全国通訳案内士、旅程管理主任者。
ドイツ語・英語のガイド国家資格と英検1級・独検1級を所有。

バイオリン&教育ママ人生の思い出と生涯学習による終活日記。

お能、長唄三味線、バイオリン、ピアノ、河川水路・史跡巡り、ウォーキング、ハイキングなどを楽しみたい♪

2010年11月28日

芦ノ湖の富士山と、ガイド業

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あちこちの学園祭を飛び歩いた後は、仕事の1週間でした。
見積書を送ったり、問合せメールに返信したり、出納帳をつけたり。

その合間を縫って、ガイドの仕事もありました。
グリム兄弟の町「カッセル」からいらしたご夫婦と一緒に歩き回った日々。
その最後を締めくくった、11月27日(土)の箱根観光。

朝一番のロマンスカーに乗って、二人を迎えにいきました。
二人は、保津川下りや京都観光をやった後、再び関東に戻ってきたのです。

恩賜公園からの、芦ノ湖と富士山の眺め (↑の写真を拡大したもの)

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恩賜公園は、立ち寄る人が少ないので、とても静かな穴場です。

私は時間の許す限り、いつもここに来ます。
特に、昨日のように絶景の富士山が見える日には、絶対に外せません!

さて、見晴らし台で、見知らぬ日本人男性から声をかけられました。

話を聞くと、その方は、昔、イタリア語のガイド国家試験に合格し、
今から2週間後に、ロシア語ガイド国家試験(2次)を控えているとのこと。

サラリーマンなので、ガイドとして働いたことは一度もないそうです。

「ガイドじゃ、食べていけないですものねえ~~。」と、二人でため息。

語学は単なる趣味とのことで、これぞ、 賢明な生き方!!

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ロマンスカーで東京に戻りました。 お別れの言葉。

特に何らすごい具体的なイメージも描かずに、取り合えず日本に来てみたが、
変化に富んだ行程で、見るもの、経験するもののすべてが、期待をはるかに上回り、
国に帰ったらぜひ人にも「日本」を勧めたい。 それに、ガイドが素晴しかった!

貧乏覚悟のこの稼業ですが、このひと言で、すべての苦労が報われます。

      

一人だけの夕飯を作る気がしないので、帰りは外で食べました。

栗カボチャと松の実のお粥と、ミニ酸辣麺と、杏仁豆腐。

お粥は、はとむぎ入り。麺には、蒸鶏と豆腐とトマト。
セットで1,080円(涙)ですが、頑張って働いたのだから、自分へのご褒美です。

ちなみに、この「粥餐庁」という、超お気に入りのお店、
私の行動範囲では、新宿と、あと、セントレア空港にしかありません。

ウォーキング記録:
11月23日 都内1日観光 歩数:26,327歩
11月24日 日光日帰り観光 歩数:19,230歩
11月27日 箱根観光~東京 歩数:17,741歩

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2010年11月26日

英語考、民法出でて忠孝亡ぶ?

久しぶりにまた会った子供との会話の中に、

外国人を先頭に、ハロウィンの衣装をまとった幼児の行列が、
英語で歌い踊りながら練り歩き、その後を母親軍団が踊りながら付いていく、

そんな光景に出くわしたという話が。

ああ、聞いただけで背筋が寒くなりました。

いったいこの国は、どうなっているのかと!

自分も子供も、決して国粋主義者ではありませんが、
こうやって、深い考えもなく、無差別に、アメリカ文化を受け容れることが
信じられないのです。

幼児に英語を習わせたい母たちの行為なのでしょうが、こんな方法では、

英語に熟錬できないことは勿論、目に見えているし、

そんなことよりも、日本人、アジア人としての、アイデンティティ、尊厳、
そういったものを育んでやれません!

「民法出でて、忠孝亡ぶ」

の民法典論争ではないですが、
不用意な外国文化の摂取は、自国の文化と価値観の喪失に繋がります。


最近、電車の中で、国学院大学のポスターが目に留まりました。
はっきりとした文言は覚えていませんが、およそこんな感じです。

日本人はなぜ日本から学ばないのか?

