは、真っ暗な中を2時間半も歩く気にはなれず、
電車のお世話になりました。

「川」がこのところ心を占めています。

家に帰ると真っ先に、子供に読み聞かせたあの絵本を取り出しました。
そして、深い山に発して海に流れ込むまでの、長い川の旅に思いを馳せました。

(この日の歩数: 19,478歩)

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキング ブログ村
  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月10日

東大フォイヤーヴェルク管弦楽団 & 国立シンフォニカー

コンサート情報です

東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団
駒場祭特別演奏会 ♪
日時:2011年11月27日(日)14:30開演予定
場所:東京大学駒場キャンパス講堂(900番教室)
指揮:鷹羽弘晃
レスピーギ / リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
ルロイ・アンダーソン / トランペット吹きの休日 他
入場:無料

第26回定期演奏会 ♪
日時:2011年12月26日(月)18:30開場 19:00開演
場所:めぐろパーシモンホール(大ホール)
指揮:原田幸一郎
J.S.バッハ / 二つのヴァイオリンのための協奏曲(ソロ:原田幸一郎、名倉淑子)
シューベルト / 未完成交響曲
ブラームス / 交響曲第2番 ニ長調 op.73

入場:無料(チケット制)
チケットはまもなく準備開始となりますので今しばらくお待ちください。
お申込みは同団のホームページへ 東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団
(チケットの準備が整い次第、当ブログでもまたご案内します)

東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団について
特定の大学、身分、立場といったバックグラウンドを問わず、
純粋に音楽を愛する人々の集える場を目指して1999年秋に創立。

ソリストおよびトレーナーとして、
元バンベルク交響楽団のソロヴィオラ首席奏者 岡田伸夫氏、
元東京カルテット第二ヴァイオリン奏者 名倉淑子氏、
元バンベルク交響楽団首席ホルン奏者 水野信行氏、
NHK交響楽団首席チェロ奏者 木越洋氏、他各氏を迎える。

東京大学駒場キャンパスを本拠地として、
プロフェッショナルとアマチュア融合のオーケストラとして活動。


一度聞いたらファンになってしまう、熱心なリピーター客の多いオケです
東大と聞いて、物めずらしさも手伝って聞いてみようというものではありません。

純粋に音楽を愛し、質の高い、本物の、エネルギッシュで躍動感あふれる
アンサンブルの妙味を堪能したいという方にお薦めします(^^☆:*〜♪


国立(くにたち)シンフォニカー
第3回定期演奏会 ♪
日時:2011年12月10日(土)13:15開場 14:00開演
場所:一橋大学兼松講堂
指揮:宮城敬雄(S.43 一橋大学商学部卒)
ベートーヴェン / 「コリオラン」序曲 op.62
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18 (ピアノ:ケマル・ゲキチ)
ブラームス / 交響曲第2番 ニ長調 op.73

当初出演予定だったウィーンフィル団員4名は原発放射能問題で来日不可能となり、
出演者及びプログラムの一部が変更となりました。

kunitachisym





















国立シンフォニカーについて
同団の指揮者である宮城敬雄氏と東京フィルの首席奏者18人が核となり、
2007年より活動を開始し、仕事に流されない真の音楽芸術を目指す熱い集団。
2010年一橋大学兼松講堂でオープニングコンサートを開催。
一橋大学兼松講堂レジデントオーケストラ。
NHK交響楽団の奏者も協力し10月に東日本大震災チャリティ公演を仙台で開催。

指揮者 宮城敬雄
S.43 一橋大学商学部卒業後、日本板硝子、キョーセラのビジネスマンを経て、
50才より心に秘めていたプロ指揮者になる夢に挑戦。
2000年スロヴァキアフィルで指揮者デビュー。以来、チェコナショナル響、
ハンガリー放響、ミュンヘン響、ザグレブフィル、他数々の著名オケを指揮。

料金:プレミア席6,500円、S席4,500円、A席3,000円、B席2,000円
03-3443-1524 (10:00〜20:00、月曜定休)
高輪プリンツヒェンガルテン内 国立シンフォニカー事務局
チケットピア 0570-02-9999、国立楽器国立店 042-573-1111


