全国通訳案内士、旅程管理主任者。
ドイツ語・英語のガイド国家資格と英検1級・独検1級を所有。

バイオリン&教育ママ人生の思い出と生涯学習による終活日記。

お能、長唄三味線、バイオリン、ピアノ、河川水路・史跡巡り、ウォーキング、ハイキングなどを楽しみたい♪

2010年05月31日

バイオリン武者修行

子供の肺炎は、どうにか軽くてすみそうです。
ご心配いただきまして、ありがとうございます。

それだけに一層、コンサートに出られなかったことは不憫ですが、
「すべては体が資本!」ということを身にしみて感じたことと思います。

とにかく、今週いっぱいは、すべての日程をキャンセルして、
大人しくしてもらわないといけません。

それでも、ときおり布団から抜け出してきては、バイオリンの奏法や
楽器の音の鳴る原理などを研究しています。

陸上短距離走でスピードを出すためには手足をどう動かしたら良いのか、
その無駄を削ぎ落とした究極の「動」のメカニズムを、すでに小学生の頃から
オリンピック走者のビデオで研究していた子供です。

今は同じようなことをバイオリン奏法についてやっています。

ツィガーヌや、カプリス、シャコンヌなどの難曲にいくつか手をそめた後、
小2や小3で弾いたことのあるモーツァルトのコンチェルトに立ち返り、
それらを大人になった今、いかに演奏できるか?

豊かな感性と確かな技術とが表裏一体になって初めて到達できる境地を求めて
子供のバイオリン武者修行はまだまだ続きます。


こちらは、
ドビュッシーの 「月の光」 (演奏は、故ダヴィッド・オイストラフ)

これには、泣けるぅ。



こちらは、大好きな
ブラームスの 「ヴァイオリン協奏曲」 ニ長調 op.77 第1楽章

バイオリン: ダヴィッド・オイストラフ
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮   モスクワ放送交響楽団

ああ! 大好きなオケと指揮者との組み合わせです!
それに、あの甘くて渋いメロディ、高校生のときから耳に焼き付いて離れなかった ・・・

  

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2010年05月29日

子供の病気とセンター数学

明日のコンサートを前にして、ついに子供がダウンしました。
リハーサルの最中に高熱が出て、病院で「肺炎」と診断されたそうです。

度重なる徹夜練習と、徹夜明けの授業、そして夜は塾講師に家庭教師。
そんな不摂生な生活が続いていた上に、母親が仕事で長期の外泊。

どうせ、ろくなものを食べていないのだろうなあ、
無理がたたって、そのうち体を壊すのではないかしらと心配していたら、
案の定。 それも、よりによって本番の前日にです。

朝、知人や友だちに、「聞きに来てね!」とメールを送った親馬鹿な母は、
夕方には、「ごめんね。病気で出られなくなったの。」のメールを発信。

でも、もっともっと大切なコンサートが、一ヶ月先にあります。
そちらに出られなくなる方が、もっとずっと残念なので、
今回のことは教訓にして、早く治すことに専念させます。

    

母親の方は、子供がそんなことになっているとは知らなかった昼間、
買ったばかりの 「黄チャート2B」 指数関数の導入部、Check Checkを
頑張っていました。

若い頃、食わず嫌いで数学を捨てていたので、高校数学は未知の世界です。
だから、取り組む分野が、どれもこれも、新鮮に映ります。

理科も地歴も大いに気になるけれど、まずは数学が緊急の課題だと思うと、
時間さえ出来れば、どうしても数学の方に手が伸びてしまいます。

センター数学だけでも何とか形にしないと、受験の入口に立てません(汗)



『和田式センター数2B』 が今日から書斎に仲間入りしました。

2Bは1Aと違って、ちょっとでもかじっていれば点を取れる小問があると読み、
それなら、マーク模試でも、まるで零点ということはないかな?と思っています。

明日はコンサートを聞きにいかないので、指数のCheck Checkを繰り返したら、
対数を少しかじり、あとは、1Aの二次関数、三角比、必要十分条件などを練習します。

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2010年05月27日

数2Bに突入!とオケ練

昨日、6日ぶりの帰宅途中、重い旅行ケースを引きずって本屋さんに寄り、
2011年センター数学の赤本と 数2B の黄チャートを買ってきました。

ああ、重かったぁ~、ふぅ~。

夜は、久しぶりに会った子供と回転寿司に行きました。

食べ終わると、子供はコンサート前の徹夜練習に出かけました。
連日、徹夜で、体もつのかなあ?