そのポスターのことを子供に話したら、彼も見たとのこと。
見たどころか、彼は、つくづく、じっくりと全部を読んだとのこと。

私はキャッチフレーズしか読んでいないのですが、
その文言と外国人の写真が、極めて強い印象に残ったのです。


自らの子育て経験も踏まえて、世の若いお母さんたちに言います。

幼児に英語を習わせても、日常的に英語を使うのでなければ、
あまり多くの効果は期待できません。

大抵の場合、英語を勉強するのは、中学校からで十分です。

社会に出てから、学界やビジネス界で通用する英語とは、
ネイティブ風の発音のお面をかぶった、文法的骨子の欠けた、
ブロークンイングリッシュではありません。

正しい文法に則った、教養ある大人の英語こそが要求されます。

それは、中学、高校から大学へと続く、受験英語の中で学びます。
ですから、重視すべきは、受験英語! そして、それより何よりも、

教養ある日本人として、海外から一目を置かれるためには、
まずは、自国を知ること。


将来、自国を誉めるにも、批判するにも、無知では始まりません。
英語云々以前に、そもそもスタートラインに立っていないのですから。

アメリカかぶれよろしく行進する時間とお金があるなら、
幼いときにこそ、日本の伝統やアジアの文化に触れさせるべきです。

東洋人としての自覚、誇りを、大切にしましょう。  
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2010年11月21日

東大駒場祭とタキシード

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かなり前から口うるさく言っているのに、
何ごとにおいても、ぎりぎりまで行動を起こさない子供。

案の定、本番の前日にタキシードを買いに行く始末。
その上、カマーベルトがない、蝶ネクタイがないと騒ぎ出して、・・・

「そんなら、お前、何でもっと早く準備しないの!!」と、怒る母。

結局、今朝、親子で蝶ネクタイを買いに行きました。
ついでに、ポケットチーフとカフスボタンも買ってやりました。 親馬鹿っ!

衣裳の件では昨晩さんざん喧嘩しましたが、何とかぎりぎりセーフ。
というわけで、母、京王線の駒場東大前駅に到着。

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毎年2月末に文科類の入試会場になる駒場キャンパスの正門。

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既にお昼を済ましていたので、模擬店は、ぜんざいだけにしました。
これ、すっごく美味しかったですよ~!

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さて、お目当ての演奏会です。
泣けた~♪ 音楽、良すぎ、演奏、上手すぎ!

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「衣裳持ち帰り係」になったので、子供の着替えを待っている間、
麻衣子ちゃんの茶道部に寄ってみました。

ミス東大09の、あの池田麻衣子ちゃんです。
活発な現代っ子ですが、着物が大好きで着付けに慣れているのですね。

ホント、可愛い~~!
3歳のときから、顔、ちっとも変わってない(笑)

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09年ミス東大決定の模様(昨年の拙ブログ記事)はこちらに

東京大学駒場祭は、今日から11月23日(祝)までやっています。
詳しくは、駒場祭公式サイト  
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2010年11月19日

東京外国語大学「外語祭」

今日の東京地方は快晴。
朝起きると、窓の外には雪をかぶった富士山がくっきりと綺麗でした☆

こんな日は最高の文化祭日和です。
そこで、午後から東京外国語大学に行ってきました。

とてものどかな郊外の住宅地にそれはあります。

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キャンパスに入ると、真っ先に目に付くのが、中央広場の模擬店です。
でも、ここの模擬店は他の大学とは違うのですよ。

さすが、外語大だけあって、めちゃくちゃ国際色豊かなのです。
そして、いたるところ、各国の民族衣装をまとった学生が!

こちらは、チェコ共和国のお料理です。
個人的には、チェコとのお付合いが長いので、ちょっと興味があるのですが、
今回はパスしました。

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代わりに、ちょっとめずらしい?カンボジアの「お粥」をいただきました。

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食べ終わると、真っ先にお目当ての朝鮮舞踊に go !