ブログランキング・にほんブログ村へブログランキング ブログ村
  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月09日

一橋祭で「関東大震災『払い下げられた朝鮮人』」を聞いて

11月5日(土)、一橋大学の「一橋(いっきょう)祭」に行ってきました。

昨年までは子供の大学だからと多少ミーハー気分での見物でしたが
今年はどうしても聞きたい講演があったので、目的を持って出かけました。

「関東大震災からの問いかけ − 『払い下げられた朝鮮人』」です。

どうせ行くならばウォーキングも兼ねて一石二鳥にしようと、
歩いて50分かかるJR南武線の南多摩までウォーキングしました。

途中、こんな写真を撮ったりして道草したので、時間オーバーしましたが。

walk11053

















南多摩から電車で谷保に行き、谷保から大学まで15分歩きました。

大学の東キャンパスと西キャンパスが向かい合う大学通りの横断歩道は
人、人、人で大混雑。

ikkyo111
















西キャンパス門
ikkyo112
















西本館の教室でその講演は行われました。
来場者は概ね中高年でした。さしずめ生涯学習といった感じでした。

講師は、元一橋大学教授で、在日韓人歴史資料館館長の姜徳相氏でした。
講師のお話の後、ドキュメンタリー映画『払い下げられた朝鮮人』(1986年)を
約1時間にわたり見て、再びお話を聞きました。

ikkyokor11
















日清、日露、韓国併合、大正デモクラシー、第一次世界大戦を経て、
ファシズム国家へと日本が移行していく過程で起こった関東大震災下での
朝鮮人虐殺は、偶然ではなく必然であった、

つまり、それに先立つ30余年におよぶ日朝間の矛盾が渦巻いていた中に、
こうした必然が起こる土壌があったというものです。

1919年の三・一独立運動に、高まる国民意識を見て危機感を抱いた日本。

「植民地とは常に戦争状態を内包した支配、被支配関係である。」
この言葉が印象的でした。

それにしても、虐殺された人の数、2人という説、いや1万人だという説、
2人 or 1万人、これほどいい加減な噂が飛び交うなんてことがあろうか?

それほどまでに、解明がまだ十分になされていないということです。

亀戸事件を調査するために外国から視察が来るというので、
慌てて亀戸の証拠を隠し、急遽、収容者を千葉県の習志野収容所に連行。

習志野では虐殺が陸軍の仕業であることを隠すために、
今日は2人、明日は3人と、朝鮮人を自警団や近隣の村に払い下げて虐殺させた。
穴を掘って、そこで首を切って、穴に転落させるというふうに。

言葉を発音させて一定の訛りがあると朝鮮人と判断して連行。
虐殺は他にも船橋や、荒川放水路の四ツ木橋などでも行われました。
機関銃によって、あるいは民間人の手によって、虐殺は9月6日まで続きました。

北総鉄道の建設現場で強制労働をさせられていた朝鮮人労働者のうち、
婦女子は、とても口では表現できないような方法で虐殺が行われたと、
当時を回想する巡査の証言もありました。

八千代、船橋の住民の証言、高津観音寺(曹洞宗)僧侶の話もありました。
この観音寺には、韓国から贈られた普化鐘楼、ならびに慰霊碑があります。

無政府主義者の大杉栄らが震災後のどさくさに紛れて連行、虐殺された
甘粕事件にも見られるように、震災前の日本に既に、危険思想の持ち主や、
不安要素としての朝鮮人は消しても良いという風潮が出来上がっていたのです。

何も知らない母親までが、赤ん坊が泣けば、
「泣きやまないと、朝鮮人が来るよ!」と脅した時代だそうです。

話を戻すと、
甘粕事件では憲兵大尉の甘粕自身が首謀とされていますが、
甘粕の独断であのような事件を起こすとは考えにくいという話もありました。

これを聞いて私も、陸軍がカモフラージュのために憲兵に払い下げた事件、
つまり、甘粕が陸軍の罪を被った事件なのではないかと思いました。
少し調べたところ、上原勇作の命令だったという説があるようです。