今週末に弾きます。

「明日は、弓の毛替えと、弦の張り替えと、楽器のオーバーホールに行くから、
2万くらいかかるよ~!!」と言い残して、出かけていきました。

母の方は、今日から、2Bの指数法則、 やるぞ~!


math_c_2b

















自宅マンションの鉢植え。
まぶしいくらい鮮やかでしょう?

Blume1  
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2010年05月26日

近づく模試と、仕事

この間、大阪から帰ったばかりだというのに、すぐにまたツアーが始まってしまって、
もう5日間も家を離れています。

この5日間、子供は音信不通。
いったい、昨日は、今日は、どこで何をしているのか?

でも、便りのないのは元気な証拠と言います。

きっと、コンサートのための練習と、塾講師、家庭教師、そして本業の大学で忙しくて、
母親にメールする暇などないのでしょう。

母の方は、ツアーとツアーの間の束の間の休日に、駿台マーク模試を申し込み、
コンビニで代金も払ってきました。

メールで受験票も届き、後は、7月25日の試験を待つばかり。
ところが、仕事ばかりで、勉強が思うようにはかどりません。


5月22日(土) 富士 五合目

fuji_may22
















5月25日(火) 富士 五合目

また~?!?
いい加減、いやになっちゃいますが、お客様は毎回違う人なので、

「お天気が良くなりますように! 富士山が見えますように!」と、
前の晩には、しっかりとお祈りをして寝ました。

今回のお客様(総勢200名近く?)は本当にご高齢の方ばかりです。
70歳以上なんてごく当たり前。80歳以上の方々も大勢いらっしゃいます。

写真は、89歳のご主人と奥様。

62年前に出会い、制服姿のハンサムな青年士官に奥様が一目惚れして、
3ヶ月後にゴールインしたそうです。

fuji_may25


















25日の午後は箱根に回り、芦の湖の湖畔でピクニックタイム。

自由時間がとれたので、波打ち際の芝生に座って、メールを書きました。

ウグイスをはじめとする鳥たちのさえずりが、打ち寄せる波の音に混じり、
そよ風が肌を心地よく撫で、お日様と新緑に包まれて、幸せな気分に浸れました。

ashi_25may

















自由時間の後は、観光船に乗って、湖をわたりました。
風が思いっきり強かったけれど、とっても爽やかな陽気で、
皆さん大満足してくださいました。

ashi_25may1


















ああ、いよいよ今日、6日ぶりで家に帰れます!

帰ったら、洗濯をして、散らかっているにちがいない台所を片づけたら
即、勉強開始です!! 待ちに待った、本格的な勉強!

二次関数、必要・十分条件、サイン・コサイン、絶対値 ・・・・・ に加えて、
いよいよ、2Bの指数へ突入です。

地学もやらなくっちゃ! お星様や太陽の明るさのこととか ・・・・・。
地歴は、また迷い始めました。 やっぱり日本史にしようかなあ?
ああ、漢文も! ああ、どうしよう! 何も手をつけていないに等しいです。

駿台マーク模試!
高校生のときに受けた、旺文社以来の模試受験。

にわかにドキドキしてきました。  
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2010年05月19日

三日月と金星の接近

5月16日(日)