こちらは、「トラジ」という踊りです。
トラジとは日本語で「ききょうの花」という意味。

日本の植民地時代に、苦しみ悲しみの中でも、強い芯をもって生きた
朝鮮女性の姿を、ききょうの花にたとえて表現します。

こぼれるほどの笑みを浮かべて舞った後には、苦しみが訪れ、
悲しみに打ちひしがれ、・・・ そしてまた希望の光を見つけて明るく生きる。

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朝鮮舞踊の後は、クラシック・バレエ部の発表を見に行きました。
創部8年目にして、初めて、ひとつの完結した演目に挑戦したそうです。

それは、「くるみ割り人形」。
クリスマスが近い今には、ぴったりの選曲ですね♪

踊りの上手さもさることながら、こちらも朝鮮舞踊同様に美女ぞろい。
そして、王子様は、すっごくイケメンで、踊りが上手~。

「くるみ」のために衣裳を揃えたので、部費では賄えず追加出費だったと、
部長さんが泣く泣く裏話を語ってくれました。

そこで、わずかですがカンパを入れてきました。

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バレエの後は、再び広場に出て、お腹がすいてきたので、
中国料理の模擬店に行きました。

大きなゴマ団子2個を合わせて、これで500円。
味も良いし、ボリュームもあって、超お薦めです。

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そんなこんなで5時前には真っ暗になり、それでも賑わう広場では、
野外ステージで朝鮮舞踊が始まりました。

こちらは、「ノドゥルカンビョン」という踊りです。
朝鮮に古くから伝わる民謡で、少女たちが川辺で楽しく遊んでいる様子を
描いているそうです。

「外語祭」は、今日から23日(祝)まで毎日やっています。
詳しくは、外語祭 GAIGOSAI

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2010年11月17日

生きていることが親孝行

母を亡くして7年目の秋が、まもなく過ぎようとしています。

あの秋の朝、仕事先の旅館に子供からかかってきた電話。
いまだに信じがたい思いがけない母の突然の死の知らせでした。

娘の私を、献身的に育ててくれた母。
父が逝き、娘が東京に引っ越した後、名古屋でひっそり暮らしていた母。

その後、東京に呼び寄せ、一緒に暮らすようになり、そして、
子供が生まれてからは、孫の世話に生き甲斐を見出す母でした。

母と暮らした年月は長かったのですが、思えば親不孝の連続でした。
勉強しない娘を持つ苦労は計り知れなかったと思うし、
大人になってからも、結婚が破綻したり、転職を繰り返したりして。

そして、シングルマザーになってからは、
子供の教育、特にバイオリンの早期教育のことで喧嘩が絶えず、・・・。

そんな母と娘ですが、母が亡くなるその年か、その前年だったか、
二人で一緒に歩いたことがあります。

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初めて歩くその道を、二人でどんどん進んでいくと、
途中に安らげる場所を見つけました。

ベンチに腰掛け、
「こんな静かな良い場所があるんだねえ。」と、お弁当を広げました。

先日、思い出のその場所、そのベンチをもう一度見たくなって、
探しに行きました。

どんどん歩いていって、・・・・・ ついにありました。

ああ、ここだったんだ!と、なつかしさがこみ上げてきました。

親孝行したいときには親はいないと言いますが、もしかしたら、
娘が生きていること、それ自体が既に親孝行だったのかもしれません。

このベンチで娘と過ごした時間は、母にとって
小さな幸せな瞬間だったに違いない。

そう、思うことにしよう。

帰りの道を埋め尽くす落葉が、今年もまた秋の終わりを告げていました。

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2010年11月14日

勉強する科目の優先順位

東進センタープレを12月23日に、センター試験を1月15日に控え、
旅の仕事もオフシーズンに入ったので、いよいよノルマ表を作りました。

数1A、数2B、日本史、漢文、古文、現代文、英語、地学、・・・。

この中で、今、一応毎日かかさずやっているのは、数学、日本史、漢文。
日によって、地学、古文、英語、現代文が加わります。

本当は、最初、毎日全科目というノルマ表を作ったのですが、
時間の使い方が下手なので、半分も出来ないうちに夜になってしまいます。

爽やかなお天気の日は、ウォーキングで気分転換と健康増進をはかるのですが、
ウォーキングの時間も馬鹿になりません。

一旦出ると気持ちが良いので、ついつい1時間を超えてしまい、
帰り道に買物に寄ったりすれば、都合2時間近く帰ってこないことになります。

でもねえ、勉強机にかじりついたままじゃ、学習能率にも限界があるわ!
そこで、今週ウォーキングで集めた落ち葉を、勉強机に飾ったりしてみる☆

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まだどの科目もやりかけで、点数に結びつくところまで行っていません。

例えば、日本史など、大きな時代の流れはつかんでいるのに、
センターの正誤問題では、本当に点が取れません。

それで、日本史ばかりやっていると、
ああ、地学がまだ全然だわ、どうしよう!