1900年、山県有朋によって軍部大臣現役武官制が敷かれから、
陸軍(参謀本部)が日を追って権力を増してきます。

1912年、二個師団増設問題で上原勇作陸軍大臣が辞表を出したとき、
軍部大臣現役武官制を盾に第二次西園寺内閣を総辞職に追い込むという横暴を
陸軍はやってのけました。

こうして大正年間から関東大震災後へと社会不安が増大する中で、
ついには1925年に治安維持法の制定を許してしまうという流れになって、
ますます陸軍の暴走を許し、昭和の不幸を招く結果となってしまいました。

司馬遼太郎が、震災後の昭和初期について次のようなことを書いています。
『この国のかたち1』より一部引用)

"統帥権"の無限性より 
昭和ヒトケタから敗戦までの十数年は、ながい日本史のなかでもとくに
非連続の時代だった・・・・・、あんな時代は日本ではない・・・・・
日本史のいかなる時代ともちがう・・・・・、

"雑貨屋"の帝国主義より
日本は、日露戦争終了後、五年して韓国を合併・・・・・、
数千年の文化と強烈な民族的自負心をもつその国の独立をうばう・・・・・

年表
1905 日露戦争終了
1910 韓国併合
1923 関東大震災
1925 治安維持法
1926 昭和始まる
1931 満州事変
1937 盧溝橋事件:日中戦争
1941 太平洋戦争
1945 終戦

前代未聞の不幸な戦争を体験するにいたった昭和幕開けの前夜に
隣国と日本との長い間の交流を打ち砕く歴史があったという事実を、
真摯に受けとめなければなりません。

関東大震災から88年経った今、その時代を知る人が少なくなっても、
決して風化させてはならないと思うのです。

姜徳相先生、ご苦労さまでした。
また講演会を主催した一橋大学の、青年・学生実行委員会<なあがら>の皆さん、
歴史を考えるきっかけを与えてくださり有難うございます。


ブログランキング・にほんブログ村へブログランキング大学受験  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月08日

圧巻!エベーヌ弦楽四重奏団

またまた日にちが経ってしまったが、
どうしても日記に書いて長く記憶に留めておきたいこと。

11月2日(水)、銀座ヤマハホールで聞いた
フランスのカルテット、エベーヌ弦楽四重奏団

もはや自分の乏しい音楽知識、観賞力、表現力では
この感動をうまく表せないのが残念だが、とにかくスゴイ!

すごいアーティストが現れたものだ。
極上の意味でのsensationalと言うのが相応しいかもしれない。

ebene2
















Photo:(C)Julien Mignot

ニューヨーク・タイムズ紙によると、
"ジャズ・バンドへ自在に変容することができる弦楽四重奏団"

この4人の新世代フランス人音楽家は別格であり、
今日の室内楽シーンでおそらく最も創造的なアンサンブルである。
大きな成功をもって聴衆を魅了し続け、
室内楽ジャンルの熱心なファンに変えた。
彼らのパフォーマンスは極めて説得力があり、
ステージ上の存在感はカリスマ的でさえある。



ebene1

















Photo:(C)Julien Mignot

ドビュッシー 弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
ブラームス 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.51-2
*****
ウェイン・ショーター  フットプリンツ
エデン・アーベ  ネイチャー・ボーイ
Wise/Leeds/Russel/Roubanis   ミザルー(パルプ・フィクション)
ブラッド・メルドー  報われぬ思い
アストル・ピアソラ  リベルタンゴ
マイルス・デイビス  オール・ブルース&ソー・ホワット