この日は、金星と三日月の大接近が見られる、またとない機会だと聞いたので、
日没後、京都駅に出かけました。

駅舎のてっぺんのパノラマガーデンからなら、
きっと良く見えると思ったからです。

JR京都駅舎構内。
登りエスカレーターの途中から、在来線の改札口周辺を見下ろしたところ。

kyoto_st1

























天にも届くような(ちょっと大袈裟かな?)無数の階段と、
それと平行して上へ上へと伸びるエスカレーター。

上まで登り切ると、そこは、伊勢丹の11階につながっています。
吹き抜けの構内を覆う屋根も途切れ、オープンエアのガーデンが始まります。

kyoto_st3
























この写真は、今のぼってきたところを見下ろしたところ。
去年巨大なクリスマスツリーを撮影したステージ様のスペースが下に見えます。

kyoto_st2


















さーて、お楽しみの天体観察タイムの始まりです。
完全に日が沈み、西の空が青みを帯びてきました。

あっ! あった!! 金星を下からすくうような格好で、三日月が!!

venus_moon1_16May2010
























しばらく待つと、空の色が、群青色に変わってきました。
夜の8時ちょっと前。 三日月と金星の距離がさらに縮まったように感じます。

venus_moon2_16May2010























感動しました!!

写真では見えないのですが、三日月の暗い部分の丸い輪郭が見てとれたので、

「わあ~、金星に照らされて、お月さまの輪郭が見えてる~~!!!」
なんて喜んだら、それは、単細胞 MIKO の大きな誤りでした。

自分から見たときに両天体が近くに見えるだけで、金星と月は遠~いのでした(汗)

センターで地学を選択するのですが、今のところはまだこんな調子です。  
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2010年05月18日

旅だより、京都・奈良より

5月15日(土)

鹿苑寺金閣
言わずと知れた、室町時代の3代将軍、足利義満の金閣です。

当時の金閣は昭和25年(1950年)に同寺の若い学僧の手による放火で焼失したので、
現在あるのは1955年の再建です。

三島由紀夫の小説 『金閣寺』 にこの放火のことが描かれていますね。

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龍安寺
細川勝元が創建した、臨済宗(禅宗)のお寺。

室町時代を代表する有名な枯山水(いわゆる、龍安寺の石庭)があります。

15の石を配したお庭の解釈は、見る人のその時々の心を反映すると言われ、
ちょっと哲学的な境地のことになるので、単細胞のMIKOには、まだようわからん!

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龍安寺の境内、天に向かって真っすぐ伸びる 「北山杉」 の林。

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この日は、京都三大祭のひとつ、「葵祭り」の本番に当たりました。

猛暑の中、人垣をかきわけて見に行った割には、感動はゼロ。

上賀茂神社で見たならば少しは感動があったのかもしれませんが、
市内で行列を見た限りでは、士気に欠け、退廃としか思えませんでした。

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5月16日(日)

平安神宮の神苑

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菖蒲(アヤメ?)

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睡蓮(スイレン)

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5月17日(月)

宇治 平等院 「鳳凰堂」
平安時代、11世紀半ば、藤原道長・頼通親子ゆかりのお寺です。

鳳凰堂の中には、仏師定朝による寄木造の「阿弥陀如来像」があり、
鳳凰堂の前に広がるお庭は、阿弥陀仏の西方極楽浄土を表しています。

10円玉の裏に描かれていますね!

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東大寺
東大寺は、奈良仏教のひとつ、華厳宗の総本山。

聖武天皇の遺物を保存する校倉造の正倉院や、お水とりで有名な二月堂をはじめ、
数々の建造物や仏像等が東大寺に属しています。

中でも有名な大仏は、聖武天皇の詔により都の安泰を願って752年に建立されました。
その後、平氏による焼き討ちなど数々の災難に遭うたびに、鋳造が繰り返されたため、
現存する大仏の頭部は江戸時代のもので、奈良時代の姿をとどめるのは台座のみと
なっています。

nara_daibutsu  
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2010年05月16日

朝鮮高校にも無償化を!