漢文の句法をコツコツやっていれば、
ああ、英語もやらないと、勘が鈍って読むスピードが落ちてしまう!

こんな風に心配し出したら、もうきりがありません。
そこで、よくよく冷静になって考えてみます。

すると、やはり、行き着くところは、一にも、二にも数学。
そう、数学を何とかしないと、私の場合、センターどころではありません。

そして、数学と並んで大切なのは、自分にとっては、社会!
やればやっただけ伸びる社会に、たっぷり時間をかけないと!

その他の科目は、数学と社会をやった後に残った時間で、
毎日とは言わないまでも、何とか工夫して、交互にやりくりする。

なんてノルマ表に書き変えて、机の、目に見えるところに置いてみる。

優先順位を間違えたら大変なことになるので、
常に意識しながら進めなければ。
  
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2010年11月12日

現代文は勉強しただけ伸びるのか?

現代文の出来る出来ないはセンスの問題であるから、
勉強したからといって成績が伸びる保証はない。

このようなことをよく耳にします。

一方で、現代文とは、明治以降の近代化の中で西欧から取り入れられた
「論理」で構成されているので、論理さえ追っていけば必ず解答にたどりつける
との主張も聞かれます。

私は長いこと前者の考え方をしていたので、現代文はまず勉強したことが
なかったし、子供に対しても現代文のことは一番の後回しでした。

その子供が1浪時、国立二次の1ヶ月前から猛烈に現代文をやっていました。

「あと一ヶ月しかないのに、今さら現代文やったって時間の無駄じゃないの?
それよりも、社会とか英語、古文、もうちょっと何とかなるんじゃない?!」

そんな言葉を投げかける母に、子は、きっぱりと、

「そんなことはない。現代文はやればやっただけ伸びる!」

そう言って、黙々とやり続けたのでした。

その結果、現役時と比べて、2次の国語の点数は、
48 → 63 と、15点(31.25%)の伸び、
それが国語全体(120点)に占める割合は、12.5%でした。

国語には古典と漢文も含まれていますが、この伸びは明らかに
現代文によるものだったそうです。

たった一度きりの、身内の者による証明、これが他の人や、他大学の試験、
他の問題にも当てはまるのかどうかはわかりませんが、少なくとも、あの一ヶ月、
現代文を頑張ったということが相当な自信となったことには違いありません。

現代文にまだまるで手をつけていない自分も、やらないうちから「無駄だ!」と
決めつけることはしないで、現代文の読み方、解答の導き方を学んでいこうと、
今まさに始めたところです。

そのために、まず選んだ参考書は、
『出口のシステム現代文(センター対策編)』(水王舎)です。

レビュー1  センター評論問題の解き方
レビュー2  センター小説問題の解き方  に続いて、
演習 評論問題  (1) ~ (4)
演習 小説問題  (1) ~ (4) 

の、合計10題で構成されています。

これを、12月22日までに、つまり今から40日間に、一通り終わらせる
というノルマを課しました。

自分自身での実験の始まりです。
やってみないことには何もわからないので。  
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2010年11月11日

-6分の1の面積公式

11月7日(日)、初めて次の公式を勉強しました。

マイナス6分の1から始まる面積公式

- 1/6 (β - α)3乗

これは、本当に  「感動もの」 でした。


どうして、その公式が導き出されるのか、試しに、
∫《上:β、下:α 》 (x - α) (x - β) dx  から計算してみました。


途中、いやになっちゃうほど、アルファとベータの記号が並びましたが、
我慢して、もう少し続けると、やがて

= 1/6 (β - α) (- β2乗 + 2αβ - α2乗) になって、

それから、さらに続けると、

= - 1/6 (β - α)(β - α)2乗 に変わって、

最後に、ついに、

= - 1/6 (β - α)3乗

の形になりました! \(^∇^)/


これ、絶対に覚えること!
そうすると、とんでもなく面倒な積分計算が、楽勝になるぞー!