ドビュッシーの一楽章が始まるや、たちまち釘付けになってしまった。
息をしていることを忘れるほどに、のめり込んで聴いてしまった。

圧巻のプレーヤー達。
かくも繊細かつエネルギッシュな新世代の演奏家が出現したことがうれしい。

重厚優美なブラームスを経て、後半はジャズへ。

ウェイン・ショーターの作品を聞けて興奮した。

先ほどまでのクラシックのチェリストがベース奏者のごとくに変身した。

ヴァイオリンが、かくもジャズ的な音色を出せることに仰天した。
あるときはテナーサックスのように、またジャズ・トランペットのように、
七色に変化する。

ビオラもまたあっぱれ。
クラシックではもっぱら中声部の重要な担い手であるビオラが、
時としていきなり表に現れて、ビオラの醍醐味をたっぷりと聴かせてくれる。
先ほどまでブラームスを弾いていた大男のビオリストがである。

マイルス・デイビスのこの作品は初めて聞いたのだが、
いきなり馴染みのある旋律が聞こえてきて、思わず横に座る子供の顔を見る。

と、彼もまた同時に私の顔を見る。
そして一瞬、笑みを交したのであった。

子供が時おり弾くラヴェルの弦楽四重奏曲 第一楽章からの旋律!

マイルス・デイビスのこの曲に、元からラヴェルが含まれていたのか、
ここでの即興で挿入されたのか、私たちは知らない。

機会があれば是非また押しかけて行って聞きたい演奏家である。

NHKでの放送を心待ちにしている。


ブログランキング・にほんブログ村へブログランキング ブログ村
  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月07日

模試は受けずにマイペース「数列月間」2ヶ月目

もう長いこと模試を受けていない気がするなあ。
って、9月末には代ゼミマークを受けていたのですよね。
そんな前のことでもないか。

そう言えば10月の終わりに成績表が届いていましたね〜。

大した成績でもないし、仮に良い成績だとしても、
今の段階で一喜一憂してもしょうがないし、などと勝手な言い訳をして、
成績表はしまい込んでいました。

とにかく当分は模試は受けないと決心したのです。

私と同じように中高年(40代以上)で国立大学再受験を目指している人は
私の知る限りでも10人はいます。
氷山の一角でしょう。おそらく全国で数百人はいることでしょう。

私の知る人は皆さん来年センター試験を受けられます。
私は今年記念受験をしましたが、来年はパスします。

彼らは中高年再受験ブログ仲間同士、「戦友」と呼び合っていますが、
私はまだ「戦友」の仲間に入れてもらえず、いわば村八分です(笑)

その「戦友」のほとんどが模試を受けない主義なのですね。
ただ私ひとりだけが、高1、高2、高3・高卒レベルの模試を
せっせと懲りもせずに受け続けてきたのです。

受験料にいったいどれだけ費やしたことか!

基礎もあやしい自分が何故に高3・高卒模試まで受けたかと言うと、
それは、日本史と世界史の勉強のペースメーカーが欲しかったからです。

でも、国立受験ではやはり何と言っても数学が鍵を握っているでしょう。
その数学がまだ全然なのですから、結果はいつも惨めでした。

だから、模試はしばらく控えて、数学をもうちょっと何とかすることにしたのです。

模試を受けていた頃は、ベクトルも! 微積も! 対数も! と焦りまくって、
結局どれもこれも入口のところを見直すだけで、受験レベルではなかったのです。

しばらくは模試を受けない!と決めてから、気が楽になりました。

何も、全分野についていっぺんに受験生になる必要など少しもないのだから、
ひとつひとつ順番に受験生になっていけば良いのだから!

こうして10月と11月が「数列月間」となったのです。
昨日も、そして今日も、数列です。

去年わけが解らず癇癪を起して放置してあったシグマにもすっかり慣れたし、
漸化式も徐々に抵抗がなくなりつつあります。

センター過去問の数列、2007、2008、2010、2011年は、ほぼ完璧です。
今週から、2009年度に取り組みます。

「数列月間」と決めた以上、他の(数2Bの)分野には見向きもしないので、
これが精神衛生上、とても良いのですね。

その代わり、この2ヶ月が過ぎたら他の(数2Bの)分野に移るのだから、
今のうちに、とことん数列をやっておくんだよ!!
ということでもあります。

このことがまた一層、意欲を掻き立てるのです。
よしっ、今しかやれない!ってね。


でも、1Aとなると、話は別ですよ。

二次関数、図形と計量、確率だけは、センター問題を解くレベルになったので、
これは日課として、適宜、または、交互に、とにかく欠かさず取り組んでいます。


ブログランキング・大学受験(本人・親)・日本ブログ村へブログランキング ブログ村
  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月06日