先日ツアーの途中立ち寄った駅前に、大勢の朝鮮学校の生徒たちの姿がありました。
黒い制服を着ているので一目瞭然です。

街頭署名運動の光景でした。
署名運動の趣旨を聞くと、鳩山内閣の「高校無償化制度」に伴う、

「朝鮮高校にも差別なく、すみやかに無償化適用を! 私たちも同じ高校生です!」
というものでした。

ご存じない方が多いかもしれませんが、日本にある外国人学校は、
アメリカンスクールであれ、ドイチェ・シューレ(ドイツ人学校)であれ、
日本の学校制度に基づく教育機関とはみなされず、今なお「各種学校」扱いです。

都道府県よりこの同じ「各種学校」としての認可を受けた外国人学校の中で、

朝鮮学校だけが、今回の「無償化制度」に伴い、文部科学省にて専門家らによる
「審査」が必須となり、無償化の対象にするかどうかの決定が8月ごろまで
先送りとなったそうなのです。


なぜ朝鮮学校だけが「検討」の対象となり、結論の先送りとなったのか。
これは不当な差別であり、「法の下の平等」や「教育の機会均等」をうたった
日本国憲法に違反するものであるという訴えです。

この場面に遭遇して、もちろん、私は即座に署名をした者のひとりです。

在日の保護者達は日本人の保護者同様に、納税義務を果たしています。
それにもかかわらず、今後、高校無償化の実施に伴い扶養控除額が引き下げられる
ことになると、

朝鮮学校については、無償化の対象となるまでは、
「給付なし、控除なし」の二重の苦労を強いられることになる恐れがあるそうです。


これに関して、5月14日午後のニュースです。
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朝鮮学校除外なら「差別」=高校授業料無償化で国連人権弁務官

5月14日 時事通信

来日中のピレイ国連人権高等弁務官は14日午後、都内で時事通信など一部メディアと
会見し、日本での高校授業料実質無償化の対象に朝鮮学校を含めるかどうかの問題に
ついて、朝鮮学校が除外された場合、「差別」に当たるとの見解を示した。

ピレイ氏は、高校授業料の実質無償化を「大変良い進歩的な措置」と評価した上で、
「教育を受ける権利は日本に住むすべての人に広げられなければならない。でなけれ
ば差別だ」と強調。「授業料の免除はすべての生徒に広げられるべきだ」と訴えた。
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差別の理由が知りたいものです。
拉致云々が問題となっているならば論外。 許せないことです。

第二次世界大戦後の、朝鮮戦争後の、米ソ対立のもとに塗り替えられた歴史によって、
それよりも前から日本に在住する朝鮮人子弟の待遇に差別があるべきではありません。

かりそめにも、少しでも日本史を勉強したことのある常識人なら、
6世紀~8世紀の日本がどれだけ朝鮮半島から文化的貢献を受けたかを知るべきです。

仏教伝来、東大寺の大仏建立は言わずもがな。

8世紀の奈良の人口の大半は渡来人。
中でも役人や文化人、芸術家の大半を占めたのは朝鮮半島からの渡来人であった
という説が有力です。

今年、遷都1300年を祝う「奈良」は、渡来人の力によって成り立ったと言っても
過言ではないくらいです。

京都もしかり。平安京以前に遡ると、同地を支配していた氏族の秦(はた)氏は
渡来系で、百済出身とも新羅出身とも言われています。

また桓武天皇の母親は、れっきとした百済からの渡来系氏族の出身です。

そもそも朝鮮への偏見、差別は、豊臣秀吉の朝鮮出兵に遡ると言われています。
しかし、その後1910年に日本の植民地とされたことが、今日にいたるまで続く差別を
決定的なものにしました。

秀吉が朝鮮半島から連れてきた優れた陶工たちが、世界的に高い評価を受けている
日本の陶磁器制作の基礎を築いたことをご存知でしょうか。
茶道に用いられる茶器も、その元をたどれば、朝鮮の陶工が基礎を築いたものです。

長い歴史の中で日本が受けた多大なる恩恵を忘れて、近年の植民地化や、拉致問題
によって、差別を続けるのは、日本人、日本国家として、恥ずべきことです。

子供の彼女が在日だからという理由で、特別に贔屓しているわけではありません!