ただし、式を立てる前に、まず、グラフを書いてみること。

どちらの放物線(または直線)が、どちらの放物線(または直線)の
上にあるのか下にあるのかを判断するためで、

その上下を間違えると、せっかくの公式も無意味になるので。

そして、グラフを書くためには、その準備段階として、

因数分解するか、解の公式を使うか、平方完成をするなりして、
両方の線の交点や、頂点などを知って、おおよその位置関係を知ること。


新しいことを知るって、いくつになっても、楽しいことだ o(^-^)o  
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2010年11月09日

疲労と、空腹と、ニーチェと

最近の子供の疲れ方は普通じゃありません。

1. 家に帰るのに、都内で電車に4時間も乗っていました。
寝過ごして終点まで行き、そのまま折り返した電車で反対方向の終点まで行き、
それでも懲りずに再び折り返して、また寝過ごして。こんなことが1週間に2度も。

2. 講師を勤めている塾で、塾長さんが、
「みんなのおかげで、生徒の皆さんの力が伸びてきています。
遅くまで残って報告書を書いてくれているみんなに、今日からパンを支給します。」

深夜に塾から帰宅するや、真っ先にこのことを大喜びで報告した子供。
それほどに、疲れて、お腹をすかして、仕事をしていたのです。


秋晴れの爽やかな日となった11月8日(月)、ウォーキングの途中で、
これから塾に行く子供のために、差し入れを買いました☆

ファミマの栗赤飯おにぎりと、スパイシーチキン!
ゆっくり座って食事する時間さえ取れない、忙しい子なのでねえ・・・。

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深夜過ぎ、塾から帰ると、
「お母さん、助けて欲しいことがあるから、まだ寝ないでね!」

そして差し出したのは、大学の授業の原書講読の課題です。
ニーチェの哲学書からの抜粋です。

一日の終わりの疲れた母でしたが、困っている子を助けられないようでは
どうするのと、大いに張り切りました。

ニーチェの文は長くて難解ですが、うまく教えられて良かったー☆

ここで思い出すのは、自分自身が学生時代に読んだ(読まされた)本、
アリストテレスの『ニコマコス倫理学』(岩波文庫)。

日本語なのに意味不明でレポートが書けず、名大の友人に助けを乞いました。
あれが提出できなかったら、宗教の単位落としていただろうからなあ・・・。

大学生活とは、受験生から社会人になるまでの橋渡しのモラトリアムだと、
よく批判的に言われますが、世の中、遊んでいる学生ばかりではありません。

学業面での苦労は当然のこととしても、社会やサークルの構成員としても、
日々の課題に真剣に立ち向かっている学生を、たくさん知っています。

ウォーキング。 あたりは、すっかり晩秋。
(11月8日の歩数: 8,326歩)

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2010年11月07日

漢文、地道に

ようやく本気でやり始めた科目、そのひとつに漢文があります。

その昔、中学生のとき、先生に指されて黒板の前に立たされ、
「返り点を打て。」 と言われました。

手も足も出ず、クラス中の視線を浴びて、真っ赤になりました。

すると、先生は、クラス中で一番勉強の出来る女子Sさんを指名。
Sさんは、前に進み出ると、いとも簡単に返り点を打ちました。

クラス中が私のことを、「あいつは、やっぱり馬鹿だ。」と
思ったに違いありません。

あのときから、漢文なんか、大キライ!
それっきり、中高時代を通じて、漢文は一切捨ててきました。

でも、今は違います。
今は、故意に勉強の出来る子と出来ない子とを比較して、
みんなの前で恥をかかせようとする意地悪な先生はいません。

私自身がやるか、やらないか、だけです。

あちこちで見聞きした結果、良書との評判の高い
『漢文ヤマのヤマ』 に落ち着き、ようやく疑問・反語を終えました。

勉強したことを、毎回ルーズリーフにまとめています。

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今やって良かったと思えるのは、年とった分、言葉を味わえる点です。
(少なくとも、幼かった中高時代の自分では、味わえなかったはず・・・)

人非生而知之者。孰能無惑。(師説)

人は生まれながらにして之を知る者に非ず。
孰か能く惑ひ無からん。

人は生まれながらにして何でもわかっているわけではない。
誰が迷いなくいられようか。
(いや、誰しも迷いなしにはいられない)。  
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2010年11月06日

一橋祭に行ってきました☆

今日はどうしても一橋(いっきょう)祭に行きたかったので、
朝から集中して勉強し、午後に時間をゲットしました!