震災後のサバイバルは「待つ」から「動く」への意識転換から

少々日にちが経ってしまいましたが、
10月終わりのある日、某社団法人主催の講演会を聞いてきました。

東日本大震災と原発事故に伴う風評によりかつてない苦境に立たされている
我々通訳ガイドのサバイバルに関するものです。

しかし実際には、職業に関わらず、普遍的な価値を持つ、
サバイバルのための自己意識改革への提案でした。

参加者の多くは60代、70代で、中には1950年からこの道一筋に生きてきた
80才を越える高齢者もいました。

大半が男性で、企業戦士を定年退職してセカンドライフに通訳ガイドを考える
団塊世代と思われる姿も見受けられました。

ええっ〜、もはやセカンドライフの職業になり果てたの?
これを専業にずっと生きてきた我々はどうなるの?

1ドル360円時代には、運輸省の難関「通訳案内業」試験に合格しガイドになると
「民間の外交官」として持てはやされた、あの憧れの職業は一体どこへ?

「観光立国」を目指す日本の動きに完全に逆らっているじゃない?

2008年リーマンショック以来、否それ以前から斜陽の一途をたどってきた職業を
震災と原発事故が襲い、今や完全に経済的弱者と位置付けられてしまいました。


ともあれ、
3名の講演者によるお話から貴重なヒントを得たので記録しておきます。

1. これまで我々の大半は、旅行会社に頭を下げて登録してもらい、
  仕事の依頼が来るのを、ただ受身的に待っていたのではないか?

2. 経済危機や自然災害、原発事故といった、自分には成す術のない出来事を
  ただ不運だと悲観し、誰かが何かしてくれるのを待っているだけではないか?

3. ここで、そろそろ受身的な姿勢をやめて、

  ひとりひとりが「日本のセールスマン」として「日本」を売り込む、
  あらゆる手段を通じて「安全な日本」「美しい日本」をアピールするといった
  発想の転換をはかれないか?

4. 我々の中に一体どれほど「個人事業者」の自覚を持つ人がいるのか?
  弁護士や税理士同様に「士業」とされ、名称が「通訳案内士」に変更されて
  久しいが、おそらく大半の人は旅行会社に雇われている気分でいる。

5. 雇われ気分、つまり「他力本願」でいたのでは、
  その旅行会社が倒れるときには、自分も運命を共にする。

6. そうではなくて、自分が主体となって行動を起こす。

  例えば、お薦めの旅プランを立案し、海外の旅行会社に直接提案する。
  反響が得られれば、実現出来るように後は旅行会社にお願いする。

  旅が成立した暁には、プラン料をちゃんと請求し、
  責任を持って自分がその旅に添乗し、ガイドを務める。

7. 何ごとも一点集中はリスクが大きい。少なくとも三点にリスクを分散する。

  契約会社を複数にする、
  異業種の資格を取り、異業種との接点で新たな可能性を模索、編み出す、
  コンサルタント業(資格不要)と抱き合わせて何か出来ないか考える、など。

  人との差別化を試みることで、新たな可能性が生まれるかもしれない。

8. 自宅を事業所として登録し、青色申告をする。 または会社を作る。
  これに関しては自分は白色申告をしており、また別業種で会社も作ったので、
  今のところはこのままで良い。

9. 合衆国では「フリーエージェント(誰にも雇われない人)」が労働人口の
  4分の1を占めるという事実がある。
  我々も、「誰かから仕事をもらう人」から「自分で仕事を生みだす人」へと、
  意識改革をはかる時期に来ている。