これは、私が過去20年以上にわたって、テーマのひとつとしていることです。

  
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2010年05月14日

旅だより、岡山の巻

この間の週末からずっとツアーに出ています。

昨日は岡山に行ってきました。
子供が生まれるより前に行ったきりなので、20数年ぶりのことです。

金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並んで、日本の三大庭園のひとつに数えられる
岡山の後楽園。1700年に完成した江戸時代を代表する池泉回遊式庭園です。

とにかく広い! そして、背景のなだらかな山々の借景が素敵です!

行く前に、「あまりにも久しぶりだから少し不安になった。」と子供に言うと、
「高校のときに行ってきたよ~~! とにかく広くて静かだったあ~!」
と教えてくれました。

子供は中学高校時代に、青春18切符で、北海道から、四国、九州まで、
全国をくまなく回っているのです。

oka_korakuen_May2010


















後楽園を後にして、旭川の橋を渡ると、そこはもう岡山城。

空襲で焼けたので戦後の再建になりますが、もともとは関ヶ原以前の
築城の特徴をとどめる貴重な文化遺産でした。

okayamac_May2010


















お城を前にして、笑顔いっぱいの皆さん。
はるばる、ベルリン、ハンブルク、シュトゥットガルトからいらっしゃいました。

okayamac_th_May2010


















一方、仕事で勉強がはかどらない自分は、内心、笑顔どころでありません。

ホテルでも早起きして、数IAの図形と二次関数を少しずつやっています。
最近、正弦・余弦定理、三角形の面積などに入ったところです。

教材は、もっぱら、和田さんの本と、白チャート、センター過去問です。

社会や国語までは、とてもじゃないけれど手が回りません。
地学の天文分野に、少しだけ手をつけました。

来週、ツアーから帰ったら、7月の駿台マーク模試を申し込みます。

岡山城、天守閣前のヒラドツツジ。

hirodatsutsuji_okayamac  
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2010年05月07日

朝鮮舞踊、愛の架け橋

2010年5月6日(木) 18:30 東京文化会館大ホール

金剛山歌劇団の創立55周年特別公演を見てきました。
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団とのコラボレーションです♪

朝鮮半島が日本の植民地だった1930年に民族舞踊を取り入れて創作された
現代舞踊の流れを汲み、1955年に在日朝鮮人によって創立された芸術団体。

異国日本において、南北の国籍ではなく、朝鮮民族としてのアイデンティティを
確立し擁護していきたいとの願いを舞台芸術に託して活動しています。

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30代の頃から、なぜか、古代における朝鮮半島と日本の交流、人物往来、
仏教伝来、渡来人といったテーマに興味を持っていた私は、大学に入り直したら、
朝鮮半島と日本の交流史を勉強したいなどと考えたことがありました。

それとは関係ないのですが、たまたま子供の彼女が「在日コリアン」で、
朝鮮舞踊をやっている関係で、今回の公演のことを教えてもらいました。

彼女の 「ヤバイほど素敵!」という言葉に誘われて、
子供と一緒に見に行きました。

オケピでは東京シティ・フィルが生伴奏。
もちろん、生の歌唱もたっぷりと聞けました。

koreand2
























民族色豊かな衣裳と振付の作品もあれば、バレエに似た作品もありました。
トーシューズは履いていないものの、まるで幻想的なコール・ド・バレエを
見ているような錯覚に陥る場面もたくさんありました。