一橋大学の国立キャンパス。真ん中を通り抜ける大学通り。

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東キャンパス正門。

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キャンパス・マップ。

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西キャンパス、歴史的建造物の兼松講堂。
今日はここで、一橋ミスコンがあったのですが、満員で入れませんでした。
明日は、ここでホリエモンが講演します。

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西キャンパスでピクニックする若者達

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人気のアカペラグループ「The First Cry」

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モダンジャズ研究会♪

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おみくじコーナーもありました。
いっぱい結ばれた凶のおみくじ、やばいなあ!

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中国人留学生に勧められて、こちらで水餃子をいただきました。
本場の味で、美味しかった!

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一橋祭と時を同じくして、大学通りでは「天下市」が開催中。
数え切れないほどのお店が軒を並べる中、私は去年食べて気に入った
サツマイモ・スティックのお店を捜して、人混みを掻き分けて進みました。
あった、あった!

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飛びついて買ったものの、食べ切れなくて家に持ち帰りました。

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国立まで行ったからには、自分へのお土産は、後、これ ↓
紀伊国屋のフォルコルンブロートが値引きになっていました。
210円 → 168円 (嬉)

一橋祭は、7日(日)まで開催されています。詳細は、一橋祭公式サイト

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2010年11月05日

論理と集合 ab < a+b は・・・

11月4日(木)、5ヶ月ぶりに、数Aの 「論理と集合」 を復習し、
次の問題で躓きました。

ab < a + b は、 a + b < 4 であるための ?

① 必要条件であるが、十分条件ではない
② 十分条件であるが、必要条件ではない
③ 必要十分条件である
④ 必要条件でも、十分条件でもない


4月に初めてやったとき、何となく勘でやって正解したのですが、
その後、二度と勘が働かず、ウヤムヤなまま放置してありました。

どうも、この分野は、じっくりと取り組まないうちから、
苦手意識だけが先行してしまって、これまで避けてきました。

センター試験では、毎年例外なく出題される分野で、その配点も大です。
12月のセンタープレを前にして、いよいよ無視できなくなりました。

そこで、今回はウヤムヤに終止符を打ったので、まとめておきます。


a + b < 4 と ab < a + b を、場合分けして考える。

(1) a + b < 4

a と b を、座標のように表すと、可能性のあるのは次の3とおり。
(a, b) = (1, 1) (1, 2) (2, 1)


(2) ab < a + b

ab - a - b < 0
a (b - 1) - b < 0
a (b - 1) - b + 1 - 1 < 0
a (b - 1) - (b - 1) - 1 < 0
(b - 1) (a - 1) - 1 < 0
(b - 1) (a - 1) < 1

a, b は 正の整数であるから、

b - 1 ≧ 0,   a - 1 ≧ 0  より
a = 1  または b = 1


a = 1  のとき、
 b < 1 + b で、 b の可能性は無限
b = 1 のとき、
 a < 1 + a で、 a の可能性は無限

ゆえに、ベン図で描くと、
ab < a + b は、 大きい 〇
a + b < 4 は、  小さい 〇

したがって、答えは、

ab < a + b は  a + b < 4 であるための、
必要条件であるが、十分条件ではない。
 (解答 ①)


ああ、くたびれた~! 頭、痛い~!

ちなみに、これ、センター過去問です。
習熟するまで、しばらく繰り返しが必要です!
  
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2010年11月03日

大学祭の季節到来

ふと気がつくと、11月は、あちこちの大学の学園祭の季節でした。

一番身近なのか、どうなのか?
一橋大学のスケジュールを調べてみたら、
  一橋(いっきょう)祭が、明後日からでしたー!!

11月5日(金)、6日(土)、7日(日)の3日間、
  一橋大学の国立キャンパスで開催されます!