以上、とりとめもないメモ書きですが、今後の指針としました。


まあ、何にせよ、思い立ったら行動開始ですね。

その第一歩として、
Facebookに載せておいた白川郷の合掌造の写真にコメントをくれたドイツ人に、
白川郷と合掌造の説明を書いて返信しました。

また海外の某社に売り込みメールを送り、さっそく昨日、前向きの返事が来ました。

「待つ」から「動く」へ、意識の転換が始まりました。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキング ブログ村


この機会に、講演会で紹介された本を載せておきます。
自分はまだ読んでいませんが、寄せられた沢山の講評を読むと、
困難な時代を乗り切るための生き方の選択肢としてヒントになりそうです。

freeagent





フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
  
Posted by MIKO Comments(0)

2011年11月03日

相模川から津久井湖へウォーキング3(発電、エネルギー)

相模川から津久井湖へウォーキング1(河岸段丘)
相模川から津久井湖へウォーキング2(川、岩石、扇状地)の続きです。


今回は最終回で少々長くなりますが、中ほどより下に、
津久井湖の神秘的な景観の写真を6点載せていますので是非ご覧ください。


城山ダムの区域に差し掛かると、
思いがけず左手に「城山ソーラーガーデン」が見えてきました。

太陽光発電普及の試みとして平成10年に設置された発電規模80kWの施設です。

shirosolar2


















クリーンエネルギーであるとの評価のある太陽光エネルギーですが、
果たして十分なエネルギーを供給できるかと言えば、否です。

太陽光はお天気次第、また夜間や日の短い冬期には供給量が減ります。
年中安定した供給量を保てないというデメリットがあります。

さらにパネルを設置する場所にも限界があるでしょう。
仮に日本中の全部の家の屋根にソーラーパネルを設置したとしても、
その面積は国土の1%にも満たず、しかもそこで集められる太陽光のすべてが
効率よく電化されるわけではないそうです。

風力にしても地熱にしても、克服すべき問題がまだまだあるようです。

shirosolar1


















さて、また地図です。
今度は城山ダムが地図の右下に来ています。

tsukumiLmap




















城山ダムに着きました!
折から放水中の光景を見ることができました。

相模川を堰き止めて作ったダムです。
堤高 75m
重力式コンクリートダム
竣工 1965年
出力 250,000kW
目的 相模川の洪水調節、横浜市、相模原市、川崎市、湘南地域への
   上水道と工業用水の供給、発電(揚水発電)

揚水発電が一般の水力発電と異なるのは、電力の需要が少ない夜間に
電気を使って水を高地に引揚げ、電力の需要の多い昼間に、その水を使って
水力発電を行う点で、電力の需給バランスを保つのに貢献しています。

揚水発電所はふつうは電力会社主体により運営されるものですが、
この城山ダムは神奈川県が主体となって運営されています。

shiroyamadam



















ダムの後方に津久井湖が見えます。

shirodamtsukui

















ダムを作るために、
いくつかの村が湖底に沈んだのです。

水力発電は元々の自然を破壊することの上に成り立っています。
複雑な気持ちになります。

津久井湖のレポートに進む前に、受験地理の知識を少々。

日本の電力供給源は近年において大きく変化しています。
1950年代に主力だった水力発電が、60年代に火力に逆転されました。

【理由】
1. 高度成長期に、より効率の良い発電方法が求められる中で、
一定の地理的条件を満たす広大な場所を必要とする水力発電は非効率的
2. 建設に莫大な費用がかかる
3. 自然破壊、村の水没による社会的コストが大きい
4. 電力消費量の多い大都市や工業地帯まで遠いことによる送電上の問題

電気はあまり保存がきかないので、燃料が近くにあり、また生産した電力を
すぐに供給できる臨海地区で火力発電が行われるのは当然の成り行きですね。

でも、オイルショックを契機に、80年代から火力発電にも衰えが見られ、
代わりに原子力発電所の建設が相次ぎました。

【現在のエネルギーと電力の供給割合】
水力8%、原子力29%、火力62%(石油13%、石炭27%、LPG22%)、その他1%

【日本のエネルギー自給率】
たったの4% !(水力、太陽光、地熱、バイオマス)。
石油、石炭、液化天然ガス(LNG)、原子力の燃料ウランは、ほぼ全部輸入です。
「エネルギー白書」による)