舞踊、音楽、衣裳、照明、美術が織り成す、総合芸術です。

「在日」たちの、祖国愛と、統一への祈り、生まれ育った国 「日本」への想いを、
舞台芸術を通して、広く伝えていこうというものです。

あまりの見事な踊りと美しい舞台、祖国を思う気持ち、会場の熱狂に酔って、
帰りの電車の中ではしばし余韻から覚めることが出来ませんでした。


ミーハーのようですが、記念グッズ売場に素敵なTシャツがあったので
買ってしまいました。金剛山歌劇団の英文名がプリントされています。

ちなみに、金剛山とは、現在の北朝鮮にある標高1638mの山で、
古来より朝鮮半島では霊峰として崇められているそうです。

なお、朝鮮舞踊の魅力については、2009年11月23日の拙ブログ
「東京外国語大学文化祭」でもリポートしています。

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2010年05月05日

端午の節句と母への想い

子供の一歳の誕生日を前にした、20年前のあの日、初節句を祝って、
亡き母が鎧兜を贈ってくれました。

日本橋馬喰横山の鎧兜職人さんのところに、まだ歩けない子供を抱いて出かけ、
編み込む糸の配色や、革の染具合などを相談して、作っていただきました。

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子供が小学生の頃までは、毎年欠かさず飾っていたのですが、
大きくなるにつれて、押入れにしまったままの年がほとんどでした。

でも、今朝! ついに、頑張って、飾り付けしました!!

子供をひとりで産み育てると決めた日から、全面的にサポートしてくれた母。

子供が中学2年生の秋、15年ぶりのガイド復帰の初仕事で私が外泊をした、
よりによってその夜に、母は、自宅のお風呂で誰にも気づかれずに他界しました。

sekku2
























妊婦時代には、栄養のバランスの取れた朝食を用意してくれ、
出産後は、会社に行っている間、ミルクを飲ませ、オムツ替えや洗濯をしてくれ、
保育園に行くようになってからは、夕方のお迎えを担当してくれ、
小学校に入ると、夕方の時間帯や、長い夏休みの間、子供をみてくれました。

一時期、子供のバイオリンのレッスンにも立会い、レッスンの記録ビデオを
撮ってくれていたこともあります。

おばあちゃんがいなかったら、この子は育ちませんでした。
私一人の力で育てたと思ったら大間違いです。

同居の母がいて、保母さんや、行政や、近所のお母さんたちの助けがあって、
はじめて、シングルマザーの子育てが可能となりました。


感情の起伏が激しく、家庭内ではときとして、興奮しやすい私を、
おっとりとなだめてくれる、頼もしい子供に育ってくれたのも、
私一人の力で育てなかったからです。

親の独りよがりで育てるのは危険なこともあります。
家族はもとより、広く社会全体で育てていただくことで、
健全な精神が育っていくのだと思います。

昨日はひどく落ち込んで、何も手につかなかった私ですが、

「いい加減にそういう考え方はやめな! 幸せになれないよ!」

と、今日、子供に諭されました。

子供の日に、子供から教わる。 ・・・ もう、完全に、立場が逆転ですね。
「老いては子に従え」 の諺どおりです。

今日は気持ちをリセットして、図形を勉強しています!  
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2010年05月03日

焼もちと、勉強が、活力源

数1A
いよいよ本格的に図形に突入。
Y軸とX軸に半径1を取って描いた単位円上で、サイン、コサインを求める方法を学ぶ。
コサイン150度でも出来るようになった~~! \(^∇^)/

正弦の定理、余弦の定理まで進む。
あとは、復習して、和田さんのセンター対策本と、白チャートで演習だあ!

地学I
中経出版の合格文庫 『一問一答 まる覚え』 を開始。
まず、5章 「天文分野」。

参考書をだらだら読んでいく方法ではなく、いきなり問題に当たってみて、
解からないところを参考書や地学図表で調べる方法に変えました!

漢文
日栄社の 『集中2週間完成 漢文』 を開始。
いまだに、返り点の付け方を間違えています(涙)

    

子供はオケの新歓合宿から帰るや、彼女と旅行の相談。
節句の飾り付けをしようと思っていたのに、やる気が失せたよ・・・。

友がGWで家族と出掛けるのを、恨めしそうに、遠くから想像する。
焼もちを、焼いてみたかった。

で、本当に焼いてみた!

今日は、ふてくされて、憂さ晴らしに、3時間も昼寝しちゃったけれど、
お餅の入ったぜんざい2杯食べて、かろうじてまだ生き延びています。

こんなとき、勉強があって、命拾いしたあ!

zenzai  
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