盛りだくさんのプログラムの中、
  6日(土)の午後には、「ミス一橋コンテスト」 が、
  7日(日)の午前には、「ホリエモン講演」 があります。

ホリエモン講演、聞いてみたい気がするなあ!
それに、久しぶりに、国立キャンパスを歩いてみたい!

詳しくは、一橋祭学園祭公式サイト


この他、同じくお膝元の、
東京外国語大学 「外語祭」! こちらは、
  11月19日(金)~ 23日(火)。

去年の、各国料理、美味しかった~!
今年もまた行ってみたいなあ~。

詳しくは、外語祭 GAIGOSAI


それから、
東大の駒場祭、こちらは、
  11月21日(日)~ 23日(火)。

あいにく、今のところ、一部仕事と重なってしまって行けませんが、
初日だけは、出来れば、出かけたいなあ。

去年は、子供のバイオリンの幼馴染で、私のお友達の娘さんが、
「ミス東大」 に選ばれたのでした! あれから、もう1年かー!

詳しくは、駒場祭公式サイト


勉強したいので、学園祭で遊んでいる場合ではないのですが・・・(汗)

それに、子供のオケのステージ衣裳が、今回からタキシードになると聞き(!)、
慌てている母でもあります。

ああ、せっかく去年、上質のステージ用スーツを新調したばかりなのに、
また大急ぎで、タキシードを用意してやらないといけません(泣)

紳士服量販店に、タキシードの既製品、置いてあるのかしら?!

もう! お金のかかることばっかり!
まあ、でも、ステージ用スーツは、成人式にも着せたから、
一応、半分は元が取れたかなあ?


話は反れますが、先日、つとさんからヒントを得て、
サツマイモ・サラダを作ろうと、試みました。

おイモを煮ている間、数学に夢中になって、煮過ぎてしまいました。

形のくずれかけたおイモに、ヨーグルトとマヨネーズを混ぜたら、
よけいにくずれてしまって、・・・ マッシュポテトとまでは行かないまでも・・・。

でも、味は OK でした。 でも、何かが足りなかった。
き、き、きゅうり~?? そ、そんな~!!

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2010年11月02日

下町情緒と都会のイルミ

「11月は外に出る仕事、なさそうだから、思いっきり勉強しよっと!」

そう思って、手作りの 「勉強チェックリスト(全科目)」 11月版を印刷して、
「さあ!」 と意気込んでいたら、

11月1日(月)、仕事になってしまいました。

働かなければ食べられないので、仕事があるのはありがたいことですが、
家の生活に慣れてきた矢先、また都心に出るには、ちょっと勇気が要りました。

某企業の幹部とそのVIP顧客をお連れして、都内を回りましたが、
「Eine schöne Stadt! (素敵な街!)」と言っていただけたのは嬉しかった!

最後に行った浅草寺で、時間が余ったので、ちょっと裏の路地を見せたら、
下町の飲み屋街の素朴な賑わいに惹かれた、エリートビジネスマン3名。

「ちょっと座ってビールを飲もう!」 ということになりました。

勤務中にビール?!
本当はご法度なのですが、顧客企業幹部とそのVIP顧客のご希望なので、
「やむを得ない!」 と、15分ほどお付合いしました。

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ハイヤーに戻ってから、ドライバーさんにそのことを報告すると、

「ああゆうところに行ったら、ホッピーを飲まなくっちゃー。
ビールなら、ドイツでいくらでも飲めるでしょう。」

と言われてしまいました。 そうなのかー。

で、ホッピーって何?
その場で聞くのが恥ずかしいので、家に帰ってからネットで調べると、
「麦酒味の清涼飲料水」のことでした。

それにしても、
いつもは、成田 → 都内 → 会議 → ビジネス・ランチ+ディナーで、
すぐにまた成田から飛んで帰ってしまうというビジネスマン。

ホワイトカラーばかりではない、もうひとつの東京の素顔も見られて、
「こんな東京を体験したのは、はじめて!」 と大喜びされました。

      

夕方、無事、お客様をお送りした後に見る、都会のイルミネーションは
ことさらに印象的でした。

illumptnov














赤羽橋の交差点から見た、東京タワー。
5時40分だというのに、もう真っ暗闇。 もう冬はすぐそこですねえ。

tkt_akab  
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