やっと、津久井湖に着きました!
 
tsukuiL1



















三井(みい)大橋より(↓)

それにしても美しい眺めです。
湖に沈んだ村の人々の、郷土への叫ぶ想いを、せめて償おうと、
精一杯に美しい姿でたたずんでいるようです。

tsukuimiibridge



















三井大橋に平行して歩行者専用橋が目下建設中でした。

tskuimiipedbri



















三井大橋の後、名手(なで)橋まで山の中を歩きます。(緑の線)

tsukuiko2




















名手(なで)橋の左側の景色

左に見えるあの山の中を通る515線を歩いてきました。
車1台がやっと通れるほどの狭い道ですが、全面通行止めとなっています。

人影がまったくなく、ときおり鳥か野生動物のしわざか、
カサカサっと枝葉や繁みが騒ぐと、どきっとして音のした方に目をやる・・・。

そんな、一人だったら昼間でも怖くて歩けないと思える道でした。

tsukuinadeb1



















515線は木が繁茂しているため眼下の湖は望めません。

ところが、通行止めの区間が終わり、人家がまばらに建つ部落を通り抜け、
角を曲がり、この吊り橋を少し渡ったとたんに、が〜んと胸を打たれたのです。

忽然と現れた美しい景観に衝撃を受けたことは前にもあります。
大正池を過ぎて角を曲がった瞬間に、屏風のごとく輝きながら高く聳え連なる
穂高連峰を見たときです。

あの上高地の衝撃とは比べられないにしても、徒歩で来られる範囲に、
かかる美しい景観が隠されていたことに、驚きと感動を隠せませんでした。

そこに、脱都会派、自然志向の人々が粋な居を構えていることも驚きでした。
電車など問題外、バス停や小中学校や商店ですらも大変に遠いというのに。

そしてこれは神奈川県と東京都のほぼ境目にあたります。

tsukuinade4



















今度は名手橋の右側(↓)です。

ここに来て子供がもらした言葉。
「ある意味、津久井湖の方が相模湖よりもはるかに神秘的だ。」

私もこれほど神秘的な湖をあまり見たことがありません。
ザルツカンマーグートですらもっと明るい開けた印象を持ちましたから。

左右の山のふところに抱かれて、ひっそりと静まり返る空間は、
不気味なくらいに神秘をたたえていました。

tsukuinadeb2



















tsukuinadeb3



















相模川(津久井湖)はここで、大きく蛇行しているのです。
そのことがことさらに美しさを際立たせているのでしょうか。

4時になろうとしていました。
明るいうちに相模湖に着くのは無理と判断しました。

名手橋からだいぶ歩いて大通りに出ると、ちょうどそこへバスが来たので
三ヶ木まで乗っていきました。

バスの中で携帯電話が鳴りました。
今日送ったメールはきわめて急ぎの案件だと言うのです。
ウォーキングの途中でネットに繋いだときにそのメールは既に見ていました。

そうか、それほどに急ぎなんだ、家に帰ってからでは遅いんだ。
そこでバスの中で手紙の文章を練って下書きすることにしました。

三ヶ木で降りて相模湖行きのバスに乗り換えると、まもなく、
帝京大学薬学部の学生さんたちでガラガラのバスが満杯になりました。

そして、走っている途中に真っ暗になりました。
暗闇でも車窓からわずかに相模湖の湖水が見えてきました。

ここにJR中央線が通っています。
相模湖駅前でバスを降りると再度パソコンを開いて手紙を打ち込み、送信しました。

この日は、思う存分にウォーキングを楽しめただけでなく、
地理や地学の好きな子供と一緒だったおかげで、色々なことを教えてもらえて、
とても勉強になったし、また後々の生涯学習のためにも大きな刺激となりました。

歩数合計: 35,286歩
意外に少ないのには驚きましたが。


ブログランキング・にほんブログ村へブログランキング ブログ村
  
Posted by MIKO Comments(0)